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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「BLUE JEWELS 17」R-18アニメバージョンセバシエ
  お待たせしました。
  魔界編セバシエ更新です。
  ほんの少し進みました( ^)o(^ )
  また暫しの焦らしプレイお楽しみ下さいませ~



           「BLUE JEWELS 17」
ハァハァ・・・
荒い息だけが寝室に木霊する。
セバスチャンはシエルに思いのたけをぶつけて、満足しているが、今はいくら悪魔になったとは言え、こう連日抱かれ続けては、脆弱なシエルは堪らない。
「なぁ・・・もっと違う食事「でしたら人間の魂「却下!」
こんな二人で会話が噛み合わない。
 クスクス・・・
 お互い同時に笑い出す。
 人間界であろうが、魔界であろうが、二人は頑固で強情。
 「仕方ないでしょう・・・私達は悪魔なのですから・・・」
 セバスチャンの言葉の意味。
 人が生きる為に、生きとし生ける全ての生物の命を奪い、その肉を口にする代わりに、悪魔は人間の魂を喰らう。
 契約があろうが、なかろうが、本来は悪魔の気紛れで行われるのだ。
 「解ってる・・・解ってるが・・・」
 シエルが人の魂を口にしないのは、同情とか憐れみではなかった。
 同族の男達に凌辱された身だ。
 人を生かす価値などないと思うから、復讐の対象は全て、殺させた。
 自分だけの悪魔セバスチャンに。
 「シエル・・・解っていますよ。貴方は人を助けたいのではないと言う事を・・・」
 自分を穢した元同族の人の魂など、汚らわしくて、喰らいたくないのだと・・・
 「だったらいいじゃないですか?貴方は私の腕の中で啼いていればいい・・・」
 「お前・・・それだけが目的なんだろう?」
 シエルはクスクスと笑いながら、セバスチャンの首に手を回し口付ける。
 「ほぉ・・・少しはお勉強なさいましたね。素敵ですよ、シエル。私を誘惑なさる程にご成長なさって・・・では煽った分、その体に教えて差し上げましょう・・・悪魔の愛の深さを・・・」
 「ああ・・・受けて立つ!」
 勝負とばかりに構えてくる元主の妻がいじらしい。
 只、快楽に溺れ我を忘れても、自分に挑んでくるのだ。
 「では、ご存分に私を堪能下さいませ」
 執事であった時の様に、セバスチャンはシエルに優しく囁く。
 熱くなった体とは裏腹の言葉で・・・
 いつ悪魔達との宴が始まるのか解らない。
 今はこのままで・・・
 新婚の王子夫妻は、今宵も愛し合う。


 「イザべラ様、ベール様がいらっしゃいました」
 セバスチャン夫婦が後宮内のセバスチャンの城の寝室で愛し合う頃、イザべラの城にベールが訪ねていた。
 策略が上手く進行しているか確かめる為に・・・
 「ベール様・・・お知らせ下さればお迎えにまいりましたのに・・・」
 心の中でイザべラは舌打ちしていた。
 ベールは好色だ。
 ベールの血により、自由と魔力を封印されたアスタロトはベールの人形も同様。
 魔王の一人と言う血の高貴さだけでなく、美しさから王子であるセバスチャンの婚約者となったアスタロト・・・
 それに比べ、元人間のイザべラは、只の無力な悪魔でしかない。
 只、救いはベールは好色でも、一度に複数の愛人を同時につまみ食いはしないと言う事。
 今はイザべラにしか、興味がないと言う事だ。
 「良い良い、お前の事だ。何でも自分に落ち度があると気を使い過ぎる。それでは、魔界ではやっていけないぞ。ソナタはワシの傍にただ、あれば良いのだ。かねてよりの手筈通り、これを・・・」
 皮で出来たケースを渡すベール。
 「では、ワシはこれで・・・いつ宴が再開されるか不明じゃ・・・精々アスタロトを飼い慣らしておけよ。あの気紛れサタンはいつ宴を開催するか解らんからな」
 「心得ております。お優しい貴方様に感謝致します。貴方がいなければ、私は未だに、地獄にいたでしょう・・・貴方の身心のままに・・・」
 「ウム、では宴の席でまた会おう」
 そう言うと去って行くベール。
 側近がいても、策略の為には、一人で行動しなければならないのだ。
 「ねぇ・・・貴方は王子があの子を妻に迎えると解るまで、誰にもその体を与えてなかったのよね?」
 「はい・・・イザべラ様」
 光を無くした虚ろな目で、アスタロトは答えた。
 「お貴族様はいいわね。守って貰えて・・・人であった私は犬に食い殺されて、悪魔となった。しかし、元人間の私は力などなく、只、悪魔達のオモチャだったわ。そんな私をベール様が助けてくれた。あの方には尽くしたから当然でしょうけど・・・あの方の命令は私には絶対。貴方にはこれから伝える命令を実行して貰うわ」
 イザべラの命令とは・・・?


 「んんっ・・・もう無理・・・」
 シエルはセバスチャンに翻弄されて弱音を吐く。
 「まだまだ・・・お腹いっぱいではないでしょう・・・」
 グリグリと内部を掻き回され、余りの快感にシエルは、背を仰け反らせた。
 「ひっ・・・ああんっ・・・」
 人であった時は、セバスチャンが何度も、最奥で欲を放ったら、精液が滴り落ちる筈なのに、今はセバスチャンの精気が食事のシエルは、内部が収縮しエネルギーに変換してしまうのだ。
 「んんっ・・・凄い・・・こんなに締め付けて・・・」
 セバスチャンが並の悪魔なら、シエルに精気を吸い尽くされ、力を奪われていたかもしれない。
 しかし、高位の悪魔であった為、これくらいの性交渉では、力を削ぎ落す事にすらならない。
 寧ろ、魔界に来て、奴隷として連れてこられた人間の魂を喰っているのだ。
 シエルに直接魂を与えてる訳ではないが、自分の同族に変換する作用としての肉体関係でもあるのだとは、流石のシエルも気付かない。
 セバスチャンの与える快楽を享受し、溺れても、主としての威厳は失わないシエル。
 自分の母であるリリスの資質に近いシエルに、惹かれて止まない。
 サタンはまだ天使であったリリスを無理矢理抱いて、セバスチャンを身ごもらせた。
 神に逆らった代償が、悪魔を喰らう唯一の悪魔
「エキドナ」 
 美しい女の顔に、蛇の下半身。
 自分の中には、大鴉が本性の父と蛇が本性である母の血が流れている。
 それ故、無敵に近いのだと言える。
 「大丈夫ですか?」
 悪魔なのに、疲れを見せるシエルが心配だった。
 「だったら・・・手加減・・・しろ・・・」
 腕の中でぐったりするシエル。
 「貴方を抱いたら、止まらない事など、御存知でしょう?貴方は私を狂わせる」
 「もう・・・今夜は無理・・・」
 「仕方ないですねぇ・・・悪魔になられても貴方は脆弱な・・・魔界のお勉強に、体力強化も増やさねば・・・」
 「そんな事は後でいい・・・眠い・・・寝る」
 「はいはい、それではシエルおやすみなさい」
 チュッと頬にキスして抱き締めて・・・
 既にシエルは熟睡モード・・・
 そうなっては、どんな悪戯も徒労に終わる事を理解しているセバスチャンは、諦めて、シエルに腕枕をして、隣で眠る。
 契約は終わっていないのは、人間界だけの事。
 魔界では、奴隷となった人間の魂は、どれだけ食べても契約違反にはならない。
 そもそも、そこに契約などないからだ。
 「どんな夢を見てらっしゃるのでしょう・・・」
 誰に問う事なく、セバスチャンは呟く。
 何の為に、魔界に戻ったのか、おおよその見当は付いているであろうシエル。
 「本当に貴方は私を退屈させて下さらない。いつまでも楽しませて下さって・・・」
 長い生を生きる自分の刻と同じ時間を生きるシエル。
 愛しさに包まれて、いつしかセバスチャンも眠りについていた。
                      18に続く・・・
                         H25.12.22(日) P10:20