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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「BLUE JEWELS 3」セバス企画第二弾R-18セバシエ
 お待たせしました。
 ブログ三周年記念企画
 「セバス企画」第二弾・悪魔セバシエバージョン
 ついにセバスチャンの正体がシエルに知られてしまいます。
 今回は長いですので、ごゆっくりどうぞ・・・
 イチャイチャするセバシエは相変わらずですよ((+_+))
 では、お嬢様いってらっしゃいませ(^-^)
 水曜から朝も夜も残業地獄ですので、また更新が遅れますので、ご了承下さい。



  「BLUE JEWELS 3」
  腕の中でスヤスヤと眠る未来の妻シエル・・・
 今夜、その想いが遂げられる。
 長い間、シエルの魂を心を求めて、やっと想いが叶ったのだ。
 本音は魔界へなど戻りたくはなかった。
 いつまでも永遠に、二人だけで・・・
 子供を授かるのも良い事かも知れない・・・
 クロードとアロイスの計略により、歪められた契約。
 終止符を打つ為に、再契約として結婚と言う形に変えて、永遠を共に生きる。
 聡明なシエルは、言葉にしなくても、自分の意図に気付くだろうと思っていた。
 本当の目的は明確でなくても、知られているだろう。
 その為に、シエルを利用する事になり、セバスチャンは心苦しい想いに囚われていた。
 母の為でなければ、その手段を取るつもりではなかった。
 魔界に行き、シエルに父を見られれば、自分の正体など言わずとも、ばれてしまう。
 父はセバスチャンに瓜二つだったから・・・
 もっとも、見た目は違うのだが・・・
 夕方になれば、シエルと共に風呂に入り、シエルにはウェディングドレス風の衣装を着せ付けるつもりだ。
 自分も魔界に戻る為、それなりの衣装にせねばならぬ。
 シエルにはまだ牙も、角もないが、あちらに行けばそんな悪魔がうじゃうじゃいるのだから。
 本来ならば自分の精の影響で、シエルの身体の変化に、何かしら影響する筈だが、一向にそんな兆候は見られない。
 儀式の合間で、シエルの悪魔化が進むかも知れないが・・・
 心は未だに人のまま・・・
 シエルが耐えられるか心配だが、魔界に行くと決めた以上、心を決めなければならない。
 『僕を守り切れなかったくせに・・・』
 シエルの言葉が重く心に突き刺さる。
 シエルと共に落ちて行くハンナから
「シエル・ファントムハイヴは悪魔として生まれ変わる」
 その言葉に驚愕したセバスチャン。
 永遠に契約は終わらない。
 契約を終え、自由になりたかったシエルの望みも叶えられなかった自分・・・
 しかし、それは二人に幸いした。
 永遠の未来があるのだから・・・
 セバスチャンは死にたいとは思った事はなかった。
 いつだって自由きままに生きてきたから・・・
 それに比べてシエルはどうだ?
 同属である人に因って家族を幸せを奪われた。
 悪魔のせいで、人として死んで、本当に穢れある存在の悪魔になってしまった。
 もし、自分だったら耐えられないだろうとセバスチャンは思う。
 「坊ちゃん・・・私は今度こそ貴方を・・・」
 自分で守り切れなければ、手段を選ばない。
 魔界でなら、シエルを守り切る事も可能なのだ。
 等価交換でも、両親の申し出を受ける事にしたセバスチャン。
 もし、両親が自分を謀ったのなら、刺し違える覚悟で・・・
 命までかけてもシエルを守りたいと願う自分には、驚愕するだけだが・・・
 そんな事を考え、悶々と悩んでいると、そろそろ支度をしなければならない時刻が近づいていた。
 既に魔界には、通達してあるのだ。
 式の用意は滞る事なく進められているだろう。
 人間の式とは違い、ほんの少しで儀式自体は終わる。
 その後の披露宴の方が問題だった。
 今夜は慣れさせる為に、サバトが行われる為、下級の悪魔の挨拶は、明日の夜に持ち越されたのだ。
 その為、上級悪魔達は時間を削られる事になる。
 悪魔を呼び出す為の儀式が
「黒ミサ」なら、悪魔達が行う宴
「サバト」は、悪魔達が縺れ合い、絡み合い、時には生贄として連れてこられた人間の女を下級悪魔が犯しまくり、果ては食らう。
 セバスチャン達、高位な悪魔は魂を食らう。
 淫魔と呼ばれるインキュバスとサキュバスは、人間と交わり、精気を奪い、死に至らしめる。
 それより下級な悪魔はグールと呼ばれ、血肉を食らうのだ。
 皆、生きる為に食事の形態が違うだけ・・・
 「さぁ・・・坊ちゃん・・・そろそろお目覚め下さい。お風呂に入って支度しませんと・・・」
 「んっ・・・解かった・・・」
 目を擦りながら、眠そうな表情のシエルは堪らない。
 (式の後で存分に啼かせて差し上げますから、今は我慢です・・・ね・・・)
 自身は反応しているのに苦笑しながらも、シエルを抱き上げて、浴室に向かうセバスチャン。
 ちゃぷっ・・・
 「温かい・・・」
 「まだそんな感覚がおありなのですね・・・悪魔になられたと言うのに・・・」
 背後からシエルの肩に口付けるセバスチャン。
 「んんっ・・・もう・・・この駄犬!!!そんな事して式に遅れたら困るだろう?」
 背後から密着するセバスチャンの怒張を肌で感じ嬉しい反面、恐怖なのだ。
 セバスチャンに散々教えられた悪魔社会。
 奪い奪われ、強い者だけが生き残る弱肉強食の掟。
 人と違い悪魔の王に訴えたとしても、聞き届けられはしないだろう壮絶な世界。
 悪魔は本来気紛れなのだ。
 セバスチャンの様に、最後まで契約に拘る悪魔などいない。
 クロードの様に、新たな獲物に目移りしたら、契約など反古にされるばかりか、命を奪われ、アロイスの様になる。
 それなのにセバスチャンは・・・
 「お前は律儀だな・・・僕を裏切ったくせに・・・契約は歪んでも最後まで守って・・・」
 「ええ・・・それが私の美学ですから・・・」
 セバスチャンは多くは語らない。
 ゲームの様に裏を読め、気付け・・・と心の中で訴え続けて・・・
 「ならさっさと支度して僕を魔界に連れて行け!僕はこの世になど未練などないのだから・・・」
 「イエス・マイロード・・・この言葉は今日限りですが・・・」
 言葉と共に、手早く入浴を済ませ、一瞬でシエルにドレスを着せていく。
 女性の様に見えなくもない膨らみのない膝が隠れる程のスカートを履かせ、長いベールを被せ、シエルの顔を隠す。
 全て黒のレース仕様だが、中の服は黒い絹で出来ていて、無駄に肌を露出させない様になっていた。
 セバスチャンはと言うと、貴族に見えなくもない服装で同じく黒一色。
 手袋まで黒だが、違和感を覚えた。
 袖には黒のレースのフリルがあしらわれていたのだ。
 まるで家庭教師に化けたセバスチャンが、黒い衣装に変えただけなのだが、豪奢に見えなくもない。
 首には執事の時のネクタイではなく、スカーフが・・・
 黒一色で、銀色の髑髏のモチーフのブローチで止められていて・・・
 まるで白か銀一色のイメージのドルイット子爵と正反対の衣装で、装った感じで・・・
 セバスチャンが高位の悪魔だとは、肌で感じてはいたが、今までとは違う雰囲気だと、不思議な感じがしてしまう。
 「似合いませんか?シエル・・・花婿らしい格好と思いまして・・・」
 ポカンと口を開けたままのシエルに、気を悪くした様なセバスチャンは、寂しそうだった。
 「いや・・・お前のそんな格好が珍しいだけだ・・・さぁ、魔界へ・・・」
 シエルが差し出す手に手を添えて口付け、グイッと自分の腕の中に収めると、魔界に飛び立ったセバスチャン。
 同族になった以上、翼を隠す必要もなく、大空目掛け飛んで行く。
 魔界へ・・・故郷へ・・・
 「なぁ・・・セバスチャン。僕はどんな悪魔になるんだ?お前の様に翼があるのかな?」
 「私にも解かりかねます。ハンナさんの特性を受け継いでおられるのでしょうから、薔薇の属性でしょう?鞭の様に、茨を出す事が可能だと思われますが?」
 「飛び道具ってわけか?どうせなら、お前みたいなのが良かったな・・・」
 「まだまだ牙すら生えておられないのですから、そちらが先でしょう?大丈夫、変化の方法は手取り、足取りお教え致しますよ」
 「お前が言うとエロく聞こえる」
 「フフ・・・そんな事では、まだまだですね・・・お解かりになってらっしゃるでしょうが、式の後のサバトでは、一人の女性をグールが弄んだ後、食うでしょう・・・大丈夫ですか?」
 「そんな事、人であった時、散々読んだ。だが、男の場合もあるんだろう?僕に気を使っての事か?」
 「ええ・・・貴方の過去は悪魔であれは聞かずとも知る事が出来ますからね。暗黙の了解ですよ。しかも、一人の女性に複数のグールですから、今夜の生贄が一人とは限りませんが・・・耐えられなければ教えて下さい。貴方の片割れの恐怖が蘇らないとも限りませんから」
 「んっ・・・どうせお前の事だ・・・僕を口実にさっさと部屋に下がりたいんだろうが・・・」
 「流石は我が主・・・私の事をよく解かってらっしゃる・・・ではその様に・・・さぁ・・・魔界に着きましたよ・・・」
 遥か彼方・・・
 雲に覆われた下界の様な魔界。
 古めかしい古城の様な建物が幾百ともも幾千とも続く都市の様な世界だった。
 一際大きな城に辿り着き、セバスチャンの腕から下ろされた。
 長いローブを身に纏った美しい黒髪の女性が、シエルを出迎えた。
「ようこそ、シエル・ファントムハイヴ様、魔界へ・・・わたくしアスタロトと申します。おかえりなさいませ、ルシファー様」
 「私はセバスチャン・ミカエリスですよ、アスタロト・・・その名は捨てました!!!」
 「ご・・・ご無礼致しました・・・失礼致します・・・」
 言葉と共に女性は走り去ってしまった。
 「いいのか?案内してくれるんじゃ・・・」
 「構いませんよ、もう式場ですから・・・」
 セバスチャンはシエルの手を取り歩き出す。
 「ようこそ、魔界へ!!!」
 暗かった部屋が一瞬で明るくなる。
 様々な角を生やした悪魔達が、犇いていた。
 セバスチャンに手を引かれたシエルは、ちょうど式場の中央にいた。
 真ん中には、真っ赤な絨毯が引かれ、奥の玉座には魔界の帝王サタンと王妃リリスが、座っていた。
 先程のアスタロトと言う女性の言う名が、セバスチャンの真名なら、彼は・・・
 「これより王子セバスチャン・ミカエリスと王子妃シエル・ファントムハイヴの式を執り行う」
 嵐がくる・・・
 シエルは一瞬で悟った。
 サタンの顔は、セバスチャン自身に瓜二つだったから・・・
                  4に続く
        H25.5.5 PM2:35