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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「甘く哀しい痛み 4 」ぴよ様リクエスト、セバシエ
 お待たせしました((+_+))
 ぴよ様お元気ですか?
 私は内臓までボロボロで・・・
 落ち込むと書きたくなるセバシエ♥
 中々進展しない純情セバシエをお届けします(*^_^*)


   「甘く哀しい痛み 4 」 
 パタン・・・
 ドアを閉めセバスチャンは微笑んでいた。
 (可愛いですね・・・)
 シーツに潜ってたとしても、自分は悪魔なのだ。
 シエルの表情など丸解りで・・・
 自分だとて悩んだ。
 獲物を愛したなんて・・・
 何れは魂を奪い、それは殺す事を意味する。
 悪魔に取って魂は糧・・・それでも只、食べるだけではないのだ。
 今までの悪魔の中でも、モノ好きはいた。
 魂をコレクションとしていつまでも喰う事はせずに飾っていた者もいた。
 体など、魂の器に過ぎず、愛する対象と見る筈のない悪魔でも、魂を奪った後、不老の処置を施し、人形の様に愛でた者もいた。
 悪魔なのだから・・・
 人間の様には愛せないのだ。
 只優しいだけでは物足りない。
 何れは飽きて殺す日が来るだろう・・・
 (貴方は私を退屈させてくれない。精々楽しませて下さいね・・・契約が嘘に変わる日まで・・・)
 魂を喰らい、シエルとしての存在を消すのが
『坊ちゃんの望み』だから・・・
 もう契約が終了する事はないのだから・・・
 生かしたままいつまでも自分の傍において・・・
 (貴方は怒るでしょうね・・・)
 勝気な主の怒りが目に浮かぶ。
 復讐は叶えてやっても
『死』と言う自由は与えてやれないから・・・
 (愚かですね、私は・・・)
 獲物を愛した瞬間、悪魔は破滅すると言う。
 悪魔に愛された人間も神かから見放され、永遠に魂の安息はない。
 未来永劫、悪魔の隷属となる。
 主だったシエルはセバスチャンの奴隷も同然になり果てるのだ。
 それでも手放せない。
 神がシエルを放置するか否か・・・
 最も、手出ししようものなら、自分の全力でシエルを守るだけ・・・
 神は自ら動く事はしない。
 天使を使わし、使役するだけの存在。
 シエルに不幸を齎せなかったら、出会う事はなかった。
 感謝すべきなのか?
 シーツの中で、目を瞑り必死で寝ようと努力してる主に苦笑するセバスチャン。
 「私をここまで本気にさせたのですから、逃がしはしませんよ」
 シエルに聞こえぬ声で言うと、セバスチャンは悠然と歩き出す。
 シエルのスイーツのリクエストを叶える為の、下準備をしに厨房へ・・・
 一方、シーツに包まるシエルは悶々としていた。
 いつもは眠れるのに、一向に眠気はこない。
 「ハァ・・・何だって言うんだ・・・」
 まるで熱が出た様に、頬は真っ赤でホカホカしてて・・・
 エリザベスを初めて見た時、ドキドキしたのと似ていて・・・
 感情の制御が出来ない事実に苦笑する。
 「流石は悪魔だな・・・」
 シエルは人間だ。
 セバスチャンとは違う。
 自分の感情の高ぶりの理由などすぐ解る。
 それでも、そのままに行動する事は出来ない。
 相手が悪魔なのだから・・・
 セバスチャンが人間だったら良かったかも知れない。
 油断しても傷つくだけだから・・・
 「滑稽だな・・・僕は・・・」
 自分の為に悪魔の手を掴んだ。
 自分の尊厳の為だけに・・・
 両親を片われを殺された恨みは忘れない。
 それでも復讐はあくまで自分の為で・・・
 エリザベスと結ばれて、幸せになる事も出来ず・・・
 「悪魔の手の中で踊るか・・・」
 この先どうなるかは、自分には解らない。
 感情のままに行動すれば、
『シエル・ファントムハイヴ』でいられなくなるから・・・
 「全てはアレの行動一つ・・・」
 クヨクヨしても仕方ない。
 なる様にしかならない。
 諦めたら眠気がきた。
 「おやすみセバスチャン・・・」
 厨房にいるセバスチャンには聞こえただろうか?
 シエルはスヤスヤと眠る。
 明日からの日常に戻る為に・・・
                       5に続く・・・
                 H26.7.19 P2:51