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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「BLUE JEWELS 10」セバス企画アニメバージョン
  お待たせしました。
  アニメバージョンの更新です。
  今回はHなしで・・・
  朝と夕方でやっと出来ました。
  少しでも楽しんで頂けたら幸いです(*^_^*)



        「BLUE JEWELS 10」
 悪魔の宴が始まる。
 コンコン・・・
 「入れ」
 「お二人共、そろそろお時間ですよ」
 サタナキアは恭しく頭を下げる。
 帝王サタンの宰相が執事などと茶番だった。
 それでも、何事か二人にあれば、その命を賭けて守れるだけの存在なのだから仕方の無い事。
 「この様な催しなど、久しくありませんでしたから、彼らはウズウズしてお二人を待っておりますよ」
 「私より、シエルをでしょう?本当に下らない遊びですね・・・」
 「ええ・・・下らないですよ。しかし、それが魔界と言うもの・・・暇を持て余す悪魔達を喜ばせる為には、適度にお付き合い頂きませんと・・・」
 シエルはセバスチャンとサタナキアの会話を聞いているだけ・・・
 いつもと違って不機嫌なセバスチャンだったから・・・
 自分が原因でない事は解かっていたから・・・
 だとしたら宴自体に怒っている事になる。
 悪魔もシエルがいた世界と変わらず、貴族社会・・・
 しかも、下僕となれば絶対服従を強いられるばかりか、命まで奪われる事すら、日常茶飯事・・・
 自分の身を守る為に、保身と裏切り・・・
 シエルを貶め、穢した豚共と変わらない。
 「さぁ・・・シエル地獄へ行きますよ」
 セバスチャンの差し伸べた手を取るシエル。
 彼と一緒なら何処までも・・・
 式場だった場所が、宴の場所・・・
 「「ようこそ王子夫妻!!!」」
 サタナキアが二人を案内した。
 二人の場所の上には既に帝王と王妃リリスがいた。
 「「今宵はお招き頂きありがとうございます」」
 打ち合わせ通り、シエルはセバスチャンと声を合わせ、二人に挨拶をした。
 「うむ、そなた達のお披露目も兼ねてるから、心してくれ。何、サタナキアが名を呼んだ者が顔見せにくるだけだから何も声も掛けずとも良い。形式上の事だから。気楽に気楽に・・・」
 セバスチャンと同じ顔が言うのだが、帝王のくせに、セバスチャンとは性格が似ても似つかないサタンに不思議な感覚のシエルだった。
 「サキュバスはシエルには刺激が強いので、後日紹介する事としよう。今日紹介する者達は殆どが軍属か、貴族の者達ばかりじゃ。大事を取って私達の結界を張ってある。上位の者は上級悪魔として最終日に紹介する事となる。全員で72柱いるからの。途中で休憩し、食事なり、デザートを取る事となる。疲れるだろうが頑張ってくれ」
 リリスが言う
『疲れる』は、魔力をぶつけ、シエルの力量を測る者もいるからと暗に言ってる事だった。
 セバスチャンがクロードを殺し、ハンナの妨害により、シエルを悪魔にされたが、そのせいでハンナの魔力はシエルに移った。
 悪魔は魔力を失ったら、余程の事がない限り、生きていく事は出来ない。
 ハンナも例外ではなく、死んだクロードの傍らで息絶えた。
 ハンナの中のルカがアロイスを求めた結果だろうが、クロードに寄り添い死んでいったハンナを哀れむ悪魔もいる。
 眷属と呼ばれる花に属する悪魔達。
 しかし、その属性を内に秘めたままシエルはセバスチャンと同属に成り果てた。
 鴉の黒い羽を持つ空の属性・・・元天使だった堕天使達、高位の悪魔達。
 クロードが昆虫の属性を持つ様に、悪魔の階級も姿形も様々だ。
 圧倒的に悪魔は男性が多いのだが・・・
 天使アンジェラが両性体だった様に、セバスチャンの母リリスも天使の頃は、両性体だったのだ。
 今は女性に固定しているが、魔力を使い過ぎると男性に戻り、それ以上に消耗すると天使に戻る時もある。
 セバスチャンが手っ取り早く空腹を解消する為に、シエルと肌を合わせるのと同様に、サタンに抱かれれば良いのだが・・・
 男であった自分を勝手に抱き、セバスチャンを孕ませた恨みから、男性であった時と似ても似つかぬ女性となり、リリスとなった。
 『愛しています』
 きちんとシエルに告げた息子のセバスチャンと違って、誠実さに欠ける男サタン。
 それでもセバスチャンを孕んでからは、優しくて・・・
 愛してなければ、共に地獄に堕ち様とは想わない。
 シエルがそうであった様に・・・
 セバスチャンは憎らしいくらい相手に対しては、サタンに瓜二つだとリリスは内心で想っていた。
 本来なら息子が結婚する場合、嫉妬で嫁に辛く当たると言うが、自分自身過去は男だったのだ。
 そんな感覚は持ち合わせていない。
 席に着いたシエルの指を握り締め、
「大丈夫ですよ、私がついています。」
 寧ろ息子が誇らしいくらいだった。
 広間はざわついていた。
「では、方々、ご準備は宜しいですか?名前を呼ばれた方は御前においで下さい。高位の方々は最終日にご紹介致します。お互い御声掛けは不要でございます。くれぐれも王子妃様に力量を測ろうなどと、魔力をご使用にはなられません様に・・・ではお名前を御呼びします。」
 セバスチャンは更に強くシエルの指を握り締めた。
                   11に続く・・・
          H25.9.2 P4:50