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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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ソラノアオNO.17
フワフワと黒曜石の様に輝く魂が、シエルに近づいてきた。
 その魂は、最後の力を振り絞り、小さな人体型に変化した。
 「マイ・ロード・・・何故、ここに・・・」小さなセバスチャンの形をした魂が呟く。
 シエルが自分の元へ現れるとは、夢にも想わなかった。
 「お前を迎えに来た、話は後だ。僕達の新居へ戻るぞ。」優しい微笑みの「蒼の王」は、セバスチャンを手に乗せ、壊さない様にそっと胸に抱き締める。
 「ですが、私はもう・・・」「煩い!お前は、僕の下僕なんだ。僕との契約を放棄して、一人で死のうなんて許さん、帰るぞ。お前を失うくらいなら、世界の全てを破壊し尽くすぞ。」二ヤリと笑うシエルに、本気を感じ「御意」と言い、シエルに縋りつくセバスチャン。
 人体型を保てる程の魔力はもう、残っていないのだ。
 神の元へ導かれるまま飛ぶだけの力しかないセバスチャンだった。
 そっと唇で、小さなセバスチャンの髪にキスをし、シエルは、岐路についた。
 死んで魂だけになったセバスチャンを、神の使いが、迎えに来ないとも限らないから、結界を張ったのだ。
 グレルなら、ミニサイズのセバスチャンを横取りしかねないし。
 シエルの胸に抱かれ、セバスチャンは至福の時を過ごす。
 過去は思い出した。
 自分は、代々、女として産まれ、シエルに復活の為に自分の命を与え、死んでいく運命・・・
 宿命とも言える過去に、抗う気持ちもなかった。
 しかし、運命が変わってしまった今、シエルと共に生きたいと想ってしまった。
 死に逝く運命・・・
 歯車は狂い出す・・
 
 一方、二人の新居では、セバスチャンの両親が、持てる魔力の全てを使うつもりで、セバスチャンの消滅を防ぐのに、悪戦苦闘していた。
 悪魔の血は、命と魔力其の物・・・
 膨大で強大な二人だからこそ、セバスチャンの身体をこの世に繋ぎ留める事が可能なのだ。
 「待たせたな二人共・・・」シエルの胸には、小さなセバスチャンがスヤスヤと眠っていた。
 シエルは小さなセバスチャンを血まみれの本体に収めた。
 しかし、セバスチャンが目覚める事はなかった。
 「何故だ、セバスチャン・・・何故、目覚めない・・・」シエルは愕然とする。
 「マイ・ロード貴方の精気が必要です。」リリスは言うと、シエルにガラス細工の瓶を渡した。
 「何だこれは?」「潤滑剤です、セバスチャンが貴方と交わる為に、使用していたでしょう?」リリスの問いに、顔が真っ赤になるシエルだった。
 「僕は、王の力など要らない。セバスチャンを助ける為に、この力を代償にしても構わない。例え、世界が滅び様と、僕にはセバスチャン、只一人いればいい・・・」シエルの熱い告白に、リリスは感動していた。
 悪魔には、親子が永遠に一緒に暮らす事など有り得ない。
 長い刻を退屈しない様に生きるしかない存在なのだから・・・
 「それでは、セバスチャンの事は貴方にお任せ致しましょう・・・ですが、セバスチャンが目覚めるまでは、延々とSEXしていただかねば、生き返る事は叶わぬでしょう・・・それでは、私達はこれで、失礼致します。末永くお幸せに・・・」リリスは、潤滑剤を手渡し、サタンを促した。
 「シエル様、セバスチャンの事は頼みましたぞ。失礼致します。」サタンもシエルに挨拶すると、二人の睦合う情景は見たくないのか、サッサと出て行った。
 過去を取り戻したのだから、女だったセバスチャンをどう抱いたのかなど、シエルには解っている。
 しかし、男となると別だ。
 舐めて解して、自分を受け入れる様になるまで、時間をかけねばならぬ。
 しかし、リリスから与えられた潤滑剤なら、早急に交わるのも可能だ。