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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「甘く哀しい痛み 3」ぴよ様リクエスト純情セバシエ
 ぴよ様お元気ですか?お身体大丈夫でしょうか?
 お待たせ致しました(*^_^*)
 一ヶ月過ぎてしまいました((+_+))
 仕事がハードで肘やられていました・・・
 いつもコメント頂きありがとうございます。
 お返事出来ずすみません(>_<)
 少しの更新ですが、楽しんで頂けると嬉しいです♥
 
「甘く哀しい痛み 3」
 
(本当に素直じゃないですねぇ・・・)
 悪魔でなくても溜息を吐いてしまう。
 鈍感なる主には・・・
 悪魔の美学を棄ててでも、守りたいと想っているのに・・・
 だからこそ、手に入れたいのかも知れないが・・・
 諦めるなど悪魔には無縁。
 欲しいモノは欲しい・・・
 主の心が欲しいと想った瞬間セバスチャンは心を決めた。
 何れ復讐は終わる。
 それが何年かかろうと、悪魔の自分には些細な事。
 その時、主がどう動くか?
 それまでに、自分と共に歩む道を選ばせる様に仕向けるだけ・・・
 誘惑で魂を得る存在が悪魔。
 人であるシエルには、拒む事など出来はしない。
 自分と契約をした以上、欲望に塗れている証拠なのだから。
 (坊ちゃん・・・最後の瞬間まで私は悪魔で執事ですから・・・)
 主の望まぬ事はしたくない。
 力ずくで体を奪う事をすれば、シエルは心を閉ざす。
 それならば、自覚しない心の奥底に入り込み、自ら、体を開かせる方が賢明だろう。
 待つのには慣れている。
 長い長い、気の遠くなる様な刻を一人で孤独に生きてきたのだから・・・
 「んっ・・・美味い・・・」
 滅多にない主の褒め言葉。
 「それはようございました」
 執事らしく返す自分。
 シエルとの生活に慣れ、すっかり執事としての所作が染みついた自分。
 例え、気が変わり、主の魂を喰らったとしても、次に人間と契約する事などないだろう・・・
 これが最後の契約・・・
 悪魔がアダムとイブを誘惑したとされるリンゴから作られたコンポートを美味しそうに頬張る主を見て、セバスチャンの瞳が赤く輝くのに、シエルは気付かない。
 (悪魔の私をここまで堕としめて・・・覚悟なさい坊ちゃん・・・)
 シエルはセバスチャンの思惑に気付かないまま、デザートを平らげていった。
 「ごちそう様・・・ちゃんと明日もスイーツ作るんだろうなぁ?」
 「喜んでる割には、脅迫めいてますが・・・何かリクエストはございますか?」
 セバスチャンはクスクス笑っていた。
 「煩い!笑うな・・・んっガトー・ショコラがいい」
 「かしこまりました。では暫くおやすみ下さいませ。少し腫れて熱っぽいですからね」
 「わかった・・・では楽しみに待ってる」
 手をシッシと降るシエル。
 用が済めば、執事は要らない。
 「では失礼します」
 ドアを閉め、退出するセバスチャン。
 シーツに潜り、シエルは寝ようと必死だった。
 少しでも早く回復しなければ、仕事が滞る。
 何より、セバスチャンは自分をお姫様抱っこで移動しかねない。
 そんな子供ではないのだが、悪魔で執事の美学には、逆らう気もおきない。
 (契約だからって普通、悪魔がここまでするのか?)
 ドキドキと胸が激しく動き出す。
 先程より顔は真っ赤で心臓は、胸を突き破って、飛び出そうだった。
 先程、盗み見たセバスチャンの顔を思い出して・・・
 (こんな感情は知らない・・・要らない・・・)
 復讐に生きる自分には必要のない感情・・・
 それでも自覚し出した感情は止まらなかった。
                     4に続く・・・
          H26.5.25 P12:12