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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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プロローグ「ソラノアオ」NO.4
震えていたシエルの手を優しく握りしめていたメイリンは、疲れの為か、寝入ってしまっていた。
 シエルは、セバスチャンが用意してくれていた毛布をメイリンに掛けてやった。
 時刻は、24時になろうとしていた。
 約束の今日と言う日が終わろうとしているのだ。
 (セバスチャンの嘘吐き・・・今日中に戻ると言ったのに・・・)シエルは、震える身体を自分で、抱き締めるしかなかった。
 そんな時だった・・・
 「やれやれ、メイリンに貴方の事を頼んでおりましたのに・・・自分だけ寝てしまうとは・・・本当に使えない使用人ですね・・・」いつもと同じ嫌味な声と言葉・・・しかし、シエルの心に染み入る声・・・
 「セバスチャン!」シエルは、ベッドを抜け出し、声の主に抱き付く。
 「遅くなって、申し訳ございません・・・しかし、ギリギリ間に合いましたね。」そう、セバスチャンの声がした時、時計が24時になる一分前だったのだから。
 「セバスチャン、セバスチャン・・・」シエルは泣きそうになる心を隠し、震える身体で、セバスチャンの胸に縋りつき、セバスチャンの甘い芳香に包まれていた。
 「坊ちゃん、メイリンを下がらせましょう・・・さぁ、ベッドで大人しくお待ち頂けますか?」言うが早いか、シエルを抱き上げ、ベッドの中に滑り込ませる。
 「メイリン、御役目、御苦労さまでした、私は戻りましたので、下がって下さって宜しいですよ。助かりました、ありがとうございます。パルドには、連絡してありますが、明日は、一日休んで下さいね。全ての仕事は、私一人で行いますので。一日坊ちゃんにお休み頂きましたので、明日は、貴方達が、休みを取って下さい。」セバスチャンは、メイリンに優しく微笑んだ。
 寝入ってすぐだったメイリンは、セバスチャンの声に直ぐ、気付き「わかりましただ、明日はゆっくり休ませて頂きますだ。」セバスチャンの顔に見とれながら「では、坊ちゃん、セバスチャンさん、お休みなさいですだ・・・」深くお辞儀して、部屋を後にする。
 「坊ちゃん・・・お待たせ致しました。いい子でお留守番されていましたか?」二人っきりになっても、セバスチャンは、悪魔で執事であろうとする。
 シエルは、カチンときて、グイッとセバスチャンのネクタイを引っ張ると、強引に口付けた。
 セバスチャンは、事態が呑み込めず、目を大きく開いたままだった。
 チュッチュッと音をさせて、セバスチャンの唇に吸いつくシエル。
 無理矢理キスしたものの、恥ずかしくて、それ以上進めないシエルだった。
 セバスチャンは、逆にシエルの唇に喰らいつき、舌を強引にシエルの口腔内に侵入させ、シエルの舌を絡め取り、深く官能的なキスを仕掛ける。
 ピチャピチャと艶めかしい水音が、シエルの思考を奪う。
 セバスチャンの指先は、器用にシエルのナイティのボタンを片手で外し、深く口付けたまま、シエルをベッドに組み伏せた。
 ネクタイを掴んでいたシエルの右手に自分の指を絡め、益々、深く口付ける。
 シエルは、セバスチャンのディープキスに全身が甘く、蕩かされる様な錯覚を覚えていた。
 フイにセバスチャンの唇がシエルを解放すると、二人の間に銀色の糸が繋がっていた。
 悪魔の仕掛けた蜘蛛の糸の様に・・・
 「も・・・もう、馬鹿・・・もう少し・・・優しく・・・出来ない・・・のか?」シエルは、肩でハァ、ハァと荒い息をしていた。
 「申し訳ございません・・・坊ちゃんと一日離れた事などありませんでしたから・・・メイリンなら、寝室に呼んでも良いと申し上げましたが、手を握らせるなんて・・・思わず、嫉妬してしまいましたよ・・・」セバスチャンは、本音で言っているのだ。
 「ふん、だったら、もっと早く帰ってこい!寒くて仕方なかったから、メイリンが自主的に、手を握ってくれただけの事。恋人を一人にしたんだ。それ相応の対価は、払って貰わなきゃな?」シエルの自身タップリな脅しとも取れる意味深なシエルの言葉。
 「イエス・マイロード。それでは、坊ちゃん・・・私を恋人として、貴方のベッドに上がる御許可を」セバスチャンは、相変わらず、言葉で責めてくる。
 「命令だ、セバスチャン。僕のベッドで、僕の恋人として、振る舞え!」「御意」セバスチャンは、肌蹴させていたシエルのナイティを脱がし、全裸なシエルに覆いかぶさる。
 「坊ちゃん・・・」切なそうなセバスチャンの声・・・
 (魔界で何かあったのか?)シエルは、言葉を飲み込んだ。
 魔界など縁のない自分には、例え、恋人と言えど、セバスチャンの立場を優先させる為、詮索しない事と決めていた。
 セバスチャンが、自分で言い出すまでは、どんな内容の話だったのか等、どうでも良いのだ。
 自分の元へ戻ってくれただけで、シエルの心は満たされ、寒かった身体を温めてくれる。
 どうかしている・・・そう、悪魔を愛してしまった人間の自分と、人間を愛してしまった悪魔セバスチャン・・・二人共、罪を犯してしまっているから。
 何時かは終わる初めてのシエルの恋・・・先行き不安で、前途多難なのだ。
 何度「愛している」とお互いに誓った事か・・・それでも、運命に引き裂かれる事もなく、出会ってから、三年の月日がたった。
 屋敷を守る為に、使用人を増やし、彼らに仕事の邪魔をされてばかりだけでなく、完全なる屋敷の破壊・・・セバスチャンは、シエルに禁じられている魔力を時には使用し、事亡きを得てきた。
 「坊ちゃん、坊ちゃん・・・」セバスチャンは、貪欲にシエルを求め、首筋に赤いバラの様な、所有印を散らせていた。
 舌は生き物の様にシエルの肌の上を這いまわり、感じる所を愛撫し、シエルを喜ばせる事に、セバスチャンは集中していた。