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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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プロローグ「ソラノアオ」NO.5
「ああっ・・・」セバスチャンの過ぎる愛撫にシエルは、背中を仰け反らせ、喘ぐだけだった。
 離れていた分、お互いを求め、貪欲に貪る。
 「いいか、シエル・ファントムハイヴを愛してるなら、必ず魂を喰らえ!迷うな、永遠に離れたくないなら・・・」セバスチャンに意見する魔界の高位の悪魔は、告げた。
 「どう言う事です?」セバスチャンは、訳の解らぬ言葉に先を促した。
 「それ以上は、言えん。前の様にキスしようなどと想うな・・・魂を喰らうまでに、散々、抱いて満足しておけ、いいな!」悪魔で高圧的な悪魔は、ハッキリ言わないくせに、散々Hしろと言う。
 セバスチャンの眉間の皺が深くなる。
 「いい加減にして下さい。私と坊ちゃんの関係をとやかく言われたくありませんね!そんなくだらない話を聞かせる為だけに、ワザワザ私を呼んだのですか?時間の無駄です。もう二度と、魔界に戻る事もないでしよう・・・例え、坊ちゃんの魂を喰らったとしても、人間界にいる方が良いですから・・・」セバスチャンは、不快な表情を露わにする。
 しかし、目の前の高位の悪魔は、睨まれても、なんとも思わないのだ。
 「フフ・・・主に心まで、心酔したか・・・ならば、何処かの誰かに奪われん様気をつける事だ。」高位の悪魔は、悪魔で高飛車で、意地悪だった。
 「そんな事、言われなくても解っております。それでは、これにて失礼致します。」セバスチャンは、お辞儀をしたら、踵を返し、サッサと人間界を目指し、翼を広げ、飛び立っていた。
 「戻ったのか?」高位の悪魔の背後から、男の声がした。
 「ああ、二度と会えぬのに、何故会わなかった?」高位の悪魔は、男に問う。
 「だからだ、失うと解っているのに、あいつに会える程、私は、強くない。」男は言う。
 「フン、よく言う?今まで、自分の思い通りにした癖に・・・セバスチャンを取り戻したくはないのか?」高位の悪魔は、男に問う。
 「それが叶うなら、どんな事でもしたさ。しかし、あいつは、許さないだろう・・・シエル・ファントムハイヴの為なら、命を投げ出せるだろうからな・・・悪魔なのに、人間の虜になって、破滅するしかない奴だ、あいつは・・・」男は、寂しそうに言葉を吐く。
 「不器用だな、お前は・・・」高位の悪魔は、男を抱き締めた。
 願わくば、運命によりシエルとセバスチャンが引き離される事のない様にと・・・
 悪魔達は、蒼い月に思う・・・二人の未来の様だと・・・

 「はぁっ・・・」シエルの肢体にセバスチャンは、むしゃぶりつく。
 (やっぱり、こいつ変だ・・・)シエルを求めるセバスチャンの余裕のなさ。
 執事の時は、殆ど感情を露わにしないセバスチャンだったから。
 ベッドの中でシエルを求めたとしても、ここまで貪欲に求めたりしなかった。
 「坊ちゃん・・・坊ちゃん・・・」シエルの名を呼び、セバスチャンの体温が上がるのを感じるシエル。
 「フフ・・・余裕のないお前を見るのは、初めてかもな・・・いつも、そんな顔をしろ、勿論ベッドの中で、僕の前だけでな・・・」「イエス・マイロード」セバスチャンは、シエルの為なら、どんな事も出来る。
 契約とか、命令など、ベッドの中では、関係ないのだ。
 シエルの幼い茎をしゃぶり咥えるセバスチャンの髪に、シエルは指を絡め、切なげな表情をする。
 悪魔であるセバスチャンには、目をつぶっていたとしても、何もかも見えるのだ。
 自分の愛撫に喜んでいるシエルが愛しくて堪らない。
 魔界で忠告された言葉が頭の中で響いても、セバスチャンには、どうでも良いのだ。
 シエルしか見えていないのだから。
 二人を見ているのは、蒼い月だけ・・・                 FIN