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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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黒ミサNO.2
 少女は、取り敢えず、セバスチャンの命を繋ぎ止める為、魔力を込めた自分の血をシエルの口に含ませた。
 少女は、自分の右の手首を喰い破り、流れる血をシエルに差し出したのだ。
 シエルは、甘い血とスイーツの様な甘い芳香を放つ、少女の香りに酔いそうだった。
 セバスチャンの唇に喰らいつき、少女の血を一滴残らず、口に流し込む。
 ダラダラとセバスチャンの口から流れ出す血・・・
 シエルは、絶望を感じていた。
 「心配せずとも良い。私の血は、只、セバスチャンの魂が、身体から離れるのを留める為のモノ・・・必ず、そなたとの契約は叶えてやろう・・・だが、解っているな?」少女の声は、壮絶な恐ろしく威厳のあるモノへと変わっていた。
 地の底から、頭の中に響く様な威厳に満ちた声・・・
 「ああ・・・僕は、お前との契約を破らない・・・それで、セバスチャンが助かると言うなら・・・」シエルは、血で汚れたセバスチャンの口をハンカチで拭いていた。
 涙が溢れていた。
 自分を翻弄していた、目の前の男の血の気のない青白い顔・・・
 「フフ・・この男をここまで虜にしたそなたは、流石は、ファントムハイヴの血を受け継ぐ者なのだな・・・悪魔が、契約者を助ける為に、自分の命を投げ出すなど、初めての事だ・・・さぁ、行くぞ。儀式の場へ・・・」シエルは、セバスチャンから離れ、立ち上がった。
 少女は、手首の血を舐め取りながら、左手を上げると、フワッとセバスチャンの身体が浮き上がる。
 少女が、普通の悪魔でない事に改めて気付いたシエルは、旋律を覚えた。
 一歩、踏み出しただけで、景色が変わり、地下室の様に暗いが、広大な空間に辿り着いた。
 シエルの思い出したくない、黒ミサの祭壇が目の前に広がった。
 セバスチャンの身体は、自分が生贄になった時に、寝かされた台の上に乗せられていた。
 「さぁ、儀式の為の血を用意するまでに、セバスチャンを全裸にして、これを掛けよ。終わったら、そなたもこれを・・・」少女が渡したのは、黒いロープ・・・黒ミサの時、シエルを凌辱した者達がまとっていたマントの様な物・・・
 シエルの身体が竦むのを感じた少女だが「早くせねば、間に合わぬ。」少女の言葉に、シエルは意を決した。
 自分の命は、セバスチャンに二度助けられたのだ。
 今度は、自分がセバスチャンを助けるのだ。
 服のボタンを外した事などないシエルだったが、一時的に悪魔になったせいか、素早くセバスチャンを全裸にし、大事な所を隠す様に渡されたシーツの様な物を掛けた。
 自分は、ロープを着ようとしたら「そなたも全裸だ。」振りかえった少女も、全裸に黒いロープでシエルは真っ赤だった。
 少女は呪文を唱えると、自分の両手首をナイフで切り裂き、セバスチャンの身体に血を浴びせた。
 「我らが王サタンよ、貴方の力を用い、悪魔セバスチャン・ミカエリスの命を魂を呼び戻し給え!」少女の声に応える様に血は、見る間にセバスチャンの身体にスウっと吸い込まれて消えた。
 何度も同じ行為を繰り返す。
 血が吸い込まれなくなった時「さぁ、シエル、この血をセバスチャンの口から飲ませよ。」ズラッとセバスチャンの頭の上に並べられたワイングラス。
 シエルは、その血を口に含み、セバスチャンに何度も、何杯も飲ませていた。
 一向に、セバスチャンが目覚める兆候がなかった。
 シエルは泣きながら、口付けを繰り返す。
 何度目かの行為の時、逆に力強い舌に絡め取られ、唇を離せない。
 「んんっ・・・うっ・・・」苦しげなシエルの声・・・
 やっと唇を離し、目の前の男を睨みつける・・・
 「セバスチャン!」紅い目を輝かせた悪魔・・・セバスチャン
 「ああ・・・坊ちゃんここは天国ですか?貴方から、キスして頂けるなんて・・・」事態の空気も読まず、再び、シエルの唇に喰らいつく・・・
 「馬鹿・・・んんっ」シエルは、何も言えなかった。
 愛しい悪魔が目の前にいるのだ。
 周りの事など、気にならない。
 「いつまでくっついている?まだ左腕は、くっつけたばかりじゃ、無理をするな!」少女の声で、我に還るシエル。
 「これはこれは、私の命を繋ぎとめて下さったのですか?ありがとうございました。でも、はっきり申し上げましてお邪魔虫ですよ。」セバスチャンは、少女がくっつけた左腕も使い、シエルの身体を抱き締めた。
 「離せ!親愛なる女王、魔界の王妃リリス様、ありがとうございました。このご恩は、忘れません。」シエルは、セバスチャンの腕から逃れ、英国の女王の前でする時の様に跪き、礼をとった。
 「フフ・・・私の名に気付くとは・・・折角助けたのだ。セバスチャンと仲良くやるように・・・」リリスは、微笑んだ。
 リリスは、シエルの気付かぬ間に、セバスチャンの左腕の再生をしていたのだった。
 「さぁ、血で汚れた身体をフロで清めよ。」リリスが言うと、広い空間の大浴場に二人はいた。
 「坊ちゃん・・・」セバスチャンは、茫然とするシエルを引き摺り、浴室に身体を浸からせていた。
 シエルの機嫌が、すこぶる悪い事には、気付いていたが、敢えて無視する。
 手の平でシエルの肌を撫で、血を洗い流す。
 
 
 
 
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