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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「寝室にて お昼寝編」NO.7
「お願いです、マダム・レッド。旦那様が大人しくなさっている間に、客間に引っ込んでて下さい。」
 フィ二は、一生懸命お願いしたつもりだった。
 「何ですって!引っ込めって誰に言ってるのよ!」
 益々、怒りだすマダム・レッド。
 チュイーン
 マダム・レッドの髪を少し散らしながら、銃弾が放たれた。
 「静かにするだよ!私達は、この屋敷を守る為に存在する者。あんまり騒がしくなされると、叔母様と言えど、ようしゃしないあるね!」
 メイリンは、マダムを敵と認識したのだ。
 ガクガクと腰が抜けるマダム・レッド・・・
 如何に、シエルの父の傍にいたいが為に、闇の住人に身を落としても、女性であるのだ。
 銃すら握った事のない彼女には、刺激が強すぎた。
 一方、夫婦の寝室では・・・
 クックックッ・・・と笑いを殺すセバスチャン・・・
 腕の中のシエルは、何も気付かず、夢の中・・・
 シエルは過去の凌辱の記憶のせいで、眠りが浅い事が多い・・・
 微かな、振動でも、起きる事があるのだ。
 (流石は、坊ちゃんと二人で選んだだけはありますね・・・命令など下さずとも、的確な判断で行動してくれますね。ついでに、マダムを殺してくれてれば、もっと良かったんですがね。)
そう、セバスチャンは知っているのだ。
 本当の真犯人は誰なのかを・・・
 ジャック・ザ・リッパーの正体を・・・
 しかし、狂った運命は、マダムの命を生かした。
 大勢の女性の命を奪ったマダムを・・・
 生きながら、罪を償う道を・・・
 (どの道既に、坊ちゃんは私のモノ・・・マダムがどう足掻こうと今更、この契約はどうする事も出来ない。例え、死神の力で、私と引き離すつもりであろうと、渡しはしない・・・)
セバスチャンは、もう、シエルと離れる事など出来ないと言う、悪魔らしくない感情の存在に気付いてしまったから。
 「愛」などと言う温い感情に・・・
 それが、今では心地よいのだから、始末に負えない・・・
 「んっ・・・セバスチャン・・・」
 「どうされました、シエル?もっと寝てらして宜しいのですよ?」
 「何だか、騒がしい気がして・・・」
 「ああ・・・どうせ使用人達がまた失敗でもやらかしたのでしょう?後で、トリプルアイスクリームでも、お見舞しておきましょう。折角、貴女と夫婦になって、誰にも遠慮する事なく、大っぴらに、一つのベッドで過ごせるのですから、もう少し、私に甘い一時を下さいませんか?マイ・ロード」
 いつになくしおらしいだけでなく、優しく甘さを含んだ言い様に、ドキリとするシエル。
 「もう・・・ロードではないだろう?でも、契約は続行だったな・・・いい、許す・・・」
 セバスチャンの腕の中で、シエルはトロンと蕩けそうだった。
 ドキドキと鼓動が高鳴り、セバスチャンの甘い香りを嗅ぎ、益々、身体が熱くなる。
 全裸で抱き合い続けているのだ。
 シエルの身体の変化に、気付かぬ筈のないセバスチャンだ。
 行き成り、下肢の間に手を伸ばし、滴るシエルの蜜を指に纏い、シエルの眼前で舐め上げる。
 妖艶な赤い舌でペロリと・・・
 「こちらは、凄い事になってらっしゃいますが、どうなさいますか?」
 意地悪なセバスチャン。
 解りきってる事をワザワザ聞くのだ。
 「もう、焦らすな・・・」
 それだけ言うのが、精一杯のシエル。
 「イエス・マイ・ロード」
 常套句を口にする愛しくて、憎らしい男・・・
 それでも愛してるから、セバスチャンの腕を拒めない。
 セバスチャンの腕の中だけが、本当の自分に戻れる時だから・・・
 子供らしくて、セバスチャンに飽きられてしまうかも知れないと悩んだ日々・・・
 契約の対価として身体を求められていたと想い込んでいた男の子だった自分は、もう、いない・・・
 今の自分は、セバスチャン・ファントムハイヴ伯爵の妻なのだから・・・
 復讐の契約を叶える日々は夢見ながらも、今の現状に満足している自分がいる。
 過去は過去と、想い切る事は不可能だ。
 しかし、セバスチャンの「愛」に包まれて、少しずつ変わりつつある自分・・・
 悪魔の力を持ってすれば、一瞬で終わる契約。
 それでも、魔力を使用するのを良しとしないシエル。
 自分の手で、復讐しなければ、意味がない。
 今、生きている意味がない。
 自分だけ幸せになるのは、許されない事だと思っていた。
 セバスチャンに強請られるまでは・・・
 「私と生きて下さい。契約は、そのまま続行されます。ですが、その後も私と共に、生きて下さい。もう貴女には、御解りでしょう?私には、貴女の命を奪う事など、出来ぬ事を・・・例え、契約違反と貴女に罵られ様とも、最早、私は貴女なしでは生きられない。貴女を失って尚、続く孤独な長い生など、飽きました。契約が終了した暁に、貴女が死を望まれるのでしたら、私も共に、死にましょう。貴女のいない世界など要らない。私に死を与えて下されないのなら、この世界全て壊しましょう。貴女がいないのに、人類が生き続けるのは、許せない。それでも、宜しいのですか?」
 全人類の命をシエルと天秤に掛けた悪魔、セバスチャン。
 自分の為に、エリザベスまで、殺されては堪らない。
 「解ったから・・・そんな顏をするな・・・僕は、もう、何処にもいかないし、お前を一人にはしない。僕の全ては、お前のモノ・・・でも、お前も僕のモノだ。そんな事言って、悪魔だからと、気紛れに僕に飽きたとか言ったら、承知しないぞ!そんな事したら殺してやるぞ!いいか、僕に誓え!二度と、離れないと・・・死ぬ時は一緒だと・・・」
 「ええ・・・貴女に誓いましょう・・・私は貴女と共にある。二度と、貴女から離れませんし、離しませんよ。貴女こそ飽きたら、お仕置きですからね。」
 「馬鹿・・・」
 言いながら、キスを交わす二人・・・
 そんなやり取りがあり、今に至る二人。
 「愛」とは・・・
 互いを思いやり、慈しみ、喜びも苦しみも分かち合い、時には、どんな困難も二人で乗り越えていける強さ。
 悪魔のセバスチャンと、人間のシエルが性別も種族も越えて愛し合った結果、夫婦と言う形に落ち着いた。
 セバスチャンと共に、魔界に行くと言う選択もあったのだが、まだ、シエルがヒトである為、それは何時の日にか、訪れるであろう未来・・・
 今を生きる・・・
 それは、簡単そうで、難しい事。
 ヒトは揺らぐ。
 一人では生きられないから・・・
 誰かの温もりを優しい手を求めて、彷徨う存在・・・
 悪魔は一人で産まれ、一人で生き、一人で死んで逝く・・・
 ヒトも同じだ。
 違うのは、ヒトには、家族がいたり、友達がいたり、仲間がいたり・・・悪魔にはない色々な温かさに包まれる事が、機会が多いと言う事・・・
 そんな温かい日常が、セバスチャンを変えた。
 我儘な主人、使えない使用人・・・イライラする程の日常が、シエルの
「らしくしていろ!」そんな命令が、何時しか、人間らしい感情を持つきっかけになっていた。
 悪魔には、要らぬ感情。
 「愛」を自覚させた。
 「坊ちゃん・・・貴女の未来を変えたのは、私です。しかし、私を変えたのは、貴女だ。永遠に傍にいて、償い続けて下さいますか?私は、貴女を愛しています。」
 セバスチャンの真摯な眼差しにシエルは、うろたえる。
 「解ってる・・・僕も・・・お前を・・・その・・・あ・・・愛しているから・・・」
 全ての言葉をはしょって、それだけしか言わないシエル。
 「もう、貴女はズルイんですから・・・そんな胸にズキンとくる言葉だけ言うんですから・・・本当に憎らしいヒト・・・でも愛らしい・・・」
 セバスチャンは、優しく微笑んで、シエルを組み敷いた。
 
    
   
 
 
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