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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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KISSしてNO.6
シエルは、自分を抱き締めるセバスチャンの身体にも、熱が籠るのを感じていた。
　いつもは、冷たい身体が火照って、自分を欲しがっているコトを感じさせてくれる。
「悪魔」だからとか、「人間」であるとか、今の二人には、些細な事だった。
　めったに脱がぬセバスチャンは、熱くなる身体を持て余し、シャツを脱ぎ捨て、引き締まった身体を晒していく。シエルを抱き締めたまま、器用に・・・
　全裸になると、シエルを組み敷き、再び、己を挿入した。
　「あああ・・・」ズプンと濡れた音がして、シエルは嬌声を上げた。
　「ああ・・・イイ・・・坊ちゃん・・・」ズッズッと激しい水音をさせ、シエルの内部に深く、挿入し、ズルッと引き抜き、再び、再奥まで深く穿つ。
　「はぁぁぁ・・・」シエルは快楽に身を委ね、耐えきれないとばかりに、セバスチャンの肩に咬み付いていた。
　「ああ・・・坊ちゃん・・・もっと強く・・・咬み付いてもかまいませんよ」シエルに咬まれた肩から、ゾクゾクとした官能に支配されるセバスチャン。
　シエルにキスされたコトと、自分を求め、縋りつくシエルの痴態に煽られる。
　これでは、どちらが抱かれているか、解らない・・・
　「僕の身体はいいか、セバスチャン?」シエルは、子供である自分を抱いて、セバスチャンが満足しているか、不安なのだ。
　「今更でしょう?快くなければ、貴方を求めたり致しません・・・そこまで、悪魔は酔狂ではありませんよ・・・」セバスチャンはシエルの内部の締め付けに、イキそうになるのを耐えていた。
　「充分、酔狂だろうが?僕みたいな子供を抱きたがるなんて・・・」シエルは、快楽に支配されながらも、苦笑していた。
　強がりな所も愛らしい・・・
　「そうでしょうね、貴方からしたら、私は滑稽な悪魔かも知れませんね・・・」セバスチャンもクスクス笑う。
　「フフ・・・僕も充分酔狂だろうが?悪魔に身を任せてまで、願いを叶えたいのだから・・・それでも、今この瞬間は、僕達は、恋人同士で良いのだろう?」シエルは無邪気に笑う。
　「ええ、マイ・ロード」セバスチャンも、いつもとは違うシエルを思いやる様な、慈しむ様な微笑みをシエルに向ける。
　悪魔らしくない「慈愛に満ちた」微笑み。
　
[2011/05/13 23:30] | 悪魔企画 | トラックバック(0) | コメント(0)

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