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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「愚かしい程、愛してる」R-15?シエセバ風味・・・
 慌てて書いたセバシエ
 悪魔になった坊ちゃんとセバスチャンその後・・・
 意外な人?達が・・・ 

 当分、更新は焦らしプレイで、部屋の片づけ明日からします・・・


 「愚かしい程、愛してる」 
  ガシャ~ン
 「要らないって言っただろう?そんなもの・・・」
 「申し訳ございません・・・ですが「いい!!!僕はそんなもの食べない!!!」
 「貴方はもう、これなしでは生きられないのですよ。人ではないのだから・・・」
 シエルの赤い目・・・
 セバスチャンの胸を軋ませる原因となったモノ・・・
 「僕には、薔薇だけで十分だ!!!」
 シエルはセバスチャンを置き去りにして、外に出た。
 シエルの為だけに咲く白薔薇・・・
 人の魂を練り込んだシエルの為だけの食事・・・
 そんなものはシエルの口に合わない。
 どれ程、魔力を用いたとしてもシエルにはバレてしまう。
 シエルは白薔薇を手に取ると口付ける・・・
 薔薇は見る間に萎れ、朽ち果てる。
 シエルの食事は、薔薇の精気だった。
 ハンナから受け継いだ植物に属する悪魔となったシエルだったから・・・
 人であった頃は、セバスチャンの褒美の報酬として、その身を与えたのに、今は見向きもされない。
 只、命令に洵ずるだけの執事としてのセバスチャンしかいなくなった。
 「くっ・・・滑稽だな・・・人であった時は、こんな事忘れてたのに・・・」
 シエルの大きな瞳からは、涙が溢れていた。
 セバスチャンに抱かれ悦楽を感じた時だけ、流していた涙・・・
 屑折れる絶望感・・・
 そんな時だった・・・
 クルック・・・
 鳥の鳴き声だった。
 「白い鳩?あれは・・・」
 見覚えのある鳥。
 その鳩に近づくと、羽根を広げ飛び立つ。
 「待て・・・」
 シエルは黒い羽根を広げ、追いかけた。
 いつそんな羽根が自分に生えたのかは、シエルは気付いていなかった。
 セバスチャンが自分の為に、人の魂を用意する理由すらも・・・
 少しでもセバスチャンから離れたかった。
 自分が悪魔になってから、笑わなくなったセバスチャンの顔が見たくなくて・・・
 「やれやれ・・・あの方は人でなくなられても無防備な・・・どうしましょうねぇ・・・命令はありませんし。悪魔になったから、すぐ死ぬ事はないでしょうし・・・」
 セバスチャンには全ての事が解っている様だった。
 長い間、碌に人の魂を喰らってなくても、蓄えが違う。
 クロードの言った様に、シエルに執着する余り、悪魔としてのカンは鈍っていたとしても、力が無くなった訳でもないのだ。
 シエルの割った食器を片づける。
 全ての力を総動員して、シエルの瞳と繋がり、例え名を呼ばれなくても、すぐにシエルを救う自信はある。
 自分の命と引き換えにしてでも・・・
 「私(悪魔)らしくない・・・私は貴方を・・・」


 バサッ・・・
 白い鳩を追い掛けて着地したシエルの前には、テーブルが用意されていて、複数の話声が聞こえた。
 「葬儀屋・・・」
 「やぁ~よく来てくれたねぇ・・・待ちわびたよう・・・ひっひっひっ・・・」
 見ると懐かしい顔が見えた。
 「もう・・・何グズグスしてるのよぅ?さっさと座りなさいよ!!!」
 赤い死神までいた。
 「時間の無駄ですよ。さぁ、御茶を・・・」
 潜入捜査の時の死神まで・・・
 促されるままシエルは席に着く。
 「良い香りだ・・・美味しい・・・」
 悪魔になったシエルが紅茶の味が解る筈もなく・・・
 一口しか口をつけてないのに、意識が薄れていくシエル。
 「良い夢を伯爵・・・目覚めた時には、全て終わってるよ・・・君が望んだとしても、あの存在を許す訳にはいかないからねぇ・・・」
 ふわふわと漂う意識の中、葬儀屋の声を聞いたシエルだった。


 ガキッ・・・バキッ・・・
 硬質なものがぶつかる音・・・
 シエルはうっすらと目を開けた。
 「セバスチャン!!!」
 目の前には、セバスチャンがウィリアムと葬儀屋を相手に戦っていたのだ。
 「あら~ン、目覚めちゃったのね?もう少し寝てた方が良かったのに・・・二人にセバスチャンが殺される所、見たくないデショ?」
 「そんな事僕がさせない!来たれ!!!レーバァティン!!!」
 シエルの呼びかけに、死の島から、悪魔の剣が転移してくる。
 死神二人に悪戦苦闘で血塗れのセバスチャンを助けるべくシエルは、二人の死神に無謀にも切り掛った。
 キィ~ン、バキッ・・・
 葬儀屋の鎌は吹っ飛び、ウィリアムのデスサイズは、レーバァティンによって、切り裂かれた。
 「セバスチャンから手を引け!!!懐かしいから、一緒にお茶と思ったが、お前達はあの神に属する者・・・僕とは相いれない。悪魔すら殺せるこの剣なら、神であるお前達も例外でないのだろう?」
 「あんたってバカね?死神が三人いるのよ?セバスチャンを助ける為に、自分の命捨てるつもりだったの?」
 「勿論!!!僕はこの駄犬の飼い主だからな。可愛い飼い犬の為なら、この命惜しくない。最後の時は、この魂はセバスチャンに喰わせられるだろう?」
 「あ~あ・・・やってらんないわァ・・・両想いじゃないの・・・おバカなあんたに教えたげるわヨ、あんたは知らないけどね。セバスチャンはあんたが眠ってる間、抱いてたのヨ。でなきゃあんたの悪魔としての魔力なんてとうに尽きてたわ・・・ハンナって言ったかしら?あの悪魔アタシが一度、デスサイズで切り裂いてやったのヨ。死なないのは不思議だったけど、レーバァティンの鞘なら、納得行くわね。命を二つ持ってたんでしょうね。お互いの心に素直になりなさいよ。セバスチャンたら、あんたを取り戻す為に、何度アタシを利用した事か・・・結ばれなきゃゆるさないわヨ!!!」
 赤い悪魔は、二人に好意的だったが、ウィリアムよりも葬儀屋の方が厄介かも知れなかった。
 「伯爵、小生は「もういい!!!僕はセバスチャンだけ要ればいいのだから・・・」
 誰が何と言おうと、シエルは気高く、孤高な精神の持ち主だ。
 例え悪魔になっても、それは変わらない。
 「それでこそ私の坊ちゃんです・・・」
 血塗れにも関わらず、シエルを抱き上げるセバスチャンは、誇らしげに言うのだった。
 「もう二度と、私達に干渉しないで下さいね。次からは本気出しますよ・・・」
 地を這うセバスチャンの声音・・・
 シエルをグレルが監視してなければ、本気を出せたのだから・・・
 「あら~ン・・・行っちゃった・・・これでいいの?」
 
「ええ・・・あの子供は人の魂などに興味ない様ですし、二人で生きて行くだけなら、我々が監視する必要もないでしょう」
 葬儀屋の心が許せないだけで、ウィリアムには無関係な話なのだ。
 人の魂だけ失う事がないのなら・・・
 「それが伯爵の幸せならば仕方ないさ。試してみたかっただけだよ。アレが伯爵の為に、命を棄てる覚悟があるかどうか・・・」
 「メンドクサイ性格ねぇ・・・只のお邪魔虫だったけど・・・」



 「お前なんで僕の為に・・・」
 「私は貴方の下僕・・・主を守るのは当然でしょう?貴方こそ私の為に・・・」
 「だまれ!!!もういい・・・二度とあんな真似はするな」
 「貴方こそ私の為に、命を投げ出すなどなさらないで・・・」
 二人共互いに執着する。

 愚かしい程、愛してる