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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「黒ミサ」NO.1
 「では、坊ちゃん」紅い目のセバスチャンは、シエルに近付き、唇を重ねる。
 シエルがビクンとして、セバスチャンの肩を掴んだ手が、パタリと落ちる。
 「これで、契約完了です」シエルに告げるセバスチャンの顔色は、心なしか、青ざめていた。
 感傷に浸っている訳ではない。
 「坊ちゃん、出来れば、いつまでも、貴方のお傍にいたかった・・・私がいなくても、悪魔になった貴方なら、一人で生きていけますね。愛しています。もっと早く自分の気持ちに素直になれば、良かった。」その言葉を最後に、セバスチャンは、シエルの隣に座り、残った右腕をシエルの肩に回し、二度と目覚めぬ、永遠の眠りにつこうとしていた。
 シエルが目覚め、自分の最後を確認したら、暫くして、チリとなって消滅するまでの魔力は、残したまま・・・
 静かな時が流れ、セバスチャンの顔には、穏やかな笑顔が刻まれた。
 「んっ」シエルは、目覚め、自分を包む腕に気付く。
 執事の時には、見せぬ悪魔の黒い爪・・・
 情事の時、自分を翻弄する長い爪の先の艶やかな爪は、いつもよりくすんで見えた。
 (どうしてセバスチャンが・・・)シエルは、自分を包んだまま、ピクリとも動かない悪魔に驚く・・・
 「何故?僕は、生きてるんだ!」シエルは、混乱していた。
 アッシュを殺し、復讐を遂げ、セバスチャンに魂を差し出した筈・・・
 「セバスチャン、離せ!何でお前は、起きないんだ・・・セバスチャン!」シエルは異常事態に取り乱し、叫んでいた。
 「煩い!騒ぐな!」凛とした少女の声・・・
 シエルの亡骸を狙っていた鴉が、シエルの前に舞い降りた瞬間、黒いドレスの少女になった・・・
 「汝、シエル・ファントムハイヴに問う?セバスチャン・ミカエリスは仮死状態にある。お前に魔力を注ぎ込んで・・・しかし、今なら、魂を呼び戻す事は可能・・・どうじゃ?私と、契約するか?」少女は、取引を持ちかけた。
 「セバスチャンが・・・僕を置いて一人で・・・許さない、僕との契約を守らないなどと・・・いいだろう、悪魔、お前と契約してやろう!必ず、セバスチャンを生き返らせろ!」シエルは、セバスチャンが一人で逝こうとした事に怒り、目の前の少女が何者かなど、気にしてはいなかった。
 少女とは言え、女の悪魔の中でも、一番残酷で冷酷な悪魔・・・最高位にある少女・・・
 「ハハハさすがにセバスチャンの主だった契約者、私が誰でも構わぬのか?気に入った。そなたが私の願いを叶えてくれたら、魂など要らぬ。セバスチャンの為にも、お前には、生きていて貰わねば・・・良いか」少女はシエルの耳元で、願いを言った。「なっ・・・そんな・・・」シエルは、顔を真っ赤にして、うろたえた。
 「嫌か?ならば、我は、手を引く。暫くすれば、セバスチャンの身体は、チリとなって消え逝く運命・・・そうなれば如何に私の魔力でも、二度と生き返らす事など、叶わぬ、それでも良いと?」少女は、長い前髪で目を完全に隠し、表情を見る事は出来ない。「わかった・・・お前の望み叶えてやろう・・・しかし、セバスチャンが拒絶したら、どうするんだ・・・」シエルは、羞恥に未だ、赤い顔で、熱い身体を持て余していた。
 隣にいるセバスチャンの身体が、どんどん冷たくなるのを感じて・・・
 「よかろう、約束通り、セバスチャンを助けてやろう・・・この血をセバスチャンに口移して、飲ませろ!既に時間がたっているが、未だ完全には、死んでいない筈、さぁ」シエルは、女の指示に従った。