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セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「雪の降る夜に」
  今年最後の更新です。
 今日から、年末休みに入りました。
常軌を逸した先輩の虐めに耐え、休みまで耐えたよ・・・
火使ってる最中に元栓消すか?普通・・・
短編で申し訳ないです。
虐めもたまには役にたつ・・・
事故以来、増え続けた体重5キロは落ちたよ・・・
まだまだ太ってるけど・・・
一年ありがとうございました。
先輩は三月には辞めるので、頑張りたいです・・・自信ないけど・・・
精神的に限界で、セバシエが書けなくなってます・・・
これに懲りず、更新気長にお待ち下さいませ♥
良いお年を(^-^)



          「雪の降る夜に」
クリスマスが過ぎ、あと数日で一年が終わろうとしているある夜・・・
ファントムハイヴ家では、既に使用人達は眠りについていた。
セバスチャンが執事であった頃は、使用人達は中々眠らせて貰えなかったが、当主になった途端、早い時間に彼らに休みを与えた。
目的は当然、今は女性になったシエルとの夜が楽しみだからだ。
彼が男であった時は、程ほどに身体の関係を楽しんだが、今となっては、すっかり女性となったのだから、遠慮はしなかった。
苦労して、自分を受け入れる努力はしなくてよくなったからだった。
元々快楽に弱いシエルは、少しの愛撫で自ら濡れる様になったのだから・・・
もっともそれが、幼い頃に凌辱されたからではなく、セバスチャンの手管で、身体も心も塗り替えられたからなのだが・・・
悪魔であるセバスチャンは、過去の数々の経験から、相手が男であろうが、女であろうが、快楽の虜に出来るのだが、シエル程、手強い相手はいなかった。
過去の凌辱と、家族を殺された経験が悪夢となり、魘されたシエルを快楽で疲れさせ、眠らせた事も何度もあった。
過去の契約者の様に、自分に心酔し、誓いを忘れ、快楽の虜になったのなら、契約違反を理由に魂を喰らい、次の契約者を求めればよい事・・・
しかし、何度快楽の果て、気絶させようとも、少しも自分に靡かず、昨夜の事は一時の夢とばかりに、翌朝には、主として君臨したシエルだった。
衝撃だった。
長年生きてきて、そんな契約者は初めてだった。
美しい容姿、完璧な執事としてふるまっても、所詮は悪魔・・・
欲望を隠せない。
そんな中、シエルの虜になったのは、セバスチャンの方だった。
嫉妬から、性別を変えてまで、シエルを手に入れた。
「あっ・・・やっ・・・」
「何故?気持ちよくないですか?」
ピチャピチャ・・・
セバスチャンはシエルの秘部を舐めまわす。
もう魂を喰らう事は叶わぬ。
ならば変わりのモノをと、シエルの体液を求めるセバスチャン。
「ちがっ・・・恥ずかしい・・・」
全身を真っ赤にして、答える妻が愛しい。
「私を変えた貴方・・・責任を取って下さいね・・・」
「お前こそ、僕の性別を変えたんだから、最後まで、責任・・・んんっ・・・と・・・れ・・・」
「イエス・マイロード」
ハァハァ・・・と荒い息遣いが、寝室にこだまする。
使用人達が夢の中、夫婦だけは、熱い夜を過ごす。
数年後、家族が増え、大変な二人だか、今はお互いしか見えていない。
外には、雪が降ってるとすら気付かずに・・・
      H.28.12.29 P8:32

「SNOW  White 」R-18 SSセバシエ雪の王ネタ
  久しぶりのセバシエです♥
 BOOK OF MURDERやな先生の御本が素敵過ぎて~
 シリアスっぽいセバシエSSですが・・・
 現在、月曜からリウマチ治療始めましたが、思わしくなく・・・
 手を使う仕事なので、辞めなきゃ完治は難しく・・・
 モブログ更新が主流ですが、たまにセバシエ書きたいです♥
 少しでも楽しんで頂けます様に(*^_^*)


   「SNOW White」
 もう二度と美しいバラも温かな庭も見られない・・・
 僕の目に映るのは、全てが凍り荒廃した世界・・・

 「どうしたのです?もっと泣いて・・・」
 雪の王が囁く。
 「もう出来な・・・」
 「これくらいで根を上げるとは・・・いつもの貴方らしくもない・・・あの娘・・・
太陽の娘エリザベスのせいですか?」
 雪の王の声音にシエルは怯えた。
 「彼女は関係ない!僕はお前を選んだのだから!!!」
 「でしたら、もっと動いて私を満足させて・・・」
 シエルは雪の王の上で懸命に腰を振っていた。
 ここは雪の王の世界・・・
 凍りついた寝室で、雪の王とベッドを共にするシエル。
 凍ってしまった心臓では、エリザベスを愛せない・・・
 そんな事解りきっていた。
 それでも、エリザベスの顔を見れば、心は揺らぐ。
 いつもなら、雪の王に攻め立てられるのに、騎乗位の体位を要求されれば、従うしかないシエル。
 その目に映るのは、雪の王でなければならぬから・・・
 愛したモノは殺される。
 雪うさぎが迷い込んで来た時もそうだった様に・・・
 自分しか許してくれない雪の王。
 心はエリザベスに残したまま・・・
 「仕方ないですねぇ・・・このままでは、いつまでも生殺しですよ・・・」
 シエルを組み敷き、形勢逆転になる。
 「あっ・・・まっ・・・」
 「待てません・・・よ・・・私は貴方をやっと手に入れたのだから・・・」
 見染めたのは私・・・
 罠を仕掛けたのも・・・
 やっと手に入れたんです。
 太陽の娘になど渡しはしませんよ・・・
 ギシッギシッ・・・
 「はっ・・・あぁぁぁ・・・」
 「素敵な声・・・もっと喘いで・・・泣いて・・・」
  「いっ・・・やぁぁぁ・・・」
 凍った筈の心臓は、雪の王に抱かれる度に熱くなる。
 シエルは真実に気付かぬままに、いつも行為の最中で気を失ってしまう。
 ドクンドクン・・・
 熱い精を最奥に注ぎ込まれても・・・
  「いつか・・・この腹に私の子が宿ってくれるといいんですがね・・・」
 私は悪魔で雪の王ですから・・・
 こんな事でしか貴方を愛せない・・・
 好きだから抱くしかない事をシエルは、いつになったら気付くのだろう・・・
  「これは私と貴方のゲーム・・・夢から覚めたら、貴方は事実に辿り着くでしょうか?」
 雪の王は自嘲気味に笑った。
 涙で濡れた頬にすり寄りながら・・・
                   H27.2.11 P7:30

「白薔薇の花嫁」
 時間ないのでぼったん小説更新
「白薔薇の花嫁」
セバスチャンは思う。
また今日と言う日が来てしまった。坊ちゃんには辛いが、自分には歓喜する日が!
12月14日坊ちゃんの誕生日。二人が出会った恐怖の一夜。

全てを知るのは私だけ。
悪魔なのに、ない筈の心が躍る。
今宵は彼の全ては私のモノ。婚約者ですら自由に出来ない。
後何回繰り返すのだろう?茶番ではあるが、彼を壊さない様に抱き締めて。
怯えない様に宥めて優しく閉じ込めて。

寝室に飾る白薔薇を用意しながら、そんな思いが頭を過ぎる。
白薔薇の様に気高く汚される事もなく。
どこまでも純白で。
「白薔薇の花嫁、坊ちゃん私の所まで堕ちて。貴方を汚して私色に染めたい」悪魔は舌舐めずりする。

白薔薇が赤く染まる時、貴方はどんな顔を見せてくれるだろう?
「今宵は離しませんよ。貴方は私だけのモノ」誰にも邪魔させない。
貴方は私の腕の中でだけ生きればいいのだから。

「さぁ、どうぞ・・・坊っちゃん・・・」
いつになく優しげなセバスチャンの声音・・・
シエルは何となく、セバスチャンの・・・否、悪魔の甘言に気付いてしまった。
今宵は特別な日なのだから・・・
契約が終われば、シエルの全てはセバスチャンのモノ・・・
魂だけではなく、全て全部・・・
あっさり命を奪われ、殺され魂を食われ終われるのかは、悪魔に戻ったセバスチャン次第。
シエルには関知出来ないのだ。
選ぶ道すら途絶えて・・・
それでも構わない。
神は最後の希望すら奪い去ったのだから・・・
一人で取り残される恐怖・・・
10歳の少年が一人で生きるのは辛すぎる。
恐怖に震え、魘される日々・・・
それを救ったのが悪魔だとは・・・
運命はどこまでも、人に優しくない・・・
寝室の扉を開ければ・・・

一面の白が広がった・・・
寝室の純白のシーツに負けぬ程の眩い白薔薇・・・
ふんだんに散りばめられた白薔薇の芳香がシエルの鼻を擽る。
「良い香りだ・・・」
「お気に召していただけてようございました・・・」
「フン・・・回りくどい手を使わずとも、今夜はお前と・・・」
「坊っちゃん!!!」

ドサッ・・・
セバスチャンは思わず、シエルを押し倒す。
叱り飛ばしたい気分だが、無粋だと言われそうで・・・
百戦錬磨の悪魔に反抗するのも面倒で・・・
セバスチャンのなすがままに身を任せ・・・

「んっ・・・はぁ・・・」
甘ったるい嬌声は悪魔ですら虜にする。
シエルの内部に食い締められ、悪魔ですら煽られて・・・・
元々のシエルの気質なのか、一か月の監禁生活で仕込まれたものなのか?
悪魔の自分には解らない。
手当たり次第に食い散らかしてきた自分には・・・
「くっ・・・シエルそんなに締めたら・・・」
「いいじゃないか・・・何度でも・・・すれば・・・」
抱かれていても主は気高くて・・・
「いい度胸ですね?そんなに私に甘い顔すると、図に乗りますよ・・・」
嫌味の一つも言わなければ気が済まないセバスチャンでも、シエルとの体の相性の良さには、舌を巻く程だった。
温かく包まれて・・・
ドクン・・・
「ひっあっ・・・」
熱い白濁を奥深く注ぎ込まれ・・・

堕ちていく・・・
悪魔の腕の中からは逃れられない。
何人たりとも・・・
何度も何度も穢されて・・・
体の中まで支配され・・・
深い眠りにつく。
「坊っちゃん・・・今宵は私も共に・・・」
「んっ・・・おやすみセバスチャン」
「おやすみなさいませ・・・シエル」
なくした名前を耳元で囁かれ、つかの間の平安に身を委ねた。

「ダーク クリスマス2」セバシエR-18
続編をお届けします。
 早めのクリスマスネタですが・・・
 甘い?かな・・・



「ダーク クリスマス2」
 自分の腕には、ぐったりしたシエル・・・
 「ああ・・・これからでしたのに・・・」
 一人呟くセバスチャン。
 シエルが悪魔になってからの方が、セバスチャンは余裕がなくなってしまった。
 抱き潰す事がないから、いつまでも、行為に及び、シエルに
『命令!』の一言で、触れるのを制限されたのも、一度や二度ではなかった。
 『愛しています』
 過去、シエルが人間であった時には、告げられなかった言葉・・・
 それはそうだろう?
 悪魔に取っての人間は、獲物・・・または餌でしかないのだから・・・
 最も、シエルが人間であった時から、セバスチャンはシエルを愛していた。
 只、それが『愛』だと知らなかった。
 否、認めたくなかったのだろう。
 お互いがそれを認め、お互いの気持ちを告げた時から、二人の関係は、確実に変わった。
 甘いだけの二人ではないが・・・
 二人だけの真実を知り、常に運命と戦ってきた二人だから、結ばれたのだろう・・・
 身も心も・・・
 自分の欲望に忠実な悪魔だから・・・
 「シエル・・・早く起きて・・・私を一人にしないで・・・」
 心からのセバスチャンの本音。
 もう充分なのだ。
 シエルと引き離されるのは・・・
 神の仕組んだ罠であろうと、天罰であっても構わない。
 二人だけのこの城で、永遠に彷徨う事になったとしても・・・
 「んっ・・・」
 うっすらと開かれるシエルの瞳。
 「セバスチャン・・・」
 愛しいシエルの声音・・・
 状況は変わっていなくて、生暖かいチョコレートの浴槽にいるシエル。
 「もう・・・馬鹿悪魔・・・」
 言いながらも、シエルはセバスチャンに口付けた。
 「貴方の為なら、馬鹿にもなりましょう?宜しいのですか?煽ったりなさって・・・」
 大胆なシエルに苦笑するセバスチャン。
 余裕のない自分は、今にも、シエルを食べたくて仕方ないのだ。
 勿論、性的な意味で・・・
 「食いたければ、食えばいい・・・許したろう?」
 シエルとてセバスチャンを失いたくないのだ。
 自分の魂を食らいたいばかりに、嘘の復讐を仕組み、騙し、裏切り続けたセバスチャン。
 本来ならば、主として罰を与えなければならないのだろう・・・
 しかし、出来なかった。
 シエルは復讐を終えたら、セバスチャンに褒美と代償として魂を食われ、死ぬ筈だった。
 セバスチャンを置いて・・・
 しかし、運命の悪戯は、シエルを悪魔にし、二人の未来は続く事になった。
 それが幸せなのか、不幸なのか?
 それは誰にも解からない。
 「んんっ・・・はぁ・・・」
 セバスチャンはシエルに激しく口付ける。
 まるで貪る様に・・・
 どこまでも、貪欲にシエルだけを求めて・・・
 セバスチャンの舌がシエルの舌を絡め、吸い上げて・・・
 シエルの息が上がる。
 くったりとセバスチャンの胸に身体を預けて、懸命にセバスチャンの愛撫に応え様とするシエルにセバスチャンは、益々、滾らせた。
 シエルを抱き締めるセバスチャン。
 優しいだけでは愛せない。
 甘いだけでもない二人・・・
 魔界と人間界の狭間で、二人だけで・・・
 いつか迎える終焉の日まで・・・
 窓の外には、ちらちらと白いものが・・・
 純白の雪が、暗黒の世界を白に染め上げて・・・
 クリスマス。
 全世界の存在に平等なモノ・・・
 「ああっ・・・」
 セバスチャンは猛る自身をシエルに挿入した。
 「はっああんっ・・・」
 向かい合い、シエルを自分の性器に落とす様に繋がり、セバスチャンは腰を激しく上下に動かした。
 「あっ・・・もう・・・」
 「ええ・・・私ももう・・・」
 ドクンドクン・・・
 セバスチャンはシエルの再奥に欲を放つ。
 「ふあっっぁぁぁ」
 シエルは可愛らしい嬌声を上げた。
 シエルはセバスチャンが欲を放つと同時に、射精していた。
 闇色をしたビターチョコレートの湯に、二人の白濁が交じり合う。
 白と黒がコントラストを奏でた。
 白と黒・・・
 相容れぬモノ・・・
 白を黒に染め上げて・・・
 「メリークリスマス、シエル愛しています」
 「んっ・・・僕も、セバスチャンお前だけを愛してる・・・」
 疲れを知らぬ悪魔は、再び抱き合った。
 どこまで、堕ちれば良いのだろう?
 二人は互いを求めて、更なる快楽と享楽に、身を委ねた。
 悪魔の饗宴はまだまだ終わらない・・・
                         FIN
H24.12.21 P9:48

ダーク クリスマス R-18セバシエ
 マニアックなセバシエ
 クリスマスにセバスチャンの仕掛けたプレイは・・・
 どんなセバシエでもOKな、お嬢様のみご覧下さい。



         「ダーク クリスマス」  
 『悪魔の愛は歪んでるのですよ』
 ある日聞かされたセバスチャンの告白・・・
 確かに納得出来る。
 だからと言って、この状況の説明がつかない。
 「どうされましたか?坊ちゃん・・・」
 いけしゃあしゃあと聞いてくるセバスチャンに溜息が出るシエル。
 『シエルは贅沢だよ、セバスチャンにもクロードにも愛されて・・・』
 過去の自分の運命を変えた少年の言葉が蘇る。
 「どうされたかじゃない・・・どう言うつもりか聞いていいか?」
 「だってクリスマスですから!」
 自分の執事だった頃のセバスチャンがそこにいた。
 ゴンッ・・・
 「暴力反対!!!貴方、酷いじゃありませんか?いきなり殴るなんて!坊ちゃん今の貴方は悪魔なのですよ?いくら私が悪魔でも、加減して頂かないと、かなり痛いんですからね?」
 瞳に涙を浮かべてるセバスチャン。
 「お前・・・変わったなぁ・・・面倒くさい・・・」
 シエルが悪魔になったと解かったとたん、掌を返して、セバスチャンはシエルの腹を手刀で貫いた。
 勿論、殺すつもりでない事は己で理解出来る。 
 悪魔同士で殺しあう事は不可能だから・・・
 セバスチャンは上級悪魔であり、ハンナの魔力により、悪魔となったシエルも、成り立ての悪魔であっても、ハンナと同じ上級悪魔なのだから・・・
 後は、本体の属性で格が決まる。
 セバスチャンの本体は鴉・・・最上級の悪魔なのだ。
 花の属性のハンナは、昆虫の属性のクロードとは、共生関係にあるが、二人の仲はアロイスを巡り、最悪の関係だった。
 悪魔とはそう言うモノなのだ。
 自然界の掟に縛られぬ自由な存在と言う事・・・
 「自由過ぎる・・・でっ?これはどう言う訳だ?」
 「クリスマスですから、坊ちゃんのお好きなチョコレートをご用意致しました」
 無駄に、にっこり笑うセバスチャンが鬱陶しい。
 「だからって、浴槽にチョコを入れるなぁぁぁぁぁっ・・・」
 シエルの絶叫が屋敷に木霊した。
 そう今は、二人は全裸で風呂に入っている。

 バスタブに向かい合わせで座ってるのだが、二人を取り巻くのは、真っ黒な湯・・・
 否、セバスチャンの言うチョコレートと言う訳だ。
「貴方を闇に染め様と想いまして・・・」
 紅い悪魔の瞳を輝かせて、セバスチャンはシエルに迫る。
 セバスチャンの意図は不明だが、指に絡ませたチョコをシエルの口に運ぶ。
「苦いじゃないか?」
 「おや、貴方好みではありませんでしたか?では、ミルクを・・・」
 言いながら、シエルの性器に、指を這わせた。
 「ちょっ・・・何を・・・」
 大きな手は、シエルを扱き、あっという間に、射精に導いた。
 ピュルピュル・・・
 可愛らしい音と共に、真っ黒だったチョコに白濁がかかり、まるでミルクの様だった。
 ハァハァと息をするシエル。
 シエルの白と混ざり合ったチョコを又も、シエルの口に運ぶセバスチャン。
「んっ・・・余計苦くなったじゃないか?」
 そんなシエルの反応を他所にセバスチャンは、シエルの唇を塞ぐ。
 深く口付けられて、シエルの精液の交じり合ったチョコを舐め取られ、啜られた。
 唇が離れる時、銀糸が繋がった。
 「フフ・・・この味が甘くないとは、まだまだお子様ですね?」
 怪しく微笑みながら、シエルの身体をひっくり返し、四つんばいにさせ、セバスチャンは、大きな手でチョコを掬うと、尻にかけた。
「なっ?何を・・・」
セバスチャンの指はシエルの蕾に挿入されていた。
「あっ・・・あっんんっ・・・」
「お可愛らしい声で啼いてらっしゃる・・・身体は正直でらっしゃる・・・」
セバスチャンに躾られた身体は、心と裏腹に、セバスチャンの指を飲み込もうと蠢きだす。
「もう・・・私が我慢出来ません・・・・」
ズブッ・・・
「ひっあぁぁぁ・・・」
セバスチャンの猛る雄を挿入されて、シエルは喘いだ。
「シエル・・・シエル・・・」
激しい律動にシエルは、意識を飛ばしていた・・・
                             2に続く・・・
                  H24.12.19 P11:10

「二人だけの誕生日を2」坊ちゃん誕生日SS・R-18かな?
 坊ちゃん誕生日SSの続編をお届けします。
 ギャグにするつもりが何故か、またシリアスに
 少しでも楽しんで頂けたら幸いです



          「二人だけの誕生日を2」 
 もし、使用人達が二人の状況に気付いたらまずいので、セバスチャンの魔力で、バスタブは大きくされていた。
 最も、それ以上にシエルの声で、何が行われてるかバレバレなのだが・・・
 「あっ・・・セバス・・・」
 「んんっ・・・シエル・・・そんなに締めたら・・・」
 ドクンドクン・・・
 セバスチャンは、シエルの再奥で欲望を放っていた。
 殆ど、同時にシエルも欲を放つ。
 ハァハァ・・・シエルはセバスチャンに持たれかかり、荒く息を吐いていた。
 「シエル・・・」
 セバスチャンは、シエルの髪を優しく撫でる。
 いつまでも、バスタブの中にいては、シエルが逆上せてしまう。
 「シエル、お風呂に入って、寝室へ参りましょう・・・このままでは、貴方が逆上せてしまう・・・」
 「んっ・・・そうだな・・・」
 シエルは真っ赤だった。
 セバスチャンが何を言いたいのか、解かっていたからだ。
 『二人だけの誕生日のお祝い』
 セバスチャンの欲するモノ・・・
 シエルの身体・・・
 三年の月日は二人には、長過ぎた。
 シエルの過去の陵辱の記憶を塗り替える為だけに、身体を重ねていた筈なのに、セバスチャンは優しく抱いた。
 悪魔なのに・・・
 それが獲物に対する気遣いにしか過ぎない事と勘違いしていたシエル。
 シエルは聞いてしまった。
 うっかり漏らしたセバスチャンの本音を・・・
 「シエル・・・愛しています・・・いつかは貴方の魂を食らわねばならぬ日が来たとしても・・・貴方だけを未来永劫・・・愛し続けます・・・本当は、永遠を共に生きて頂きたいのですが・・・」
 シエルは完全には、目を覚ましてなかった為、セバスチャンに悟られる事は無かった。
 元々、シエルの心はセバスチャンには、読めないのだが・・・
 今までの契約者の心など、セバスチャンには、手に取る様に丸解かりなのに、シエルの心だけは読めなかった。
 気紛れで、小悪魔で、尊大で・・・
 シエルはどれ程、陵辱されていても、気高く美しい・・・
 悪魔の自分が抱いて、闇に貶め、穢して堕落させたつもりでも、朝になるといつものシエルに戻っていた。
 気高き主に・・・
 そんなシエルに惹かれるだけでなく、自分の想いに露程も気付かぬシエルに苛立ちを感じる事さえも・・・
 セバスチャンは知らない・・・
 シエルも同じ気持ちだと言う事を・・・
 互いに面と向かって告白出来ぬ関係・・・
 だからこその誕生日祝いなのだ。
 シエルは泣く事でセバスチャンに告白しているのだ。
 どんなに悲しくても、涙が枯れる程、泣いた為、最愛の叔母の葬儀にも、枯れ果てた涙の筈なのに・・・
 セバスチャンに抱かれた時だけ泣く事が出来るシエル。
 涙に想いを込めて・・・
 『愛していると・・・セバスチャンお前だけだと・・・』
 セバスチャンはお互いの身体を、シエルのお気に入りの白バラを加工したボディーソープで手早く洗い、シャワーで流し、シエルを立たせて自分は手早く拭くと、大きなバスタオルにシエルを包み、寝室に運んだ。
 自分の身体は魔力で乾かす事が出来るが、シエルの身体まで使用すると怒られそうなので、包んだバスタオルで丁寧に身体を拭いた。
 どうせこの後も汚れるのだから、もう一度入浴する事になるのだが・・・
 風邪をひかせない程度に、乾かし、圧し掛かるセバスチャン。
 セバスチャンにとっては、シエルの身体がスイーツと言う事なのだ。
 シエルを欲しいと欲するセバスチャンの舌が、口腔を犯す。
 飲みきれない唾液が、シエルの頬を濡らす。
 契約印の刻まれた左手は、シエルの身体を弄った。
 「はっあっ・・・」
 シエルの息が上がる。
 「シエル・・・」
 セバスチャンの身体が熱くなるのを感じるシエル。
 (嬉しい・・・)
 自分の心に湧いた感情に翻弄されるシエル。
 それでも、今この瞬間が、真実の出来事。
 同族に穢された自分の身体を愛する悪魔。
 滑稽かも知れぬが、そんな事はどうでも良かった。
 (僕も愛してるお前を僕だけの悪魔セバスチャン・ミカエリス)
 シエルは自分を抱いた時だけ、熱くなるセバスチャンの身体を受け入れた。
 まだ、シエルの誕生日は始まったばかり・・・
 シエルはセバスチャンに甘い顔をした事を後に後悔する事になる・・・
 それはまた、別の話・・・
                          FIN
H24.12.13 P10:24

「二人だけの誕生日を」坊ちゃん誕生日SS・R-18風味で・・・
 びみょ~Hで・・・
 只、やってるだけになりました
 最近、短編ばかりですみません・・・



「二人だけの誕生日を」
 セバスチャンに懇願された。
 「私に貴方と二人だけで、誕生日のお祝いをさせて頂けませんか?」
 いつもの嫌味ばかりの執事でも、獲物としての自分を食らおうとする悪魔でもなく、只一人の男としてシエルを欲するセバスチャン。
 そんな殊勝なセバスチャンの顔に情けを掛けたシエル。

 それが間違いだと気付いても・・・

 「んっ・・・はっあぁぁぁ・・・」
 ピチャ・・・チャプッ・・・
 絶え間なく続く水音に、風呂に入っているのだろうと想像がつく。
 しかし、パンパンと言う音までするのだ。
 「もう・・・そんな・・・とこばっかり・・・」
 「ここが宜しいのでしょう?嘘はいけませんよ、坊ちゃん・・・」
 なんと二人は共に、バスタブにいるのだ。
 そして音の通り、シエルはセバスチャンに抱かれているのだ。
 二人だけの誕生日・・・
 セバスチャンは14日になった途端、シエルと共に、風呂に入り、コトに及んだのだった。
 夜には、エリザベスがシエルの誕生日を祝うべく、招待されずとも、出没する可能性があるからだ。
 だからこそ二人だけで祝いたかった。
 出会いの日はシエルにとって最悪だったろう・・・
 自分の誕生日に両親を殺され、片割れと共に、誘拐されたシエルだったから・・・
 片割れがどんな目にあっていただろうかなど、セバスチャンには関心がなかった。
 例え、それが本当のシエルであったとしても・・・
 今のシエルは、陵辱と汚濁の中でも、気高さは失わなかった。
 孤高の魂・・・
 セバスチャンが最も欲するモノ・・・
 しかし、魂を食らえば、失われる魂の輝き・・・
 自分の糧として穢されていくから・・・
 いつか自分と同化し、飢えを癒すだけでなく、魔力の元になる餌としての価値しか無くなるのだから。
 それが悪魔に食われた魂の末路・・・
 『シエル』としての坊ちゃんの存在は消え去ってしまう。
 何だか、許せなかった。
 自分に食われ、無の存在になる事こそが、今の『シエル』の本当の望み。
 (離さない、離して差し上げない。永遠に貴方は私のモノ・・・)
 そんなセバスチャンの心など、露知らず、シエルはセバスチャンの腕の中で啼くしか出来なかった。
 哀れな悪魔の為に・・・
 (もっと僕に溺れればいい・・・お前は永遠に僕のモノ・・・僕の魂を食らって僕を糧として、永遠に生きていけばいい・・・僕の悪魔セバスチャン)
 シエルはセバスチャンに言えない。
 「愛している」と・・・
 言えば、自分に興味を無くし、契約を保護にされるだろうから・・・
 だから、心までは、本音までは吐露しないシエル。
 泣く事だけは、今ならば許される。
 セバスチャンの腕の中だけは・・・
 自分に許される最低限の優しい温もりだから・・・
 二人は自分の気持ちを告げたくても告げれない。
 獲物と悪魔の関係を崩せないから・・・
 だからせめてキスの中だけで・・・
 『愛してる』
 その想いを込めてお互いを貪った。
                             FIN
H24.12.11 P3:51

「甘く蕩けて」出遅れたポッキーネタR-15セバシエ
一日遅くなりましたが、ポッキーネタのセバシエをお送りします(*^_^*)
キスだけになりますが、宜しければどうぞ(*^_^*)



      「甘く蕩けて」 
 シエルは傍らで眠るセバスチャンの腕の中で目を覚ました。
 珍しく、セバスチャンは眠っていた。
 今は既に11/12
約束の『ポッキーの日』は過ぎていた。
 執事の仕事はアクシデントが多すぎた。
 11/11の内に、シエルとイチャイチャする予定が、シエルの寝室に戻れたのが、既に12日になっていた頃だった。
 待ち疲れて眠る主を無理に起こす事も出来ず、起こさぬ様に、そっとシーツに潜り込んだセバスチャン。
 お子様体温が、温かく、偶には寝てみようかと・・・
 今度は眠るセバスチャンを尻眼に、シエルの目が覚めたと言う訳だ。
 スヤスヤ眠るセバスチャンが憎らしい。
 就寝の用意をした時は、耳元で囁いたくせに・・・
 「今夜お伺い致します。ポッキーゲームを致しましょう・・・」
 どうせ両端をお互いに咥えて、食べ始め、キスをする程近づき、なし崩しに抱くのだろうが・・・
 待ってたつもりはなかったが、何時セバスチャンが来るのか、悶々としていたら、いつの間にか、寝てしまっていたと言う訳だった。
 それなのに、待ち人が寝てしまってるなんて!!!
 憤慨するシエルだが、月明かりの中、映し出されるセバスチャンの美貌に見とれていた。
 整った顔、閉じられた長い睫毛、艶やかな黒髪、引きしまった唇。
 どれをとっても、彫像の様に美しい。
 まるで一枚の絵画の様だった。
 燕尾服とベストを脱ぎ、ブラックタイも外し、執事としての手袋も脱ぎ棄てていた。
 この手と唇で、毎夜の如くシエルを翻弄し、蹂躙する悪魔・・・
 いつから、この悪魔に陥落してしまっていたのだろう・・・
 復讐の為だけに、悪魔の手を取った筈だったのに・・・
 「僕の悪魔・・・僕だけの・・・」
 シエルはそっとセバスチャンの唇に、触れるだけのキスをした。
 触れただけなのに、濡れたモノがシエルの唇に入り込む。
 いつの間にか、背中はがっしりとした腕が絡みつく。
 「んっうんっ・・・」
 ディープキスされて、ゼイゼイハァハァ・・・と荒い息のシエル。
 

「もう・・・起きてたならそう言え!!!この馬鹿・・・」
 「仕方ないでしょう?貴方がキスして下さるなんて、滅多にないですからね。私の寝た隙を狙うとは・・・意外と坊ちゃん大胆ですね♥」
 「はぐらかすな・・・所でどうするんだ?日付は変わったが、するのか?ポッキーゲーム?」
 「ええ・・・勿論ですよ。但し今回は、少々趣向を変えてみましたが・・・」
 何時の間に用意されたのか?
 大きなブランデーグラスの中には、氷の上に乗せられた色とりどりのポッキー。
 「素材はフルーツが元で、ストロベリー、キーウィ、マンゴー、バナナ、オレンジ、スイカ、マスカット、マロン、パイナップルでポッキーを作ってみました。但し、色と味は別物ですから、貴方が当てられたら、宜しいのですけど・・・」
 「外したら何か、罰ゲームがあると言う事か?」
 「ええ・・・貴方が私にキス下さるとか、本音を言って下さるとかが、宜しいかと?」
 「いいだろう・・・受けて立つ!!!」
 ゲームの天才と言われるシエルは、負けていられないと思う。
 セバスチャンは悪魔だから、真っ赤なスイカ色のマンゴーのポッキーを作ったかも知れない。
 どこまで捻くれてる悪魔かと思う。
 自分を満足させてくれるなら、市販のポッキーでも良いのに、色と味の違うポッキーを食べさせられて、悦ぶ子供がどの世界にいるんだと、シエルは内心で舌打ちしていた。
 「では第一問目・・・この濃いグリーンのポッキーをどうぞ・・・」
 セバスチャンはチョコの掛かってない部分を咥え、チョコの部分をシエルに差し出した。
 シエルは黙々と食べ始めた。
 見た目ならキーウィなのだが、どう味わっても、マロンの味なのだ。
 グルメを自称するシエルは迷わず、口にする。
 「これはマロンだ!」
 「正解です!」
 「では第二問です。このオレンジの鮮やかなポッキーは?」
 茶番だと思いながらも、嬉々として聞いてくる愛しい悪魔の質問に、誠意で応えるシエル。
 「んっ・・・これは・・・まさか・・・」
 セバスチャンは二ヤリとする。
 (流石の坊ちゃんも、この味は判別出来かねますかね?)
 外せは、キスかシエルの本音・・・まぁ、指定してない以上シエルが選ぶのだが・・・
「ストロベリー!!!」
「せ・・・正解です・・・」
とセバスチャンは、がっくりと肩を落とした。
 味の理解出来ない自分なら兎も角、グルメのシエルでは、セバスチャンには勝ち目はない。
「フフ・・・どうせ僕が勝つんだ。褒美を貰おうか?」
 言うと落ち込むセバスチャンに自分から、キスするシエル。
 「ぼっ・・・坊ちゃん・・・」
目を見開き、驚きを隠せないセバスチャン。
「僕が勝ったら、どんな褒美を貰えるか、決めてなかつたからな・・・甘く蕩けさせろ・・・ポッキーの様に・・・」
 「イエス・マイロード・・・」
 セバスチャンは、シエルをベッドに押し倒す。
 ポッキーの日の翌日は毎年、主と執事が寝坊をする事を理解している使用人達は、バタバタする事もなく、お昼頃しか起きないだろう・・・
 甘い甘い朝が誘とずれる。
 『甘く蕩けて』

           H24.11.12    P11:10

「ハロウィンの悪戯2」R-18セバシエSS・FINしました
 「ハロウィンの悪戯2」お届けします。
 設定が二転三転しましたが、取り敢えず、こんな感じでおさまりました。
 別バージョンとかも、何時か書いてみたいです。
 pixivにも投稿します。
 更新は不定期ですのでTLとかで、チェックなさるのをお勧めします。



  「ハロウィンの悪戯2」
 「はぁ・・・疲れた・・・」
 シエルはベッドに突っ伏した。
 「何です?坊ちゃんお行儀の悪い・・・きちんと着替えて・・・」
 「どうせ脱ぐんだ。煩く言うな!」
 「おや?今夜は積極的ですね?お誘い頂くなんてお珍しい」
 ニコニコと満面の笑みのセバスチャン。
 嫌みを言う厳しい執事であるセバスチャンよりは、ベッドで優しくなるセバスチャンの方が何倍もいい。
 「もうさっさと来い!但し、絶対エリザベスには気付かれるなよ?アイツの事だ。剣で嫉妬の余り、お前を追いかけ回すかも知れん・・・こんな事がバレたら、後々面倒だしな」
 「それは大丈夫ですよ。貴方の嬌声を聞くのは、私だけでいい・・・さぁ、ハロウィンの夜の始まりですよ・・・」
 シエルの背後から伸し掛かるセバスチャン。
 項にキスし、白磁の肌に所有の薔薇を散らす。
 両手は縦横無尽に動き回り、シエルを全裸にしていく。
 少しずつ唇は下がり、シエルの腰を上げさせ、秘部に舌を這わせる。
 ピチャ・・・ピチャ・・・
 卑猥な水音はシエルを耳から犯す様だった・・・
 「んっ・・・あっっっ」
 シエルの甘い声に酔うセバスチャン。
 これ程、一人のしかも男の子であり、脆弱なたかが子供に溺れるとは・・・
 人の食事の味など理解出来ない筈の悪魔は、シエルの味に夢中になる。
 (ああ・・・この方はなんて甘いのでしょう・・・) 
 何処を舐めても甘く感じるシエルの身体。
 自分のモノが熱くなるのを感じる。
 何百年生きてきたか、自分自身解らなくなっていると言うのに、これ程、一人の人間の味に溺れるとは・・・
 何度抱いても飽きない身体・・・
 『シエル・ファントムハイヴ』 
 女王の番犬として君臨してきた裏社会の王・・・
 人の恨みを一身に受けても、魂の輝きは変わらない。
 一族の業を受け継いでも、穢れない心と魂・・・
 既に身体は穢されていたが・・・
 悪魔であるセバスチャンは、何ら不都合を感じる事もなく、穢されていたなら、もっと穢して・・・
 自分色に染めて・・・
 黒く穢して、闇に堕として・・・
 何処までも、黒く染めて・・・
 白と黒のコントラスト。
 深く入り込んで、逃れられないくらいに・・・
 「はっあっ・・・」
 セバスチャンはシエルを仰向けにすると、自身を挿入した。
 「んっ・・・ふっあっっっ・・・」
 幼い身体にセバスチャンの長大なモノを挿入するのは、苦痛を伴う。
 しかし、一体感は快感となってシエルの身体を支配する。
 「くっ・・・シエル・・・そんなに締めたら・・・」
 相性の良い身体は、セバスチャンにも快楽を与え、限界まで昂ぶらせる。
 ズプッ・・・ズプッ・・・
 律動を激しくして、シエルをイカせ様とセバスチャンは躍起になる。
 「んんっ・・・ぁぁぁぁぁ」
 ドクン・・・
 シエルは快楽に身を任せ、欲を解放すると、セバスチャンを締め付けた。
 「くっうっっっ・・・」
 セバスチャンは僅かに呻くと、シエルの中で射精していた。
 ドクン・・・ドクン・・・
 「ふっああっ・・・」
 シエルの最奥に熱い熱が叩きつけられた。
 灼熱の熱さに身も心も焼かれる。
 堕ちる・・・悪魔に愛されて、今日もシエルは快楽の中で溺れる。
 ズルッ・・・
 まだまだセバスチャンのモノは熱く、固かったが、取りあえず抜かねばならない。
 主の身を清め、安らかにお眠り頂く為に・・・
 「まだだ・・・セバスチャン・・・もっとお前を感じていたい。ハロウィンの夜だろ?明日の予定は全部キャンセルだ!」
 「イエス・マイロード」
 求められて、拒否する程、自分は馬鹿ではない。
 もっともっと闇に堕として、私を感じて・・・
 共犯・・・
 二人の間を顕わす適切な言葉。 
シエルの嘘もセバスチャンの嘘も飲み込んで、ハロウィンの夜は更けて行く・・                            FIN        H24.10.24     P10:08

ハロウィンの悪戯SSびみょ~R18セバシエ
 今日、仕事中に思いついたSS
 出す予定のある方を時間切れで出せませんでした・・・
 短いですが、楽しんでいただけたら、幸いです(*^_^*)



 「ハロウィンの悪戯」
 ハロウィンパーティーが行われているファントムハイヴ邸。
 当主シエルは意外な所にいる。
 何とセバスチャンに抱きあげられたままなのだ。
 「だから申し上げましたでしょう?挿入しましょうと・・・」
 「馬鹿!こんな所で・・・」
 夜会嫌いの当主の為に、今夜のパーティーは内輪だけのもの。
 勿論、婚約者のエリザベスは乱入しているのだが・・・
 使用人達を着飾っている為、まだシエルの元には来ていないのだから、二人の会話は聞かれないから何も心配する事はないのだが・・・
 「ですが、私の腕から逃れられないでしょう?」
 クスクスと笑うセバスチャン。
 「煩い!そもそもの原因はお前だろうが!!!」
 そう今のシエルの仮装は、尻尾の生えた子悪魔なのだが、その尻尾に問題があるのだ。
 それは昨夜の事・・・

 「やっ・・・あぁぁそんな・・・」
 「ちゃんと解さなければ、痛がるのは坊ちゃんですよ?」
 「馬鹿!そんなモノを挿入するな・・・」
 そんなモノとは、子悪魔の必須アイテム尻尾なのだ。
 つまり、本当の子悪魔らしくする為に、セバスチャンのモノを抜けない程度の大きさに縮めたディルドを先端につけたのだ。
 尻尾は子悪魔の弱点・・・
 それらしくする為に、シエルの蕾に挿入しょうとするセバスチャンにシエルが切れる。
 「もういい!!!そんなモノ入れなくても、子悪魔になれるだろうが!それよりお前の方が・・・その欲しい・・・」
 「イエス・・・マイ・ロード♥」
 何とかセバスチャンを誤魔化し、甘い時間を過ごした筈だった・・・

 「もう・・・悪魔の美学だか、何だか知らないが、色々と拘るのは止めろ・・・」
 シエルは内心でぐったりしている・・・
 昨夜、挿入するのを断ったのを、嫌みで返したつもりのセバスチャンのだろう。
 子悪魔の仮装は受け入れたが、こんな尻尾は許可していない。
 げんなりしているシエルを尻眼に
 「あら?シエル可愛い!!!子悪魔の仮装ね♥でも何でセバスチャンに抱っこされたままなの?」
 エリザベスは無邪気に尋ねた。
 「これはエリザベス様、可愛らしい仮装でいらっしやいますね。」
 「フフ・・・ありがとうセバスチャン。化け猫よ」
 そうエリザベスは可愛らしい白い猫耳と、白い尻尾をリボンで付けた、白猫をイメージした化け猫の仮装なのだ。
 「何故、坊ちゃんを私が抱っこ差し上げてるかと申しますと・・・」
 言いながらセバスチャンはシエルを腕から下ろす。
 自由になったのに、シエルはフラフラとして、足元が覚束ない。
 そうシエルに付けられた尻尾は巨大で、重く、脆弱なシエルでは歩く事もままならないのだ。
 『悪魔の独占欲』
 獲物である筈のシエルを己だけのモノにしておきたくて、自身を象ったモノを埋め込んで、内部から独占し、喘がせてみたかった。
 ベッドの中だけは、シエルは自分だけのモノ・・・
 それを断られた報復に過ぎない。
 悪魔の愛は重く苛烈なのだから・・・
 グイッとセバスチャンに引き寄せられ、腕の中に収まるシエル。
 「セバスチャンはヴァンパイアなのね?素敵ね♥子悪魔のシエルとお似合いよ」
 「恐れ入ります。エリザベス様、楽しい時間はあっと言う間に過ぎ去ってしまいます。どうぞ、料理をお召し上がり下さい。後でスイーツも御出ししますので・・・」
 「ええ、ありがとうセバスチャン。頂くわ、ではシエル貴方も来てね」
 「ああ・・・僕もすぐ行く・・・」
 無邪気な婚約者にシエルは、軽い眩暈を覚えた。
 今夜、エリザベスは泊まって行くと言うのに、セバスチャンに食われる事は確実だからだ。
 「悪魔の独占欲。お解り頂けましたか?マイ・ロード・・・」
 「主人だと思うなら、もう少し優しくして欲しいな・・・」
 「今夜、善処します。」
 「ああ・・・そうしてくれ・・・」
 クスクスと笑いあう主従。
 今夜は魔物が悪戯する日・・・
 朝まで眠らせて貰えないだろう・・・
 ハロウィン・・・魔物が跋扈する日・・・
                                FIN
                H24.10.23     P11:14