九条静音の黒執事妄想劇場 2011年06月14日

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「新たに契約を・・・」NO.4　FIN

　　　　　　　NO.4
　「フフ・・・いいだろう。但し、お前のこれからの態度次第では、僕は今回の契約に限り、違える事もあると覚悟しておけ!つまり、お前と共に生きるのを止め、僕の魂を喰わせる事もあると言う事だ。」シエルは素直でない分、セバスチャンを振り回してしまう。
　「ええ、肝に銘じて誓いましょう。貴方が私と共に生きる道を選んで下さる様に、誠心誠意お仕え致します。これは、私と貴方とのゲームでしょうか?貴方が、私を選んで下さる事を期待して、日々益々、忠実にお仕え致しますが、恋人としての時間は、充分に取って頂きますよ?異論はございませんね?」セバスチャンもあっさりとは、引き下がらない。
　「フン、喰えない奴だ・・・いいだろう、僕の機嫌を損ねたら、甘い蜜を吸えないと言う事だ。しかし、お前は本当に物好きだ。結婚したいなら、普通、女だろう?それとも、お前の本当の性別は、女なのか?」シエルの検討ハズレのモノ言いにセバスチャンは、目を見開いて驚く。
　「まさか・・・私が女性でしたら、貴方を身体で懐柔して、私に溺れさせ、とっくに妻に収まってるでしょうね。貴方の身体は素晴らしい・・・悪魔の私でさえ虜にする甘い蜜・・・最高の身体ですからね。」セバスチャンはさりげなく、本音を吐露する。
　その言葉にシエルの方が居た堪れない。
　顏が真っ赤に染まる。
　「うっ・・・そんな恥ずかしい事言うな!もう、いいお前と結婚する。でも、二人だけの話だろうな?結婚式をちゃんと上げるとか言い出すなよ?」シエルも流石、悪魔の主である。
　四の五の言う前に、けじめを付けたいのだ。
　「勿論、これは二人だけの秘密ですから♥嗚呼・・・嘘吐き坊ちゃんとの秘密をまた、新たに契約してしまいましたね。では、こちらの指輪をお互いの指に嵌めて、新たに契約を・・・」セバスチャンはルビーの指輪をシエルの左手の薬指に嵌め、サファイアの指輪を自分の差し出した指に、シエルを促し嵌めさせた。
　実は、この指輪、人間界の一流の職人に作らせた物だが、セバスチャンの魔力を込めてあるのだ。
　シエルが死を選んだ時、その魔力が作動し、シエルの心を奪い、自分と共に生きる事のみを目的とする意思のない人形に、シエルを変えてしまうと言う恐ろしい指輪・・・
　これは、ゲームであり、セバスチャンの賭けなのだ。
　シエルを人形にしたい訳ではないなら、シエルの心を掴めばいいから・・・
　(貴方の心さえ、最早私のモノ・・・誰にも渡しはしない)長い気の遠くなる様な悪魔の生・・・死と言う観念から置き去りにされた神と同格の力を持つ存在・・・
　シエルに出会わなければ、次の契約者を求め、殺戮の日々を繰り返してたであろう、己の運命・・・
　そんな自分に「愛」を教えた「愛」を失くした幼い主・・・
　もう離せない、離れられない・・・
　「坊ちゃん知っておられますか?ルビーとサファイアが原石は同じだと言う事を・・・私と貴方は、これで一つになれたのです。私に喰われて一つにならずとも、既に私達は一つなのですよ・・・」シエルに向けられる温かいまなざし。
　慈しむ様な、眩しい悪魔の笑顔・・・
　「もう、焦らすな・・・僕達の初夜なんだろう?」それだけしか言えないシエル。
　「ええ、今夜からは貴方は私の奥さんですよ。これからは、私が貴方のお傍につきっきりで、愛して差し上げます。怖い過去、辛い夢など見なくて済む様に・・・」セバスチャンは首に回されたシエルの腕をそのままに、口付けながら、ベッドにシエルを押し倒す。
　指輪の交換は既に終わったのだから、神の御前での結婚の誓いなどなくても、二人の間だけで、二人は夫婦になったのだ。
二人だけの甘い時間を見ているのは、蒼い蒼い月だけ・・・
　やがて二人は、激しい快楽に飲まれ、一つに溶け合っていった・・・
　新たに契約を・・・　 FIN
H23.6.14 22:37
あとがきアクセス頂きましてありがとうございます♥
　セバシエの二人だけで約束された、新たな契約・・・結婚
　これを書きたいが為の小説をお送り致しました♥更新は不定期ですので、申し訳ございません(-_-;)
　漫画の個人誌では、シエル女体化で、すでに終わってたりして(-_-;)　今回は、公にはしないけど、毎日シエルの寝室で夫として眠るセバスチャンです♥
　原作が大変な事になっているし、枢先生がブログで原作終わらせると書かれてたので、それがいつなのか、悶々とする日々・・・
　「北斗の拳」で原作が目茶苦茶になって様が、同人誌にしか興味なかったので、平気だったのに、流石は先生(-_-;)
　原作に右往左往している九条です・・・
　シエルには、生きて幸せになって貰いたい・・・最大の嘘を辛い悲しみを背負って生きるのは、13歳の少年には、辛すぎる(-_-;)悪魔なら、性別関係ないだろうと、シエルと結婚させちゃいました♥　長男は、旦那と次男との四人で、車で出かける時、酔うので、九条の膝枕で後部座席で、寝てたのが13歳だったので、シエルを思いっきりセバスチャンに甘えさせる小説も書きたい♥
　セバスチャンの女体イラストとかも描きたい♥
　意欲はあるけど時間がない九条でした(・_・;)　

[2011/06/14 22:54] | 悪魔企画 | トラックバック(0) | コメント(0)

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