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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「新たに契約を・・・」NO.3
NO.3
チュッチュッとキスしながら、セバスチャンは片手で器用にネクタイを外し、シャツを肌蹴けたかと想うと、次々と服を脱ぎ落としていく。
 勿論その間にシエルは、全裸にされているのだが・・・
 何故か今日のセバスチャンは、全裸になっていた。
 「そう言う気分ですので・・・」聞けば答えるだろうが、敢えて聞かないシエル。
 無粋な事を聞く気分ではないのだ。
 悪魔で執事であるセバスチャンだが、時には、恋人として、優しく振る舞い「愛しています」とはっきりとした口調で、耳元で囁かれる事もあるシエルだったから・・・
 「嘘は吐きません」セバスチャンの言葉に偽りはないが、「愛している」のは、シエルの魂だけかも知れない。
 子供である自分の身体で、大人なセバスチャンが満足しているとは、シエルは思わない。
 悪魔であっても、一人の男としてシエルを抱く時、セバスチャンは、シエルに翻弄され、惑わされてるとは気付かないシエルだから・・・
 「流石は坊ちゃん、悪魔の私に抱かれていても、意識は別におありだとは・・・これでは、恋人として励ませて頂かなければ・・・」セバスチャンは意地悪く言う。
 セバスチャンは、今夜ベッドの中で、シエルと愛し合った後「シエルへの願い」を言う筈だった。
 シエルは今までの経験などを考慮した結果「契約に関する何か」だろうと思い、当てずっぽうに言った言葉に喜んだセバスチャンの躾の為に、スイーツを残したまま、行為にのめり込んでいる筈だった。
 しかし、年に似合わぬ聡明さは、時に誤解を招く事もある。
 「べ・・・別に普通でいい・・・子供の僕を抱いて喜ぶお前の気が知れんと思っただけで・・・」シエルはシドロモドロになり、慌てる。
 「ですから、愛していますと申し上げているじゃないですか?まさか、契約だけの為に、貴方と身体を重ねていると思ってらっしゃる?それは些か検討違いですよ、それだけの為に、貴方に手を出す程、物好きではありません、私は・・・」キスで昂ったシエルの乳首を舐め回しながら、セバスチャンは言う。
 「だったら何故?いや、そんな事はどうでもいい・・・もう、早くしろ・・・もういいから・・・お前の・・・」シエルは真っ赤になりながら、言葉を発っせない。
 「私の・・・それから先は何です?はっきり言葉にして頂かないと、解りかねると前にも、申し上げておりますが」セバスチャンは、シエルが自分を欲していると言わせたいのだ。
 「もう、この・・・悪魔!お前が欲しい・・・早く僕をお前で満たせ!」シエルは半ばヤケクソで、怒鳴り気味な命令を下す。
 「イエス・マイロード、たっぷりと私を差し上げましょう・・・」ズブッ・・・キスと乳首の愛撫だけで、慣らしてもいないシエルの蕾に熱く滾った己を挿入させるセバスチャン。
 「はぁっ・・・ああっっっ」シエルの嬌声が寝室に響く。
 まだ、使用人達は、忙しく働いている時間なのに、主と執事は、寝室で情事に耽っている。
 そんな背徳感なのに、シエルはセバスチャンの性技に溺れて行く。
 (こいつは、どこまで僕の全てを奪ったら気が済むんだ・・・最後の時、こいつに魂をやるのは、怖くはない・・・只、悲しいんだ・・・この顏をこいつの声を聞けなくなるから・・・)セバスチャンとて同じ想いだとシエルは気付かない。
 悪魔と人間の種族を越えた愛など、信じない二人だから・・・
 どんなに愛しても、シエルは死に逝く運命・・・
 それがファントムハイヴに産まれた男の運命・・・
 悪魔は人間の運命が解る訳ではない。
 管轄外なのだ、死神ではないから。
 それでもとセバスチャンは想う。
 シエルが自分の願いを受け入れてくれたら、シエルの運命は変わるかも知れないと・・・
 願った所で、シエルに受け入れられる自信はないが、願わずにいられない真摯な想い。
 「シエルを愛している」から・・・
 思考はグルグルとセバスチャンの脳内を悩ませるが、シエルの内部の抜き差しは、激しくして、シエルに至高の快楽を与える事は忘れない。
 「嗚呼・・・そんなに締め付けたら・・・気持ちいいですよ・・・坊ちゃん・・・」全裸で抱き合うからか、シエルの熱い身体を抱き締め、セバスチャンも益々昂り、シエルに更なる快楽を与える。
 「ああっんんっっ・・・もう・・・僕は・・・一緒にセバスチャン・・・」シエルのオネダリには、全力で答えるセバスチャン。
 「ええ・・・うっ・・・もう私も・・・坊ちゃん・・・」「ああん・・・」ドクンドクンとシエルの内部で迸るセバスチャンの白濁が、シーツを汚していく。
 はぁはぁと二人は未だに繋がったまま、抱き締め合う。
 何故か、一度きりの射精なのに、セバスチャンは多量の精液を放出させていた。
 ズルンと自身を引き抜き、ぐったりしたシエルを抱き上げ、浴室に向かう。
 二人でバスに入り、シエルの身体を石鹸で洗う。
 髪から始まり、首筋、胸と少しずつ丁寧に素手で、洗い、秘部の蕾は片手で押し開きながら反対の指を押し込み、内部のセバスチャンの精液を掻き出していた。
 只、セバスチャンを受け入れるだけでもシエルには、羞恥心が湧くと言うのに、体調を崩すからと、内部に放たれた精液を完全に排除するまで、セバスチャンの処理は終わらない。
 毎日の様に繰り返される行為に、慣れないまでも、シエルは大人しくしている。
 セバスチャンはシエルに、ゴムの使用を願うのだが「お前自身を感じれないから、生じゃなきゃ嫌だ!」と惚気とも取れる言葉を告げる愛しい恋人の言葉には、逆らえない。
 ただ単に、シエルにしてみれば、大勢の人間に弄ばれ、散々中だしされたし、背後から犯される恐怖を感じた過去があったから、自分を抱いているのが、セバスチャンだと解らない行為はしたくないのだが、シエルに愛されているのだと想う悪魔は気付かない。
 勿論、子供のシエルが、セバスチャンを「愛している」と自覚があるのは、真実だから、セバスチャンか自惚れるのは、強ち間違いでもないのだが・・・
 連日の情事でシエルはぐったりしているが、「セバスチャンの願い」を聞くまでは、このまま眠る訳にはいかないシエルだった。
 鼻歌でも歌いそうに上機嫌のセバスチャンはルンルンで、喜々として、シエルを洗い上げるのに、没頭していた。
 セバスチャンは一通り洗い終えると、自分は湯船から上がり、頭の先から爪先までシエルと同じローズの石鹸で、洗いシャワーでサッと流すと、温まった頃あいのシエルを抱き上げ、清潔なバスタオルで包み、再び、寝室に向かう。
 情事の後のまったくない清潔なシーツに、いつの間にか、取り替えられていたベッドにシエルを座らせ、セバスチャンは、バスロープを着ていて、頭にはタオルを巻いていた。 
 いつもと違うセバスチャンの姿にドキリとなるが、少し早いがセバスチャンの約束を実行に移そうと、シエルはセバスチャンに告げた。
 「セバスチャン、僕も夜まで、お前の願いを聞くのを待っていられない。僕に出来る事なら、どんな願いも叶えてやろう・・・只、僕の為に身体を盾にして、仕えてくれたお前に、空腹を癒す為に身体を差し出すしか、僕には、出来ないのだから」シエルはセバスチャンがいなければ、生きていられなかった。
 憎しみを糧にセバスチャンを召喚したが、こんな関係になるとは、シエル自身信じられなかった。
 タナカは薄々、シエルの身に何が起きたか何て、気付いているだろう。
 それでも、セバスチャンと愛し合う関係とまでは、気付いてないだろうとシエルは想っていた。
 シエルは自分でも気付かぬ内に、主が執事を見る目ではない表情をしている自覚はないのだ。
 使用人達は、マトモな人間らしい生活を送ってはいなかったが、シエルとセバスチャンの間にある「何か」を気付いていたのだ。
 それが「契約」だとは知らないまでも、二人の間に立ち入れない何か、不思議な絆を感じてはいた。
 シエルが女の子なら、二人の関係を隠す必要はないのだが、いくら貴族には、同性愛者とかの異常性愛者が存在すると知れていても、吐露する訳にもいかない。
 「それ程までにおっしゃって下さるならば、私の願いを言いましょう・・・嘘を吐くなと言う事ですので、坊ちゃん、私と新たに契約を・・・」「何だそれは?これ以上何を契約すると言うのだ?お前は僕の復讐と引き換えに、僕の魂を喰らう。それで、僕は、シエル・ファントムハイヴと言う人間としての命は終わるんだ。僕とお前の契約は終わり、お前はセバスチャンの名前で縛られる事も、我儘な主人に振り回される事もなく、名を持たぬ只の悪魔として次の魂を求めて、自由になれるんだ・・・でも、僕は・・・」「もう、いいのですよ、坊ちゃん・・・貴方に泣かれると私の胸は張り裂けそうになる・・・たかが人間の貴方をこうも求め、愛する日が来るとは・・・私は自由になれずとも、貴方のお傍にいたい。こんな私を滑稽だとお笑いになられても、構いませんよ。貴方を手放すくらいなら、この命捧げても構わない。愛しています、坊ちゃん、私と新たに契約を・・・いつまでも、貴方のお傍において下さい。結婚して下さい、シエル」セバスチャンの言葉にシエルの目は潤み、涙でセバスチャンの顏が霞んで見えない。
 「今、何て・・・セバスチャン・・・」シエルの目は見開かれ、聞こえた言葉を直ぐには、理解出来ないでいた。
 「焦らされているのでしょうか?私は貴方の魂に惹かれ、契約しました。ですが、もう気付いていらっしゃるでしょう?私には、もう貴方の魂を喰らう事など出来ないと言う事を・・・私と共に生きて下さいませんか?私の妻として、未来永劫、お傍にいて下さると新たに契約を・・・」セバスチャンはシエルの前に膝まづき、シエルからの返事を待つ。
 「嘘だ・・・お前が僕を愛してるから、魂を喰らえないなんて・・・僕の人生を終わらせてくれないなんて・・・僕は幸せには、なってはいけないんだ。お父様もお母様も大事な者全てなくした僕が、一人幸せになるなど、許されないんだ・・・」「やっぱりそれが、貴方の本音でしたね。何故、貴方は幸せになっては、いけないのです?貴方はもう、一人ではありません・・・使用人達も貴方にとって大切な家族ではないのですか?それとも私では、相手として不足でしょうか?私が悪魔だから・・・」今度は、セバスチャンが下を俯いてしまった。
 セバスチャンは、シエルが男の子でも、関係はなかった。
 愛すると言う気持ちには、嘘偽りなどなかった。
 悪魔だから、シエルと契約出来たが、悪魔だからシエルに嫌われているとの自覚も充分あった。
 それでも、想いが通じ合った今では、悪魔であってもシエルに愛されていると思いあがっていたのかも知れないと落ち込んだのだ。
 「ち・・・違う・・・お前が悪魔だからじゃない。只、亡くした愛する人達に自分だけ幸せになるのは、許して貰えないと想うだけで・・・僕の過去は書き替える事は出来ないんだぞ?僕の過去を知るお前が、何時か僕に飽きて、僕を捨てて何処かに行っちゃう気がして・・・だから素直になれないんだ」セバスチャンの首に抱き付きながら、シエルは言う。
 「本当に貴方は、たちの悪いお子様ですよ・・・一人だけ置いて逝かれた貴方が何故、幸せになっていけないんです?私が貴方を捨てる?私が貴方に見捨てられる可能性の方が、確実でしょうに・・・悪魔の愛は果てしなく暗く、相手を自分と同じ所まで、堕とし、自分の事しか考えられないくらいにまで、独占しなければいられない程、激しい物です。貴方が不安を感じる事がない程に愛して差し上げましょうか?」セバスチャンの目は、悪魔のピジョン・ブラッドの紅に染まる。
 シエルの大好きな色・・・
 「フフ・・・そんな自身ありげな事言っていいのか?僕は手ごわいぞ?お前が女になって僕の妻になるって言う選択もあるんだぞ?僕は、伯爵で主だからな・・・」「素直じゃありませんね、私と新たに契約を結んで下さると取らせて頂きますよ。坊ちゃんこれを・・・」シエルのサイド・テーブルから、ビロードのケースを取り出す。
 シエルに差し出し、開けてみると、二つの指輪が入っていた。
 シエルの目の色の蒼のサファイアとセバスチャンの目の色と同じ深紅のルビーの指輪が・・・
 「これからは、この指輪が新たに契約を結ぶ証となりますが、受けて下さいますか?」セバスチャンはシエルをじっと見つめる。
 優しい慈愛に満ちた瞳で・・・