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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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セバスチャンの正体とは・・・?妄想・捏造ネタバレ注意(-_-;)
 今、書いている小説ではセバスチャンの本当の名前は明かさない予定です♥
 書くとしたら、明日発行の個人誌三冊目「White Room2」の続編別バージョンの黒ミサ編の予定です。小説です♥
 今日、新たにみつけたサイト様が、そこに触れてらして思わずメールしちゃいました(-_-;)
 うちのセバスは悪魔ではないとだけ・・・
 そろそろ旦那が仕事から戻るので、小説の続きいきます。しかし、新サイト様1752件みつけたけど、どうやったら全部見れるのかしら・・・早めに見ないと閉じられてなくなってるサイト様いらっしゃるので、時間が足りない(-_-;)
                               NO.18
「坊ちゃん・・私とおとなしく待っていらっしゃれば、お二人とも直ぐに飛んでいらっしゃいますよ。」サタナキアは嘘で誤魔化した。
 「本当?それなら私はおとなしくお前と待っているよ。」セバスチャン10歳の時だった・・・
 (不思議ですね・・・坊ちゃんと出会った時と寂しくて泣いていた時と同じ歳だったなんて・・・)
  サタナキアはただ優しく抱き締めてくれるだけだったが、自分は違う・・・
 シエルを前にしたら、自分の欲望を抑えられないのだ。
 どんなに抱いても穢れない子供、無垢な魂にひかれた。
連載小説もNO.16です♥携帯のブログもよろしく♥4/7URL載せてます♥
 今、あっちこっちで同時に書いてるの四本です。
 PCブログに時々連載2本、fc2小説サイト、携帯ブログサイト拍手一本ずつです・・・いつも、こんな感じで漫画も同時進行です。
 個人誌3冊目発行したら、4冊目の漫画「レゾンデートル2」女体シエルとセバスチャンの結末描きたいと思います。
 主人公はMだ!の私・・・最近、素敵な小説サイト様見付けちゃいまして、シエセバに嵌っちゃいました。
 4/7ヤバイ、スイッチ入っちゃいました・・・から、サンプルとして少し、書いてみました。
                                     NO.16
 「嗚呼・・・快いです・・・坊ちゃん・・・」セバスチャンのうっとりする声にシエルはゾクゾクしていた。 
 「もう・・・達け・・・壊れる・・・」シエルは今まで味わった以上の快楽に、身を任せて意識を飛ばした。
 瞬間にセバスチャンを締め付け、「ううっ・・・」セバスチャンは苦しそうに呻くと、シエルの体内に己の欲望を放った。
 意識を失ってぐったりしているシエルの身体を抱きしめる。
 「坊ちゃん・・・・何度抱いてもこの燃えたぎる気持ちは収まらない・・・人間でない者にしてしまったのは、私のエゴです。ですが、もう離れる事はありません・・・二人の死は共に消滅する事なんですから・・・」セバスチャンは悔やんでいた。まさか、神が天使を遣わしてまで、自分達の抹殺を図ろうとは、おもいもよらなかったからだ。
                                     NO.17

シエセバ小説NO.4です(-_-;)more連載NO.15
                                  NO.4
 「もう・・・やめっ」何度目かの行為に、セバスチャンが拒みだしたのだった。
 「僕に抱かれるのが嫌なのか?」シエルは泣きそうな目で訴えた。
 「違います、恥ずかしいし、そんなに舐められたら、私がおかしくなってしまいます(-_-;)」自分の発言に慌てて、セバスチャンは口を押さえたが手遅れだった。
 「そんなに前が嫌なら、後ろでやってやる!セバスチャンうつ伏せになって尻を僕に向けろ、命令だ・・・」最後はきつく言わないシエルだった。
 前の契約は二重三重にもセバスチャンが契約違反した為、白紙の状態だった。
 再契約の中に、決して一人で逝かない、死ぬ時は道連れと言う項目も追加された。
 セバスチャンはシエルの理不尽な命令でも逆らえない・・・
 決して一人で達ってはいけないのだから・・・
 「可愛そうだな、セバスチャン僕に執着したが為に契約に縛られて・・・どうせ僕はもう、只の人間ではないんだろう?ならば僕に何事も隠すな、嘘をつくな!悪魔のくせに羞恥心なんて持ってるな、らしく振る舞えってそんな事じゃないぞ。僕にだけは違うお前を見せてみろ・・・」シエルの言葉はセバスチャンの拘りすら捨てさせる魔力を秘めているみたいだった。
          こんな感じの小説です♥
続きを読む
拍手ありがとうございます♥
 携帯のブログで拍手たくさん頂きましてありがとうございます。
 コメント下さい。
 お名前ペンネームで構いませんので、お書き下さいませ。お礼の言葉を送らせて頂きたいので♥では、シエセバ小説続きいきます。個人誌三冊目は漫画で、4/12からページ数合わせになります。
                「束縛の鎖」                 NO.2
 「恥ずかしいだと?僕にそんな事、毎日したくせにお前は嫌がるのか!」シエルの怒りは頂点に達していた。
 「ですが、坊ちゃんに差し上げた魔力は殆ど、取り戻しました。そんな行動を取られ、病気にでもなられたら、後で厄介な事になるのは坊ちゃんですよ・・・」愛撫を中断したシエルにセバスチャンは冷静に見え、火に油を注ぐ行為だとセバスチャンは気付かない。
 「その為のお前だろうが、何の為の再契約だ?主人の身も守れんのか・・・」シエルは元の執事に程遠い今のセバスチャンが頭痛の種だった。
 今のセバスチャンは女体なのだから・・・
 セバスチャンの失った左手を取り戻す為、シエルから魔力を取り戻す為に身体を重ねた時は、確かに男性体だったのだ。シエルが一方的に攻めて、無事に左手は戻ったものの、悪魔の本性に近いセバスチャンの長い髪を鬱陶しく思ったシエルが言った言葉「いっその事女になれ!」それが引き金になった。     NO.3へ
 
続きを読む
ヤバイ、スイッチ入っちゃいました・・・エロ小説(-_-;)
女体セバス
素敵、小説サイト様のセバス受けに萌えました(-_-;)
シエセバで小説書いてみますので、苦手な方はユーターンしてね。
携帯のブログURL載せます。ブログは全裏ページです(-_-;)
画像、写真も一杯なので、覗いてみて下さいね♥
隠すとか移動とか、まだ、パソコン使いこなせないので、出来ません。
バナーもなしで、すみません(-_-;)
拍手のお礼も小説書いても、プレビュー画面でしか見れなくて、載ってないかも知れません。
携帯URL  http://kujousezune.blog11.fc2.com/ アクセスしてね♥
シエセバ小説いきます。個人誌三冊目の続編のつもりです。
                   「束縛の鎖」            NO.1
 「んんっ・・・」部屋にくぐもった声が響く・・・
 「声を殺すな、セバスチャン」シエルの声が怒気を含んでいた。     
                                            moreに続く
続きを読む
小説NO.14です、男前なシエル♥オリジナルにつきご注意を・・・
NO.14  シエルにセバスチャンの過去の記憶が流れ込んだ様に、セバスチャンにもシエルの想いが伝わった。
 血の契約は、お互いの真実さえ、本当の心さえ、暴いてしまう・・・隠す事など出来ないのだ。
 セバスチャンの顔がみるみる真っ赤になってきた。
 「ボッ・・・坊ちゃん・・・」赤面したセバスチャンはマトモに言葉を発っせなくなっていた。
 シエルのセバスチャンへの想い・・・男同志だとか、どちらが女になるだとか、只、純粋にセバスチャンが欲しいと想う心・・・
 どちらが上でも下でも構わない・・・
 欲しいから互いの身体を貪るのだから・・・只、単純な肉欲であるだけ・・・貪欲にセバスチャンと一つになりたいとだけ想う心・・・
 悪魔のセバスチャンには理解出来なかった。
 感情で身体を求めるなど・・・享楽の為、退屈しのぎの為だけで、悪魔は交わるのだ。
 ただし、セバスチャンには秘密があり、自分自身を体内に挿入した相手はシエルだけなのだ。
 「そうだ、後2年か3年くらいさっきの話の結論、待ってくれないか?お前ならそれくらい待てるだろう?」シエルはセバスチャンにギュッと抱きついて、呟いた。
 「構いませんが、何故なのです?最早、貴方は只の人間ではない。どの結論をお出しになられても、私は従いますよ。私にはそれこそが貴方への愛情表現なんですから♥」セバスチャンには人間の心の機微など解る筈がない。
 「だから、お前は悪魔なんだ・・・」シエルはため息をついた。       続きを読むへ
続きを読む
毎日、時間との戦いです(-_-;)
 明日から、個人誌三冊目の予定なのに、また、旦那の勤務が変わっている(-_-;)
 黒執事、舞台行きたかった・・・何で寺内タケシのコンサート行かなきゃならないの・・・長男スタジオでバンドの練習なので・・・・・身代わり・・・
 舞台行かせてくれればルンルンなのに・・・
 小説NO.13になりました♥オリジナルでHです(-_-;)(-_-;)
 明日は長男ジェフ・ペックのコンサートです。Zap名古屋だったかな?
世界三大ギタリストが課題なので、長男も大変です(-_-;)
 松下君の様に早くデビューとか出来ればいいのですが・・・現実は厳しい(-_-;)
 また、新たに素敵な小説サイト様みつけちゃいました♥
 URL間違えてないのにアクセス出来ず、違う方法でサイト様みつけちゃうなんて・・・
 小説いきます。
                                           NO.13
シエルはなんだかムカムカしてきて目が覚めてしまった。
 実は、散々セバスチャンに抱かれて殆どの魔力を失っていたシエルだったが、契約書の嵌め込まれていた目はアメジスト色ではなく、ピジョンブラッド・・・悪魔の目の色だったのだ・・・
 つまり、半妖・・・眠らずともいい・・・身体になっている・・・・但し、セバスチャンの様に全く睡眠を取らなくても大丈夫と言う完全な悪魔ではない・・・                続きを読むへ
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明日追加公演申し込み日なのに・・・クスン
 旦那が許可してくれないので、行けません・・・クスン
 4/5月曜から原稿の仕上げなので、ブログは当分お休みです。
 小説、完結させたいなと思っています。
 とうとう、Hシーン入りましたので、苦手な方はユーターンしてね♥
 小説もNO.12になりました・・・お楽しみ頂けたら幸いです♥
                                    NO.12
 「何おっしゃってるんですか・・・ここは、こんなに濡れて・・・スンナリ挿いりましたよ♥」セバスチャンは暫く離れていたシエルに再会したばかりか、人間界では二人っきりの状況は有り得なかったから、喜々としていた。
 「お前、キモイ・・・執事の時は嫌みばかり言うし、変わり過ぎだ・・・」シエルはゲンナリしていた。
 ここまで悪魔が変わるとは思わなかったシエルだから。
 人間界では、嫌な記憶を塗り替える為、敢えてセバスチャンの誘惑に身を任せていた。
 凌辱されきった身体はその行為を拒もうとしたが、セバスチャンは執拗にシエルを抱いた。
 「真実から目を背けてどうします?それでは女王の番犬は務まりませんよ。屈辱の記憶を快感で塗り替えて差し上げます。人間はセックスを楽しむ存在なのですよ。犬や猫と違ってね。」セバスチャンの言う事はもっともだ。
 犬や猫は子孫を残すと言う本能に基づいてのみ、交尾を行うのだから・・・
 セバスチャンは優しかった。                                続きを読むへ
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養老公園の桜は4/3見頃だとか。アニメPV見れませんでした・・・小説そろそろHです♥
 昨日、仕事行く時、携帯自宅に忘れたので、公式サイトのメール自宅に帰るまで、知りませんでした。
 携帯、対応してない機種らしくて、結局見れませんでした。
 何処までも邪魔するな・・・セバシエに飢える・・・
 昨日は何故か本文のスペースが広くて、気付いたら、終わったのA0時でびっくり(-_-;)
 今日は早めに書いて、好きな作家様のセバシエに浸ろうと思います。
 セバスがシエルを喰っちゃう新刊ですが、何とか丸く収まってたので安心しました。今までラブラブ描いてらした方なので、以外なストーリーでしたが(-_-;)
 それでは、旦那に邪魔される前に小説NO.11いこうと思います。
 H始まりますので、ご注意を・・・
 今、旦那はCBCの鈴木亜美主演の「ラブレター」見てるんで、いつもブログ出来るんです(-_-;)
 冷蔵庫の傍にいても、私に取りに行かせるシエルみたいな人なんで・・・
                                      NO.11
 シエルは「馬鹿、お前こそ、こんな子供の僕でいいのか?お前ならどんな女でも、望みのままだろう・・・慣れ切ってるお前には、男の僕じゃ物足りないだろうに・・・」呟いていた。
 「おや?言ってませんでしたっけ・・・貴方が初めての相手だと・・・坊ちゃんは私以外、ご存知でしたけど・・・
続きを読む
セキセイインコのヒナ産まれちゃいました(-_-;)小説NO.10いきます♥
 次男が高一になる前に買ったインコが、つがいになりました♥
 次男が昼、巣箱覗いたら一匹孵っていて、まだ卵三つはあるそうです(-_-;)
 巣箱入れたとたんに盛ってたの目撃した私・・・
 巣箱から出てこないメスが死んでるかもと慌てた旦那・・・私は「卵温めてるんでしょ?」と何気なく言ったのに当ってました・・・嬉しいやら悲しいやら・・・また、仕事が増えました(-_-;)
 まだ、はげてて羽毛がないそうです♥
 オスはメス虐めまくってたので、早速隔離・・・殆ど強姦して孕ましたんだろうな(-_-;)
 それでは、気を取り直して小説いきます。
                                          NO.10
 セバスチャンは更にシエルをきつく抱きしめる。
 この主はどこまでも気高く自分の心を離さない。
 「セバスチャン苦しい・・・わかった、お前が止めるなら、天使には手を出さない。お前が僕を守ると言うならそれでいい。但し、もう一人では逝かさないからな、覚悟しておけ!」シエルは主としての態度を崩さない。
 「イエス、マイロード。誓いましょう、二度と貴方を一人にはしない・・・逝くときは貴方も共に・・・」
 セバスチャンは背後からシエルの頬にすり寄っていた。
 イスラフィールは面喰っていた。
 アズラエルを業火で焼いたシエルは気高く美しい・・・
 神から聞いていたシエル・ファントムハイヴは悪魔を身体で誑かし、罪のない人間を殺していると・・・
 事実は違っていた。
 悪魔は心底シエルを愛し、守っていたのだから・・・
 シエルも殺されたセバスチャンを追って自殺したのだから、身体を使って誑かしていたのなら、自由になれたのに、
後を追う必要はなかった。
 二人ともお互いを必要とし、一人では生きていけないのだ。
 「アズラエル、もう、天界に帰ろう・・・」イスラフィールは言った。
 「そんな訳に行くか!魔天使を放置して行くのか?」アズラエルは只の人間だったシエルに殺されかけても、ガンとして引かなかった。
 「もういい、魔天使に僕らが敵う訳ないだろう・・・お前は死にたいなら、一人で残ればいい。どうせ、殺されるなら使命を失敗して神の手にかかる方を選ぶ。」イスラフィールも引かなかった。
 「わかったよ、お前が決めたなら、それに従う。ヤラレっぱなしは性に合わんが、俺一人でどうもならんしな・・・メンドクサイのも嫌だし・・・」アズラエルも力の差が歴然としていたのは解っていた。
 「では、葬儀屋様、我々はこれにて失礼を・・・」イスラフィールは深くお辞儀して、アズラエルと共に帰って行った。
 「葬儀屋、何でお前がここにいる?僕の死を教えたのはお前だろう・・・僕の魂を狩りにきたのか?僕の魂はセバスチャンのモノだ。いくら、先代からの付き合いでも、お前に渡す事は出来ん。」シエルはセバスチャンに抱きしめられながらも、凛として言葉を放つ。
 「ヒッヒッヒッ・・・解ってるよ、伯爵。執事君と生きたいなら、魔界で暮らす事になっても、構わないのかい?」
葬儀屋はシエルに問うた。
 「ハッ・・・愚問だな、死神の力で僕達を助けたんだろう?何故、そこまで、僕達に加担する?お父様と契約でもしていたのか?」シエルは思いつくまま聞いてみた。
 「いや、ヴィンセントは小生に何も言わなかったよ。人外の存在とは気付いても、君の事すら頼まれてもいない。多分、彼は解っていたと思うよ。何れ君が何かしらの力を手に入れて、ファントムハイヴを継ぐ事を・・・自分が死ぬ事によって、君が強くなるのを望んでいたんだろうね。」過去の先代を思い出し、葬儀屋は感慨にふけっていた。
 「それでは、葬儀屋様、私と坊ちゃんは一度、私の城へ戻ります。このままでは、どこにも行けませんので・・・」痺れを切らしたセバスチャンが口を挟んだ。
 主と客人?の会話の途中で口出しするのは、執事としてあるまじき行為。
 しかし、セバスチャンはもう、待てなかった。
 シエルを気高い孤高な魂のまま喰らい、契約書を失くした自分はシエルと共に消滅して無に還る・・・
 シエルを取り巻く人間に嫉妬などと言う醜い感情を芽生えさせる必要も無くなる・・・
 三年も一人の人間と契約した悪魔は過去存在しない・・・
 セバスチャンは魔天使だったから、特殊なのかも知れない・・・
 「人間界に戻れる様になったら、二人で会いにお出で・・・あっその頃には二人じゃないか・・・三人か四人か・・・もっとたくさんかもね・・・グッフフ・・・」葬儀屋は意味深に言う。
 「何の事だ?」シエルは抱きしめているセバスチャンに言った。
 「坊ちゃんは知らなくていい事です・・・そうですね、城に戻ったら、その身体に存分に教えてあげましょう♥葬儀屋様の仰った意味を・・・ああ・・・想像するだけでウキウキします・・・さぁまいりましょう♥」セバスチャンは♥マーク満載にしてシエルに言う。
(今までの口煩い悪魔は何処行った・・・ルンルンしてるセバスはキモイ)シエルの正直な心の声だった・・・
 バサッと翼を広げ、シエルをお姫様抱っこしたセバスチャンは大空に羽ばたいた。
 想えば、セバスチャンが羽根を出したのを見た事がなかったのは、こう言う訳だったのか・・・
 魔天使が生きていると知れれば、魔界と天界の戦争になる。
 (苦しんで生きてきたのは僕一人じゃなかったんだ・・・)シエルはセバスチャンの悲しみと苦しみを知った気がして何故か、嬉しく悲しくもあり、複雑な心境だった。
 セバスチャンの血だらけの燕尾服に縋りついていた。
「どうしました?坊ちゃん」いつものセバスチャンの声・・・
 何でもない何でも・・・」シエルの目からは涙が零れていた・・・
 「お城に戻りましたら、まずはご入浴ですね。貴方も血まみれですよ・・・もう、二度と私の後を追って自殺なんかしないで下さいね。私は貴方の駒にすぎないのですから・・・」セバスチャンは頑なに執事で有り続けようとした。
 「もう、お前は僕の執事何かじゃない・・・愛してるセバスチャン・・・言いたくても言えなかった・・・お前に受け止めて貰えないのが悲しくて・・・拒否されたら、笑われたらどうしようと思って・・・」シエルは腕の中で震えていたのだ。
 「嗚呼・・・貴方と言う方はどこまでも私の心を捕らえて離さない・・・貴方を愛しております。今の私は魔天使・・・今までと違うと言う事だけ覚悟しておいて下さいね、坊ちゃん」セバスチャンの言葉も意味深だ。
 「構わない、僕はお前自身を愛したんだ・・・どんなに外見が変わろうとお前は変わらない・・・」シエルは何も知らなかった。
 この言葉を言った以上、どんな事態が起ころうとセバスチャン自身を受け入れる事の重大な意味を・・・
 「そこまでの覚悟がおありなら、私も腹を括ります。全てを私に委ね、命つきるまで共に生きて下さいますか?
坊ちゃん・・・」セバスチャンの真剣な眼差し。
 「くどいぞ、お前僕を怒らせたいのか!どんな事も受け止めるって言ってるだろう!」シエルは怒りさえ覚えた。
 「フフ・・・貴方の気丈な態度が何処まで続くか楽しみです♥」ニンマリと嗤うセバスチャンだった。 
 

                               NO.11へ続く