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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「貴方に溺れて」ツイッターネタ媚薬セバシエR-20
  昨日、フォロワー様の呟きに、お邪魔して盛り上がったネタ。
 セバスチャンが壊れ?てます。
 Mセバスでも大丈夫なお嬢様だけどうぞ(*^_^*)
 表現が卑猥でストレートですので、背後注意で・・・
 何方かセバシエ媚薬ネタアンソロ作って下さいませ~買いま~す!!!


           「貴方に酔わされて」   
  コト・・・
 「どうして僕にコレを?」
 「伯爵の数奇な運命に同情してさ・・・」
 「お前・・・面白がってるだろう?」
 「その目!!!いいいね、いいね♥君は変わらない。悪魔になっても・・・」
 葬儀屋の目の前のシエルの瞳が真っ赤に染まる。
 セバスチャンと同じ罪の色・・・
 「対価は?お前はただで僕に何かをくれる程、善人じゃないだろう?伝説の死神アンダーテイカー・・・」
 「懐かしいねぇ・・・今回はおまけだよ?その代わり、感想を事細かに包み隠さず、教えて欲しいねぇ・・・ひょっとしたら効き過ぎて、死んじゃうかも知れないよ?君には効かない様に作ってみたけど、過ぎた効果は、破滅を齎すからねぇ・・・それでも使うかい?執事君への逆襲に」
 ヘラヘラと笑う葬儀屋の目が一瞬輝いた。
 「ああ・・・その為に、お前に話を持ちかけたのだから・・・手間を取らせたな。解った・・・面倒だが、お前の望みは叶えてやろう。しかし悪趣味なのは相変わらずだ」
 シエルはウンザリとした顔で立ち上がり、出て行く。
 「その時を待っているよ。伯爵・・・」
 以前自分を抱えて、人の目に止まらぬ速さで走り抜けたセバスチャンの様に、屋根伝いにシエルは駆けて行く。
 人に見られぬ程の高さの木に止まると、漆黒の羽根を広げ、セバスチャンの城へと戻って行く。
 ウィリアムの鳩が届けた伝言に呼び出されたシエルは、城にセバスチャンを置き去りにしたのだ。
 自分が悪魔になって以来、疎遠な関係に見られた二人・・・
 シエルが倒れるまでは・・・
 セバスチャンは気付かなかった。
 シエルに心まで、囚われ、縛られている事に・・・
 サーカスの潜入調査で、シエルの発作を初めて目にしてうろたえた様に、慌てたセバスチャン。
 シエルが人の魂を食らわないのは、セバスチャンを契約に縛りつけたまま、『死』を選んで、復讐するつもりだったのに・・・
 自分の心はクロードに囚われた時、気付いてしまったから・・・
 セバスチャンを愛していると・・・
 「お帰りなさいませ、坊ちゃん・・・黙って出掛けられるとは・・・」
 「煩い!僕の自由だろう?」
 口を開けば嫌みばかりの男に、心まで奪われて・・・
 「そうですね・・・今の貴方は私の保護は必要ない・・・」
 その言葉の意味が、シエルには理解出来なかった。
 セバスチャンは嘘は吐かないが、本当の事も言わないから・・・
 「もういい・・・さっさと行くぞ!」
 「御意・・・お食事されませんと、貴方の体が持ちませんから・・・」
 悪魔の食事・・・
 人の魂を食らわず、悪魔は生き続けられない。
 最低限の食事・・・
 精気を食らう事・・・
 ドサッ・・・
 寝室に着くなり、セバスチャンに押し倒された。
 「この駄犬!少しは待てんのか・・・」
 「ええ・・・貴方を生かす為だけの行為としか、思って下さらない薄情な主人には、体で解っていただこうかと・・・」
 「フン!お前は言葉と行動が違い過ぎて読めん!手袋を外せ、上着だけでも脱げ!」
 自分はあっと言う間に、肌蹴られ、殆ど服を纏っていないのに、セバスチャンは執事然として自分を抱くのだ。
 『冷たくなった肌を感じたくない』と言われてる様で・・・
 心が軋む。
 悪魔となっても変わらない感情をシエルは持て余していた。
 「これは・・・失礼しました・・・」
 ゴソゴソと上着を脱ぐセバスチャンに隠れ、シエルは葬儀屋の用意したものを口に含んだ。
 セバスチャンが振り返った時、口付けて、流し込むソレ・・・
 冷たい液体が口の中に流れる違和感。
 「坊ちゃん・・・あっ・・・」
 ドクンとセバスチャンの体が跳ねた。
 「何を・・・飲ませ・・・くっ・・・」
 途端に熱くなる身体に、セバスチャンは目を見開いていた。
 口元を近くのシーツで拭い、なるべく液体を飲み込まない様にしてるシエルがいたから。
 毒では死なない悪魔・・・
 シエルが自分を殺したい程、憎んだとしても仕方ない事・・・
 どんな理由があろうとも、自分の美学に反し、契約を反古にしたのは自分だったから・・・
 しかし、これは違う。
 「媚薬・・・」
 「ほぅ・・・正解だ。精々楽しませて貰おうか・・・」
 シュルッ・・・
 セバスチャンのネクタイがシエルに寄って解かれた。
 いつもなら、ベッドに寝てるだけが殆どなのに、人であった時からのシエルの悪趣味は変わらない。
 いつかセバスチャンにやり返す事ばかり夢見ていたクソガキ・・・
 「お前・・・どれだけ感じやすいんだ・・・」
 スラックスの下、張り詰めたセバスチャンのモノにシエルがゾクゾクしてしまう。
 欲しいモノは欲しい・・・
 クロードとハンナがシエルの魂を欲した様に、悪魔のシンプルな感情・・・
 享楽と快楽を手に入れる為には、自身の体など道具に過ぎない悪魔。
 『どんな手でも使う』
 人に凌辱されたシエルも自身の体を使い、悪を暴いた様に・・・
 ピチャッ・・・ぺチャッ・・・
 「あっ・・・止め・・・」
 簡単に陥落してしまう自堕落な体・・・
 「フフ・・・感じればいい・・・素直にな・・・」
 組み敷いていた相手に組み敷かれ・・・
 セバスチャンのプライドは粉々に砕け散る。
 それでも逃げられない。
 逃がしてくれない。
 自由になりたかったのは、シエルか自分か?
 セバスチャンは理性を失う自分に恐怖した。
 ドクン・・・
 呆気なく、シエルの口に白濁を吐き出したセバスチャン。
 ハァハァと荒い息をするセバスチャンを横目に、シエルは自身の蕾を解す。
 媚薬の力で感じ易くなり、体の力が抜け切ってても、自分より長く生きた悪魔の回復力は計り知れない。
 ズズッ・・・
 セバスチャンに馬乗りになり、自分でセバスチャンのモノを受け入れるシエルに、焦るセバスチャン。
 「いけませ・・・んっんんっ・・・そんな・・・深く・・・」
 騎乗位では、ずっぷりと深く挿入されるのだ。
 邪魔になるものがなくなり、挿入される側だけでなく、する方もダイレクトに快感を感じてしまうから・・・
 正常位だと感じられない快楽に、体は歓喜した。
 ハァ・・・
 セバスチャンは快楽に囚われ、悪魔としての本性を露わにする。
 尖った牙で、過去の契約者を引き裂いただろう・・・
 シエルは妖艶なセバスチャンに魅せられていた。
 禍々しい赤い目・・・
 美しいピジョン・ブラッドの瞳・・・
 最高級のルビーの色・・・
 「綺麗だセバスチャン・・・」
およそ出会ってから、セバスチャンをハッキリとした言葉で褒めてないだろうシエルから、漏れた賛辞の言葉・・・
それだけで歓喜する自身が理解出来ないセバスチャン。
「それは・・・貴方・・・でしょう・・・悪魔の私が・・・うっ・・・」
シエルの強烈な締め付けに耐えられず、またも白濁をぶちまけそうになった。
それでも、次第に自由になる身体に、どうシエルに反撃しようか、機会を窺うセバスチャン。
ズプッ・・・ズプッ・・・
律動が激しくなり、シエルの内部は熱く絡み付き、セバスチャンの射精を促す。
(これ以上・・・好き勝手・・・くっ・・・されるのは・・・許せ・・・ませんね)
ドサッ・・・
「なっ・・・騙したな・・・セバス・・・んっ・・・」
噛みつく様な激しいキス・・・
「それは貴方でしょう・・・葬儀屋さんとでも、共謀なさったのですか?許せませんね。クロードと言い、アンダーテイカーと言い、貴方に係わる男達は碌なのがいない」
「はっ・・・あっ・・・だめぇぇぇ・・・」
「もっと啼いて下さいね。私を煽って下さった罰です。」
先ほどまで喘いでいたセバスチャンの痴態は何処へやら?
パンパンパン・・・
「もう・・・らめぇぇぇ・・・」
「まだまだですよ?天国が見えますか?」
「そんなもの見えるか!!!」
「まだ負け惜しみを・・・でしたら、本当の天国に逝かせてあげますよ。快楽地獄と言う天国へ・・・」
「もう・・・いやだぁぁぁ・・・」
女装の時に散々学習した筈だったのに、シエルはセバスチャンと言う悪魔を見誤った。
悪魔のくせに勤勉なセバスチャンと名付けた悪魔の事を・・・
「だらしないですね・・・」
涎やら、どちらのモノか解らない精液でドロドロになった主を見て、ため息を付く。
「貴方には報復をしたいくらいですよ、葬儀屋さん・・・」
主に薬を渡したであろう人物に憎しみすら感じる。
悪魔である自分には、愛していても、優しいだけでは、シエルを愛せない。
それが悪魔と言う存在。
婚約者であるエリザベスと使用人達とも決別した本当の意味。
何時かはシエルも、彼らを只の餌と認識する日がくるかも知れないからだった。
スースーと安らかに寝息を立てるシエルに頬笑みが出る。
「私には貴方だけ・・・永遠に貴方は私だけのモノ・・・契約は永遠に続く・・・この命ある限り・・・愛していますシエル・・・」
シエルの体は無意識に悪魔としての能力を発揮する。
精液で汚れた体は見る影もなく、元通りに・・・
シエルが食事した証だった・・・


「ぎゃははっ・・・ひぃぃぃ・・・わ・・・笑えるっ・・・」
「煩い!そんなに笑わなくても・・・」
「だからこんな方を頼るからです。貴方は私だけに依存してれば良いのですよ」
「執事君、君は恋人と言うより、お父さんだねぇぇぇ・・・ヒヒヒッ・・・伯爵が何も出来ないのは、君が過保護だからだよ?」
「いいんです、貴方にそんな心配して頂かなくとも、私達はこれで・・・」
「良くない!僕が何も出来ないと・・・お前が困るだろう?」
キュウン・・・
「坊ちゃん!」
シエルの可愛さにセバスチャンは抱き締めていた。
「もう惚気るのは、大概にしておくれ?君達はこうなる事でしか生き続けられないのさ?もう手を離さない様に・・・」
「何か知ってるのか?教えろ、アンダーテイカー!!!」
「もうこれ以上はダメだよ。さぁ・・・二人の城へ帰った帰った!」
「では、アンダーテイカーさん、もう二度とお会いする事がありません様に・・・」
セバスチャンはシエルを抱えて、宙に舞う。
「もう二度と、互いの手を離さないでおくれ・・・小生の忠告を今度こそ守って・・・」
二人の絆を見守る事しか出来ない不甲斐ない自分。
もう二度と二人の悲しみは見たくないから・・・
運命の輪はシエルが悪魔になった事で、止まった筈だから・・・

「悪魔の掌で踊る」TLで書いたSS続きR-18セバシエ
 昨日、ツイッターで呟いたネタのセバシエ
 少し長めですが、少しでも楽しんで頂けると良いですね
 水曜から残業地獄再開に伴い、黒執事意外と共通点なしのフォロワ―様を整理させて頂く事にしました。
 会話の一度もない方が基準で、何の為にフォロー下さったか不明な方を中心にフォロー解除か、ブロックさせて頂きます。
 朝8時からの仕事開始なので、朝はTL浮上率も下がりますので、ご了承下さい。
 暫し「セバス企画3」はお預けかも知れません。
 月曜は母の誕生日なので日曜にお祝いする予定ですので、旦那いない時間に小説書く予定でしたが、実行出来ないかも・・・
 色々とやる事満載で亀更新ですが、それでも待つよとおっしゃって頂けるお嬢様は、お付き合い下さいませ(^-^)
 焦らしプレイ申し訳ございません・・・



「悪魔の掌で踊る」
誰でも良かった。
僕の復讐の為なら、悪魔でも。
過去も気にならなかった。
しかし、今はどうだ?
元々身体が弱かったから、社交界には余り参加してなかった。
奴のあんな顔は見たくなかった。
女性に媚びへつらい胡散臭い笑顔を向けるのが気に入らない。
苛つく。
頭より身体は正直だった。
「失礼レディ達、僕はこれから仕事がありますので、執事を解放して頂きますよ」
「セバスチャン帰るぞ!」
「御意」
 背中で抗議とも言える溜息の様な悩ましげな女共の声が聞こえた気がした。
 煩い!!!
 こいつは僕のモノだ!!!
 僕以外の誰かに惹かれるなど許さない!!!
 あの絶望の日、僕の心は決まった。
 いつか悪魔の腹に飲み込まれる日まで・・・
 セバスチャンは誰にも渡さない!
 どんな手段を使っても・・・
 怒りを露に、ズンズンと歩く主が可愛らしい。
 (本当に私を退屈させない方だ・・・私には貴方だけなのに。表面など美しくても意味がない。心も魂も美しい貴方だから・・・例え血に染まり、穢れた存在であろうとも、私だけはいつまでも貴方のお傍に・・・最後まで・・・)
 セバスチャンは思う。
 悪魔の教示も何も、シエルを手に入れる為に、捨てさせられた様なものだから・・・
 責任を取って欲しいと・・・
 執事として仕えるのは、自分で選んだ道だが、まさか自分から主に手を出すなど・・・
 今までの契約者では考えられない。
 魂を得る為に、誘惑しコトに及んだ事もあるが、それはただ気紛れに享楽を楽しむだけのもの・・・
 いつでも、相手が望む時だけの逢瀬・・・
 シエルを抱きたいと思う自分に驚くセバスチャン。
 只、主の為に女性達と会話していただけなのに・・・
 
伯爵であるシエルの執事たる自分が無愛想では、只でさえ無愛想な主の評判を落しかねないから・・・
そんな事を色々考えながらも、シエルをじっと観察する。
主催者がファントム社の出資者の一人だったから、仕方なしに参加した夜会。
そんな夜会で女と話す自分は、シエルを苛立たせた。
この後のめくるめく官能の時を心の中で舌なめずりする悪魔のセバスチャン。
主催者に挨拶し、退出する主をエスコートする。
馬車に乗り込ませ、出発した。
「んっ・・・うっ・・・」
シエルは事態が呑み込めない。
馬車に乗って直ぐの事だった。
セバスチャンは一瞬でシエルの唇を奪っていた。
深くなるキスにシエルの息は荒くなる。
舌を絡ませ、深く口付ける。
ベッドの中でシエルを蕩かせるセバスチャンの手管。
シエルの脳内は、思考を停止した。
強引なセバスチャンを退かせるのは、至難の技。
だったら、官能の波に身を任せればいい・・・
シエルは反撃とばかりに、セバスチャンの舌に、自身の小さな舌を這わせた。
途端にセバスチャンがビクリとするのを肌で感じた。
悪魔の誘惑に逆らえる人間など過去に存在しない。
今の状況なら、抵抗も出来ず、セバスチャンのなすがままだった筈。
勝気なシエルは、セバスチャンにやられっぱなしは許さないと言う態度を示した訳だ。
長い長いキスは終わり、セバスチャンの腕の中には、ぐったりしたシエルが・・・
「大丈夫ですか?坊ちゃん・・・」
非力で脆弱・・・言葉を続けたいが、彼の機嫌を損ねたくなかった。
「もう・・・がっつくな・・・」
ハァハァと荒い息で、それだけがやっとだったシエル。
「申し訳ございません・・・坊ちゃん不足でして・・・」
言葉と行動が伴わないセバスチャン。
苛々していたのは、シエルだけではないのだ。
悪魔であるセバスチャンには、彼意外の人間などバッタ程度。
どんなに美しい令嬢であろうが、夫人であろうが、触手が動かないのだ。
「仕方ない犬だな・・・僕の面子を保つ為に、女共の相手をしていた訳か?おりこうな犬には、ご褒美をやらんとな?が・・・暫く待て!だ」
「心得ておりますよ・・・ですが、貴方の方が待ち切れないのでは?」
セバスチャンの指摘はもっともだった。
着せ付けられた夜会服の下で、幼いながらも、幼茎はフルフルと震え、先走りがトロトロと漏れ、下着を濡らし始めていた。
悪魔でなければ、感じる事の出来ないシエルの身体の変化。
それを与えたのが、自分かと思うと、そのまま最後までシエルを頂きたいと思うセバスチャンだった。
が・・・今は馬車の中、例えガラガラと車輪の音で、内部の二人の様子が、御者に筒抜けになる事はないが、万全を期した方がいい。
もっとも貴族とはそんな存在だと理解し、口が堅い者しか雇っていないのだが。
「フン、これくらいどうって事はない。お前だって解かっているだろう?」
シエルは同属である人間の大人達に弄ばれた。
10歳と言う若さでは、感じるよりも、恐怖から失禁したりしたが、射精する事はなかった。
シエルには、薬を使われず、只、痛みと恐怖だけが与えられたのだから。
片割れは、生贄とする為に、純潔を奪われなかったが、どちらが良いとも言えないだろう。
闇の中で苦しみもがき、掴んだ手が悪魔だったなんて・・・
皮肉な運命だ・・・
甘くフワフワしてて、楽しかった子供時代は終わり、大人達を顎で扱き使う毎日が始まった。
それを辛いとは思わない。
一人現実に取り残され、生き永らえ、復讐を終えるまでは生き続ける事の方が辛い。
だから悪魔の腕の中で、暫しの死を楽しむのだ。
セバスチャンの与える快楽で失神して、気を失う瞬間を・・・
「到着致しましたよ、坊ちゃん・・・」
御者の手前か、忠実な執事に戻るセバスチャン。
何事もなかった様にいつもの様に振舞う。
もう深夜だった。
既に、使用人達は眠りについていた。
今では殆ど、彼らの活躍で、シエルの命を奪う者など訪れはしない。
しかし、不測の事態に備える為に、二人が不在の時は、充分な睡眠を取らせていたのだ。
どんな輩が、侵入しても対処出来る様に・・・
「まずは風呂だ・・・」
「ええ・・・汚れた服をいつまでもそのままにしておけませんからね・・・」
「嫌味な奴・・・」
「あくまで執事ですから・・・」
 クスクスと笑うセバスチャンが憎たらしい・・・
前室で服を脱がせられ、浴室で椅子に座らせられると、セバスチャンが跪く。
「ちょっ・・・んんっ・・・」
セバスチャンはシエルの零した雫を一滴残らず、舐め取ろうと言う魂胆なのだ。
悪魔に取っての甘い甘い蜜・・・
「もう・・・お前も脱げ!ここじゃ寒い・・・」
「おや、宜しいので?私も一緒に風呂に入れと?」
「ああ・・・さっさとしろ!」
「イエス・マイロード」
「ああっ・・・」
セバスチャンは所構わず、服を脱ぎ散らかし、シエルをうつ伏せに浴槽の縁に捕まらせると、そのまま慣らしもせずに、挿入を開始した。
「あんっ・・・行き成り・・・」
「大丈夫ですよ、先走りで充分に濡れてらっしゃったから・・・それに貴方のココは私を求めてらっしゃる・・・」
「そんな訳・・・あっ・・・」
「さっさとしろ!ご命令なさったのは、貴方でしょう?私は命令に従っただけ・・・」
「詭弁だ・・・はっあぁぁぁ」
ズプッズッ・・・ズッ・・・
セバスチャンのモノが激しくシエルの蕾を蹂躙し始めた。
「やっ・・・そんな激しく・・・」
「だったら・・・もっと緩めて・・・このままじゃ・・・くぅ・・・」
セバスチャンのモノはシエルの蕾に締め付けられ、早くも限界を迎えようと、内部でヒクつくのをシエルは感じていた。
嬉しい・・・
そんな感情がシエルにもあったなんて・・・
「いい・・・一度イケ・・・さっさと風呂に入ってから・・・ベッドで・・・」
背後から突き上げるセバスチャンは、シエルの耳が真っ赤なのを見た。
「それは、ベッドでもご褒美を頂けると解釈しても?」
意地悪なセバスチャンは、一々シエルの言葉を聞きたがる。
「いい加減察しろ!一々言葉にしなくても・・・恥ずかしい奴だ!!!」
「私は貴方の言葉に酔うのですよ・・・私を欲しがって下さる言葉が聞きたい・・・」
「いいから早く・・・」
「では・・・私をご存分に・・・うっ・・・」
「はっあっっっ」
シエルが欲を放つのと殆ど同時に、セバスチャンはシエルの内部に白濁を放つ。
「ああんっ・・・」
ズルッ・・・
トロトロとセバスチャンが抜け出たシエルの蕾は、大量に出されたセバスチャンの欲を垂れさせていた。
それすらも快感のシエルは、全身を真っ赤に染めていた。
セバスチャンは蕩けて、力を失ったシエルを抱え、髪を洗い、全身を洗い、自分の欲も掻きだし、洗い終えると、浴室にシエルを入れ、自分は手早くシャワーで全身を洗い、バスローブを羽織ると、ホカホカに温まったシエルの入浴を終え、手早く全身を拭くと、バスローブを着せ、寝室に運ぶ。
シエル自身は先程の浴室での情事で充分セバスチャンを感じたから、もう抱き合う行為ではなく、只、抱き締められて眠りたいだけだった。
しかし、悪魔であるセバスチャンは、まだ満足出来てないだろう?
主である自分は、セバスチャンにそれなりに褒美を与え、報酬に見合った餌を与えなければならない。
優しくベッドに横たえられ、圧し掛かるセバスチャン。
先程の様な荒々しさはなく、ただただ優しい愛撫。
蕩ける様な甘い一時・・・
辛い日常から開放される時間・・・
シエルは悪魔の誘惑に堕ちながらも、セバスチャンを虜にする。
濃密な情事は朝まで続いていた。
勿論、セバスチャンの無茶にシエルが体調不良を訴え、仕事も勉強も全てキャンセルされたのは言うまでもない。
今日はダンスレッスンがあったのだ・・・
どちらが悪魔か解からない・・・
ベッドで罰として様々なスイーツを要求するシエルの罠に嵌った自分に気付くセバスチャン。
シエルの身体と言う甘い蜜に嵌った哀れな悪魔・・・
今日も、厨房で奮闘する執事にコック長のバルドは呟く・・・
「お前・・・執事と言うより、パティシエだな・・・」
無言でセバスチャンはスイーツ作りに、没頭していた。
フフッ・・・と寝室で不敵に笑うシエルに気付かずに・・・
                     FIN
H25.5.3 A11:44

「命の炎を燃やして」TLであげた暗いセバシエ
 旦那が相撲見に行って暇な時に、描いたTL
 暗いセバシエ・・・
 途中ですが、少しでもお楽しみ頂けたら、幸いです(*^_^*)


      「命の炎を燃やして」

 シエルは思う。何故生き残ってしまったのだろうかと?本来、契約の対価は魂を悪魔に捧げる。則ち『死』なのに。悪魔に転生した自分。

 悪魔になったからと言ってシエルは絶望したりしない!寧ろ心を無くし、絶望を感じたのはセバスチャンの方「生気のない目で僕を見るな!」つい、きつい言葉を向けてしまう。「申し訳ありません」抑揚のない声。

「どうすれば、お前は僕を見てくれる!」寧ろ変わってしまったセバスチャンに絶望するシエル。失ってしまったモノは、二度と戻らない。殺された両親も片割れも、二度と戻らないのだ。

殺してしまえばお前は手に入るのだろうか?ヨカナーンの首を欲っしたサロメの様に・・・嫌、僕が欲しいのは生きたセバスチャンなのだ。僕の傍で僕を求めた彼セバスチャン・ミカエリス僕だけの悪魔!

ツイッターにアクセス出来ない(-_-;)
  インターネットが動作停止したとかの表示で、何度もアクセス試みましたが、無駄でした(・_・;)
  また、後日、ツイッターにお邪魔致します(-_-;)
twwitter更新しました
 しょうもないこと呟いてますが・・・
 一番上のaesesuよりどうぞ♥ 時間ありましたら、「淫獄の罠」セバスチャン受け、シエル攻のアニメⅡ補完小説NO.2更新したいです。 それでは、そろそろ、次男が御風呂でる頃なので、行って来ます♥
 旦那が帰るまでは、個人誌頑張ります♥
 今回は、本として出さずに、ブログ内に漫画として出すかも?

カテゴリー「レゾンデートル2」ありましたら、アクセスしてね♥ 前作は、とびとびであらすじだけかも?
twitterブログ貼り付け成功♥
 レイアウトは、激しく壊れましたが(・_・;)
 昨日、パソコンと格闘(使いこなせないの意味)していて、壊れたレイアウトやっと修復したのに、今日ツイッターブログに貼り付けしたら、益々酷く・・・
 まぁ、このままでいこう(・_・;)
 面倒な事嫌いな九条です・・・

 しかし、アナログで原稿やってます・・・
 twitterまだ、記事が二本だけですが、少しずつ、つぶやきますので、宜しく♥
 aesesuでfc2でつぶやいてますので、そちらも宜しくね♥
ツィッター始めました♥
  黒執事関連の事をfc2サイトにて、公開しています。
 ユーザー名は、「aesesu」です。
  ほんの少しの書きこみで、呟き程度になっています。
  後、二回で終わりなんて悲しい・・・