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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「溺れて酔わせて1」
 今日仕事で突発的に閃いた小説。
 長くなりそうで、書けた分だけ更新します(*^_^*)





   「溺れて酔わせて」
 ガラガラ・・・
 セバスチャンがカートを押して、主の為に用意したアフターヌーンティーとイチゴのホールケーキを運んでいるのだ。
 書類の山と格闘しながら、疲れ果てている主人の為の癒し・・・
 しかし、悪魔で執事のセバスチャンが素直に、癒す事など有り得ない。
 愛する事は出来ても、悪魔なのだから・・・
 シエルを傷付けるつもりは毛頭ないが、少しくらい良い目をみても罰は当たらないだろう・・・
 悪魔である自分がたかが、人間のガキに仕えているのだから・・・
 執事であるが為、ノックもなしに入室する事があっても、咎められる事ではない。
 人間同士であれば、話は違うのだが・・・
 「坊ちゃん・・・良く頑張られましたね・・・お疲れでしょう?アフターヌーンティーを御持ちしました。」
 「んっ・・・もうそんな時間か?」
 「ええ・・・今日の予定の書類の処理は終わられましたね。休憩なさってから、後はゆっくり処理なされば宜しいかと・・・」
 言いながらも、セバスチャンは、シエルの為の紅茶を用意し、ケーキを切り分けた。
 「珍しいな・・・お前がホールごとケーキを持ってくるなんて・・・」
 「ええ、偶には、甘い物をたっぷり召し上がって頂こうかと・・・」
 そういつもなら、使用人の分も兼ねている事もあり、ホールのまま持ってくるのは、珍しいのだ。
 二人だけで過ごした二年間とは違う日常だから・・・
 セバスチャンはジッとシエルの口元を見つめていた。
 主がきちんとケーキを食べるか、否か・・・
 ゴクリ・・・
 と喉がなり、ケーキが咀嚼された事を確認したセバスチャンは、口元に笑みを浮かべたのに、シエルは気付かない。
 「美味しい・・・甘いのに微かな苦みがある・・・って感じで・・・初めの頃は、どうなるかもと心配だったが、スイーツ作りも上達したな。流石は、ファントムハイヴの執事だ。」
 「光栄でございます。坊ちゃんから褒めて頂けるなんて・・・精進した甲斐がありました。」
 敢えて、珍しいとは口にしないセバスチャン。
 この後の楽しみの為には、無粋な言葉は不必要だから・・・
 「しかし・・・なんだか、暑いな・・・アイスティーだったら良かったな・・・」
 シエルの顔は火照り真っ赤だった。
 セバスチャンの悪戯・・・
 仕事が忙しく、夜の相手をここ暫くしていなかった。
 珍しく、シエルの許しが出たとしても、腕の中でスヤスヤと安らかに寝られては、気分も萎えると言うもの・・・
 自分を求めて欲しいと想う。
 愚かだとは解っている。
 悪魔を愛する人間など存在しないのだから・・・
 シエルだってセバスチャンに愛されている事など、気付きもしないだろう。
 (それでも私は貴方しか愛せない・・・)
 服をばたつかせ、暑さをやり過ごそうとするシエルだが、暑いから火照っている訳ではないのだ。
 (坊ちゃん。貴方が私を求めて下さらないから、仕掛けさせて頂きましたよ。)
 セバスチャンはシエルを煽る様に、ある仕掛けをしたのだ。
 スポンジケーキをしっとりさせる為に、シロップと香り付けに、ラム酒などのリキュールを塗り、隠し味とする為と、ふんわりとした触感を楽しませたりする方法がある。
 しかし、セバスチャンはラム酒ではなく、何と、ブランデーを使用したのだ。
 如何に、大人びたシエルと言えど、まだ13歳になったばかり・・・
 過度のアルコール摂取は厳禁だ。
 しかし、酔ってしまえば、大胆になって自分を求めてくれるかも知れない。
 そんな浅はかな望みに賭けなければならないほど、獲物に執着する自分。
 滑稽ではあっても、悪魔だから何の問題もないのだ。
 モラルなど悪魔には有り得ないのだから・・・
 「暑い・・・何とかしろ・・・セバ・・・ス・・・チャ・・・」
 呂律が回らず、言葉もたどたどしいシエル。
 「イエス・マイロード」
 嬉々として、シエルの傍に行くセバスチャン。
 上気した顔に近づき、口付ける。
 「んんっ・・・」
 抗議したくても、抵抗も出来ないシエルだった。
 「ふっ・・・んんっ・・・」
 深くなる口付けに理性など、消え去ってしまう。