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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「BLUE JEWELS 15」アニメバージョンR-18セバシエ
 お待たせしました(*^_^*)
 少しですが、進めました(*^_^*)
 仕事がハードで左目が顔面神経痛になりかけてます・・・
 びみょ~ですがR-18としました。
 少しでも楽しんで頂けたら、幸いです(^-^)



        「BLUE JEWELS 15」 
 「これは・・・」
 アスタロトはイザべラから差し出された物を見て、絶句した。
 ベールゼブブから頼まれた物を見て・・・
 素晴らしく豪奢なネックレス。
 パールと宝石で編み込まれたネックレス。
 「素晴らしい赤でしょう?まるであの方の瞳の様な・・・」
 イザべラが意味深に言う。
 「何故こんな・・・」
 ベールゼブブの性格からすれば、あの方を連想させるネックレスを今は恋人となったアスタロトに用意するだろうか?
 しかも、別の女性に渡すなど・・・
 「ああ・・・私と二人っきりになった訳じゃなくてよ。私の侍女とベールゼブブ様の側近も立ち会ったのだから、変な勘ぐりはよしてね。例え、周りが無理矢理押しつけた婚約であっても、あの方が貴方を先に裏切ったんでしょう?貴方の心は別にして、ベールゼブブ様が許せないとおっしゃって・・・これを後日の宴で付ければ、王子妃様は何と思われるかしら?」
 「でも・・・そんな・・・」
 「いいじゃない?ささやかな意趣返しよ」
 「だったら何故、ベールゼブブ様は私に、直接お贈り下さらないの?」
 「男だからでしょう?惚れた女に直接、元婚約者を撹乱する様な物を贈れないでしょう?プライド高い方は面倒ね・・・」
 確かに、イザべラの言う事にも一理ある。
 二人が結ばれたのは、セバスチャンが悪魔になったシエルに命を繋ぐ餌として、自身の身体を与えた事が魔界に伝わってからだった。
 勿論、ベールゼブブはアスタロトが初めての相手ではない。
 アスタロトは、周りがセバスチャンに無理矢理押しつけた婚約者なので、セバスチャンが手を出す訳がなかった。
 女である以上、何れは王子の妃となる最高の栄誉。
 しかし、それは苦しみの日々でもあった。
 何故か、王子はある日、魔界からいなくなり、人間の子供と契約し、主に仕える執事になったと言う。
 悪魔には元々、性欲は存在しない。
 人間の魂を確実に喰らう為の手段の一つなのだ。
 悪魔同士で結ばれるのは稀だ。
 帝王夫婦が、希少価値な存在なのだ。
 人間から情報を聞き出したり、誑かす為だけの性交。
 アスタロトは、運命を弄ばれたのだ。
 セバスチャンが、もっとちゃんと自分に向き合ってくれてたら、苦しむ事はなかっただろう。
 長い時間純潔を守る必要はなかったのだから・・・
 悪魔なのだから、羞恥心もなく、誰彼構わず、盛っても良かったのだ。
 享楽を味わい、快楽に溺れる存在。
 苦しめられた仕返しをしても良い筈だ。
 「ええ・・・そうね。例え、王子が私に関心がないとしても、何もなしに魔界を去る必要はないわね。せめて一言おっしやって頂きたかったわ・・・それに比べてベールゼブブ様はお優しい・・・」
 「じゃぁ、付けて差し上げるわ。後ろを向いて」
 イザべラは、アスタロトをまんまと騙し、ネックレスを付ける事に成功した。
 ドスッ・・・ドスッ・・・
 「かはっ・・・」
 アスタロトは口から血を吐いた。
 「ホッホッホッ・・・疑っていたのに、可哀想な女・・・」
 消えゆく意識の中、イザべラの笑い声だけアスタロトの耳に響いた。

 チュッ・・・チュッ・・・
 「ハァ・・・んんっ・・・」
 シエルの甘ったるい声に溺れながら、セバスチャンはキスを止めない。
 「もう・・・いい加減・・・ふっ・・・」
 「ハァ・・・貴方の唇は甘い・・・もっともっと味わっていたい。」
 「今夜はやけに・・・う・・・んっ・・・甘え・・・」
 「貴方を怒らせてしまいましたからね・・・甘やかして差し上げましょう」
 「ここをこんなにして・・・キスだけ?」
 ギュッと自身のモノを握られて、びっくりするセバスチャン。
 「駄犬の躾は、ちゃんとしなくちゃ・・・な・・・」
 ドサッ・・・
 セバスチャンを押し倒すシエル。
 いつ終わるとも知れぬ悪魔夫婦の饗宴は続く・・・
 策略に巻き込まれた哀れな元婚約者アスタロトの未来を思う事などなく・・・
 お互いしか見えない二人・・・
 魔界の夜は闇に包まれ、未来が閉ざされた。
        H25.10.30 P9:00