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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「一日遅れの夜のデート」猫のネタ
 すぴばるだと見れない方がいらっしゃるかも知れませんので、こちらにも更新致します(*^_^*)
 「猫の日」を題材にした小説です。
 少しでも楽しんで頂けたら幸いです(*^_^*)
     
 
       「一日遅れの夜のデート」
 セバスチャンは、シエルにアフタヌーンティーを提供すると相談を持ちかけた。
 「坊ちゃん、昨日2月22日は猫の日だったのですが、私とした事が、うっかり忘れていました。ですので、今夜、夜のデート致しませんか?」
 完璧な執事を演じている目の前の執事から、デートの誘い・・・嬉しくない訳ではないが、『猫の日だった』を出されては、素直に喜べないシエルだった。
 「それがどうした?お前は喜ぶべき日だったかも知れないが、僕には関係ない。今更、夜のデートなど・・・」
 そう毎日の様に、深夜から明け方近くまで、魂を喰らえない代償として、セバスチャンとベッドを共にするシエルなのだ。
 今も今朝方まで、散々、イイ様に嬲られて、身体が痛い感覚から抜けきれないシエル。
 今のシエルは悪魔なのに・・・
 二人で何年も過ごし、シエルが人間だったころからの関係に戻るのに、大した時間はかからなかった。
次第にベッドを共にする様になり、セバスチャンが執事に戻るまでの数時間、一緒に眠っているのだ。
シエルはさながら、丸くなった子猫の様に、セバスチャンの胸に密着して、抱き締められて眠る毎日だった。
始めの頃は、シエルの寝顔を眺めてるだけのセバスチャンだったが、無邪気な寝顔に、嗜好品としての睡眠を楽しみたくなったセバスチャンは、取りあえず、眠ってみた。
どんな夢を見ていたのかは覚えてはいなかったが、意外に気持ちの良いモノだと感じたセバスチャンは今では、シエルを腕に抱いて眠る様になった。
シエルを胸に引き寄せ、抱き締めて、匂いに包まれて眠る。
セバスチャンがシエルの為だけに咲かせている白薔薇から抽出したオイルで、バスミルクを作りだし、シエルの入浴の際に、使用している。
甘く、気高い香りに調節して・・・
「そうですね、坊ちゃん・・・今更ですよね・・・私は貴方の忠実なる僕・・・永遠の執事です。出過ぎた発言を致しました。お許し下さい御主人様・・・」
セバスチャンはシエルに跪き、許しを乞う。
そんなセバスチャンにシエルは、胸がキュンとなるのを感じた。
シエルが人であった時は、さほど意識してなかったセバスチャンへの想い・・・
皮肉にも、クロードに洗脳され、セバスチャンが両親を殺した敵と記憶を書き替えられた時、芽生えた想い・・・
『愛している』
気付いてしまえば、冷静ではいられない。
シエルの真の望みは、自分の存在が、この世から消え去る事・・・
 悪魔と契約した以上、代償なしでは、生きられない。
 セバスチャンの気紛れで、何時その命を奪われるか知れぬ、緊迫した日々・・・
 懐かしい思い出となってしまった。
 シエルはとっさに、セバスチャンの頭をナデナデしてしまった。
 「坊ちゃん・・・?」
 セバスチャンは呟く。
 「ちょっとだけなら良い・・・僕も退屈してるんだから、少し、お前に付き合ってやる・・・」
 「坊ちゃん・・・坊ちゃん・・・」
 セバスチャンに急に抱き竦められてしまったシエル。
 「ありがとうございます。流石は坊ちゃん・・・お優しい・・・」
 「フン、僕の気紛れだ・・・いいか!くれぐれも少しだからな!」
 悪魔になっても、シエルの脆弱さは変わらない。
 「勿論です。貴方の脆弱さは、悪魔になられても、変わりませんから・・・」
 セバスチャンは苦笑する。
 「では、夜のデート楽しみにしております」
 セバスチャンはシエルを解放し、食器を下げ、執事に戻った。
 今のシエルは悪魔だ。
 アロイスとハンナの策略により、自身の魂ごとセバスチャンとの契約はそのままに、クロードとハンナと三人の悪魔と契約した事になったのだ。
 当然、セバスチャンとの初期の契約は、蔑ろにされ、蹂躙されたのだ。
 本来ならば、怒りの余り、セバスチャンに殺されても当然のシエルだったが、似たような行為はされたが、死ぬ事はなかった。
 「フゥ・・・」
 シエルは豪奢なソファーに凭れ、寛いだ。
 悪魔になっても、セバスチャンの様に、生粋の悪魔でない為、使える魔力も限られてくる。
 シエルの変化能力も限られているのだ。
 夜に出かけるのだから、今のままの姿ではないと言う事だ。
 「厄介な奴を好きになってしまったな・・・」
 シエルは誰に聞かせるでもなく、呟いた。
 クスクスと愉快に笑う。
 自分は人であった時は、悪魔であるセバスチャンに根首を掻かれぬ様に、注意を払っていたが、今では完全にセバスチャンの主として君臨している様なものだ。
 楽しくて、愉快で、仕方ない・・・
 悪魔を従える嘗て人であった自分・・・
 悪魔を愛しいと自覚した日から、運命は変った。
 シエルとセバスチャンの契約を邪魔した悪魔二人は、排除出来たのだ。
 もう二人の邪魔をする存在は、運命だけであろう。
 「もう、誰にも邪魔させない!されたくない!」
 シエルの本音だった。
 

 「セ・・・セバス・・・」
 ゼイゼイとシエルが荒い息を吐く・・・
 「坊ちゃん何ですか?これくらいで、根を上げてどうします?さぁ、もう少しですから、いきますよ」
 セバスチャンはサッと行動するが、シエルはモタモタしてしまう。
 「もう・・・坊ちゃんは・・・」
 セバスチャンは、シエルの首を咥え、走り出した。
 そう今の二人は完全な猫だった。
 昨日は猫の日と言うことで、シエルは真っ白な猫、セバスチャンは真っ黒な黒猫に変化して、夜のデートに繰り出したのだった。
 セバスチャンの目指す場所までは、かなりの距離があったが、二人共猫なのだ。
 人体形よりも身軽である筈なのだ。
 悪魔なのだから・・・
 しかし、シエルの体力のなさに、業を煮やしたセバスチャンによって、首を咥えられ運ばれるなど、母猫が生まれたばかりの我が子を移動させようとする行為そのもの。
 恥ずかしいが、楽できるなら、そのままでも耐えるしかないシエルだった。
 セバスチャンは内心溜息を吐いているだろうが・・・
 どれ程走っただろうか?
 急に視界が開けてきた。
 そこは、一面の銀世界・・・否、氷の世界だった。
 「つきましたよ、坊ちゃん・・・美しいでしょう?ここは、魔界の入り口『コキュートス』です。」
 セバスチャンの声は、懐かしさに感慨深げだった。
 「何故、魔界の入り口へ?」
 セバスチャンの意図は計り知れないシエルだった。
 「只、貴方にお見せしたかっただけですよ。私が産まれた世界を・・・」
 セバスチャンには、何ら目的があった訳ではなかった。
 言葉の通りなのだ。
 悪魔は気紛れ・・・
 
人の様に、感情に左右される存在でない為、自分の思い通りに行動しようとするだけなのだ。
只、シエルにいつか戻るであろう故郷を見せたかっただけ・・・
「ここが『コキュートス』美しいな・・・とても悪魔の住む世界とは思えない。人の世より、美しいのではないか?帰りたいのか、魔界へ・・・」
それが、セバスチャンの望みならシエルも従うつもりなのだ。
「いいえ、私の生きる場所は、貴方のお傍だけ・・・貴方に無理矢理、魔界に行かせようとするつもりなど、ございません。只、知って欲しかったのです。これ程、美しい世界であろうとも、我々悪魔は醜悪な存在だと。何れ、貴方も完全な悪魔としての変化を終えるでしょう・・・私は貴方が完全な悪魔になり、未来永劫、私と共に生きるのを今では望んでいるのです。私は貴方の望みを叶えて差し上げられませんでした。こんな間抜けで無様な悪魔の私と時を刻み続けて頂けますか?マイ・ロード・・・」
黒猫は、白猫の前で頭を垂れた。
「お前みたいなモノ好きで、酔狂な悪魔と一緒にいたいなどと思うのは、僕くらいだろう・・・セバスチャン僕は、今では、こうなって良かったと思っている。僕は後悔などしない!いつでも前を見て、進むだけだ。その先に破滅が待っていようとも・・・僕は、未来永劫、お前を離してやらない。僕だけの悪魔セバスチャン・ミカエリス」
シエルは猫の身体のまま、頭を垂れているセバスチャンの頭をポンポンと撫でた。
「坊ちゃん!」
セバスチャンは人体形に戻り、シエルを抱き上げた。
「うわっ!」
そのまま、宙を舞い、あっと言う間に、二人の屋敷に戻っていた。
「坊ちゃん、楽しいデート御付き合い頂き、ありがとうございました。これで明日からも、貴方に仕える事を悦びと感じられましょう。今夜は、このままお休み下さい」
ニッコリしながら、シエルに笑顔を向けるセバスチャン。
「今日は、お風呂もなしなのか?別に悪魔になったから、必要ないが・・・寒い!」
「でしたら、さっさと休みましょう」
シエルを腕に抱き、ベッドに潜り込むセバスチャン。
ただし、二人の耳には猫耳が付いたまま・・・
暫くたっても、セバスチャンは何も行動をおこさなかった。
「お前今日は、抱かないのか?」
「今の私は猫ですから・・・」
セバスチャンはシエルに理由を告げた。
「馬鹿!」
シエルは、耳だけでなく全身を真っ赤にしながらも、セバスチャンに縋りつく。
「今夜はこのままで・・・」
 シエルはそのまま、セバスチャンに身を委ねた。
 温かい訳ではないのに、癒されるシエル。
 「僕の居場所は、お前の腕の中だけ・・・」
 シエルは眠りについた。
 「坊ちゃん・・・私も貴方と共に・・・」
 セバスチャンもシエルと同じになりたくて、眠る。
 寄り添って眠る悪魔二人に、青い月の光が優しく降り注いだ。
                               FIN
H24.2.23 P10:52
あとがき
 只、猫になって移動するセバシエが書きたかったのです。
シエルは白猫で、セバスチャンは黒猫のイメージで・・・
何故、セバスチャンがシエルを抱かなかったのかと言うと、猫のオスは、メスに挿入すると内部で、ストロベリーの突起の様なモノが引っ掛かり、痛みと共に、受精を促す作用があるとか・・・
突起が楔の役目を果たして、抜けにくくするとか言う事を何かで知りまして、書いてみました。
微妙に、記憶違いでしたら、お許し下さいませ((+_+))
最近は、セバシエばかり書いてますが、基本シエセバも好きで、ブログでは、チョコチョコ書いてます(*^_^*)
『コキュートス』はある天使と悪魔の壮絶な戦いの中に出てくる魔界を参照にしてみました。
BLっぽいのですが、元天使が悪魔の子供を宿しちゃうんですよね(゜-゜)
元天使は、実は両生体だったりします。
シエルも本当は、両生体だったら、面白かったですね(*^_^*)
今回はエッチはなしで、サラッと書いてみました(*^_^*)
これからも、少しずつ、こちらへ投稿しますので、R-18大丈夫なお嬢様のみ、閲覧下さいませ(*^_^*)
それでは、次回作をお楽しみに・・・
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