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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「白薔薇の花嫁」
 時間ないのでぼったん小説更新
「白薔薇の花嫁」
セバスチャンは思う。
また今日と言う日が来てしまった。坊ちゃんには辛いが、自分には歓喜する日が!
12月14日坊ちゃんの誕生日。二人が出会った恐怖の一夜。

全てを知るのは私だけ。
悪魔なのに、ない筈の心が躍る。
今宵は彼の全ては私のモノ。婚約者ですら自由に出来ない。
後何回繰り返すのだろう?茶番ではあるが、彼を壊さない様に抱き締めて。
怯えない様に宥めて優しく閉じ込めて。

寝室に飾る白薔薇を用意しながら、そんな思いが頭を過ぎる。
白薔薇の様に気高く汚される事もなく。
どこまでも純白で。
「白薔薇の花嫁、坊ちゃん私の所まで堕ちて。貴方を汚して私色に染めたい」悪魔は舌舐めずりする。

白薔薇が赤く染まる時、貴方はどんな顔を見せてくれるだろう?
「今宵は離しませんよ。貴方は私だけのモノ」誰にも邪魔させない。
貴方は私の腕の中でだけ生きればいいのだから。

「さぁ、どうぞ・・・坊っちゃん・・・」
いつになく優しげなセバスチャンの声音・・・
シエルは何となく、セバスチャンの・・・否、悪魔の甘言に気付いてしまった。
今宵は特別な日なのだから・・・
契約が終われば、シエルの全てはセバスチャンのモノ・・・
魂だけではなく、全て全部・・・
あっさり命を奪われ、殺され魂を食われ終われるのかは、悪魔に戻ったセバスチャン次第。
シエルには関知出来ないのだ。
選ぶ道すら途絶えて・・・
それでも構わない。
神は最後の希望すら奪い去ったのだから・・・
一人で取り残される恐怖・・・
10歳の少年が一人で生きるのは辛すぎる。
恐怖に震え、魘される日々・・・
それを救ったのが悪魔だとは・・・
運命はどこまでも、人に優しくない・・・
寝室の扉を開ければ・・・

一面の白が広がった・・・
寝室の純白のシーツに負けぬ程の眩い白薔薇・・・
ふんだんに散りばめられた白薔薇の芳香がシエルの鼻を擽る。
「良い香りだ・・・」
「お気に召していただけてようございました・・・」
「フン・・・回りくどい手を使わずとも、今夜はお前と・・・」
「坊っちゃん!!!」

ドサッ・・・
セバスチャンは思わず、シエルを押し倒す。
叱り飛ばしたい気分だが、無粋だと言われそうで・・・
百戦錬磨の悪魔に反抗するのも面倒で・・・
セバスチャンのなすがままに身を任せ・・・

「んっ・・・はぁ・・・」
甘ったるい嬌声は悪魔ですら虜にする。
シエルの内部に食い締められ、悪魔ですら煽られて・・・・
元々のシエルの気質なのか、一か月の監禁生活で仕込まれたものなのか?
悪魔の自分には解らない。
手当たり次第に食い散らかしてきた自分には・・・
「くっ・・・シエルそんなに締めたら・・・」
「いいじゃないか・・・何度でも・・・すれば・・・」
抱かれていても主は気高くて・・・
「いい度胸ですね?そんなに私に甘い顔すると、図に乗りますよ・・・」
嫌味の一つも言わなければ気が済まないセバスチャンでも、シエルとの体の相性の良さには、舌を巻く程だった。
温かく包まれて・・・
ドクン・・・
「ひっあっ・・・」
熱い白濁を奥深く注ぎ込まれ・・・

堕ちていく・・・
悪魔の腕の中からは逃れられない。
何人たりとも・・・
何度も何度も穢されて・・・
体の中まで支配され・・・
深い眠りにつく。
「坊っちゃん・・・今宵は私も共に・・・」
「んっ・・・おやすみセバスチャン」
「おやすみなさいませ・・・シエル」
なくした名前を耳元で囁かれ、つかの間の平安に身を委ねた。