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永遠の奇跡 |
ツイッターで予告したアニメⅡ期12話妄想・捏造バージョンです。 アニメのイメージが崩れますので、嫌なお嬢様はここで御戻り下さい。 若干、死にネタあり、悲惨なのかギャグなのか・・・結局、ハピエンもあり?なストーリー 抗議は受け付けませんので、ご了承下さい。 大丈夫なお嬢様だけどうぞ♥ 「永遠の奇跡」 「悪魔一人の命と引き換えに、シエル・ファントムハイヴは目覚めるでしょう・・・」 ハンナの言葉を現実にする為、シエルの魂を巡り、愚かな悪魔二人が戦っている。 真実など知らずに・・・ シエルの忠実な執事だったセバスチャンと、アロイスとの契約をシエルの魂欲しさに破棄したクロ―ド・・・どちらも、シエルの心などお構いなしだ。 「悪魔に愛が存在すると想っているのか?お前は何て御目出度いんだ・・・」 シエルの内では、強引にシエルの身体を乗っ取ったアロイスとシエルが会話を交わしていた。 「だってセバスチャンは、君がスーツケースで魂を失っていた時、自分の身体を盾にして、クロードの攻撃から守ったんだよ?愛がなければ出来ないだろう?」 アロイスは得意げに言う。 「お前はクロードに甘やかされたのか?只、魂を収める為の器だったから、この身体を守っただけだ・・・」 そうシエルは、魂を食べるまでの期間、代替として、セバスチャンに抱かれる様になっていた。 記憶を失ってからは、以前と違い、毎日の様に求められはしなかったが・・・ 「僕が全て悪いとでも言うの?君はセバスチャン以外にも、愛されていたのに・・・」 シエルとアロイスとの決定的な違いは、シエルの使用人達は全て人間だったと言う事だ。 セバスチャン以外は・・・ そして、アロイスの使用人達は、クロードも含めて、全て悪魔だったのだ。 二人の違う環境が、二人の心に変化を齎していたのだ。 アロイスには、人を思い遣る心が欠落していて。何もかも自分の思い通りにしなければ、気が済まないのだ。 エリザベスと言う婚約者がシエルには、いたと言う事もシエルに取っての、希望の光でもあり、悩みの種でもあったが・・・ 元々、自分の婚約者ではないのだから、気に病む事はないのだが、冷たい様で、実はシエルは優しいのだ。 「お前は短絡的なんだ。クロードの愛が欲しかったとでも言うのか?」 悪魔の愛を欲しがるアロイスは理解出来ないシエルだ。 「君は変っているね?欲しいに決まっているだろう?僕は、クロードを愛しているから・・・君を欲しがらなければ、今もクロードの傍にいれたかも知れない。でも、僕の我儘が、君の運命を狂わせてしまった・・・ごめんね、シエル・・・」 想えば二人は同じ様な運命なのだ・・・ 大切な肉親を亡くし、その身体を穢され、辱めを受けた揚句、悪魔を呼び出し、魂を対価として、契約し彼らに縛られた。 アロイスは縋る相手として、シエルは自分の手駒として・・・利用する手段は違っても、そこにまったくの愛がないと言えば嘘になる。 「もう遅い・・・それにそろそろ決着がつくだろう・・・」 そう勝負が決し様としていた。 「セバスチャン・ミカエリス!」 分はクロードが有利だった。 「ぐっ・・・」 どちらかの悪魔の声・・・ 「セバスチャン・・・」 シエルは愕然としていた。 ハンナに抱き上げられているのに、自分の目の前で、屑折れていく悪魔を見ていた。 完璧な執事だったセバスチャンの胸が血に染まる。 「坊ちゃん・・・私・・・は・・・貴方を最後まで・・・守り・・・きれませんでした・・・貴方の魂を・・・喰らう資格・・・な・・・ど・・・ない・・・愛・・・して・・・いますシエル・・・」 愛の告白をして、微笑むセバスチャン・・・ 「貴殿は悪魔としての自覚を失った。最早、坊ちゃんは私のモノ・・・心おきなく死ね!」 クロードは、セバスチャンの胸を貫き、レーバァテインを深く突き刺し、二度と起き上がる事のない様に、地面に縫い付けた。 セバスチャンの手が眠るシエルの身体に差し出される。 まるで、エスコートでもするかの様に・・・ その後、パタリと地面に力なく落ちた。 セバスチャン・ミカエリスの死をもって、シエルは目覚めるのだ。 「さぁハンナ・・・坊ちゃんをこちらに・・・」 クロードは嬉々としてハンナに手を差し出した。 「いいえ、まだこれからですよ」 ハンナは抱き上げていたシエルをセバスチャンの横に、横たわらせた。 シエルの目が開かれていく。 クロードは驚愕する。 自分と同じ紅い瞳・・・アロイスとハンナの本当の契約は、シエルの魂を二度と、セバスチャンにも、クロードにも手の届かない所に閉じ込める事だった。 悪魔となったシエルの魂を悪魔である二人では、手に入れる事など出来ないのだ。 「セバスチャン!セバスチャン!」 シエルは必死で身体を揺さぶった。 二度と目覚める事のない眠りについたセバスチャンに・・・ 「もう無駄な事・・・セバスチャン・ミカエリスは死んだのだから・・・」 クロードの目は冷たい物に変っていく。 魂を喰らえないなら、シエルには用はない・・・ 目の前に進んでくるハンナと共に、葬り去るだけ・・・ シュルシュル・・・ハンナの悪魔としての能力で、クロードを縛りつけた。 薔薇の蔓で・・・ 「うっああああ・・・」 シエルの絶叫と共に、悪魔のサンクチュアリが揺れた。 「何だ・・・この振動は・・・」 クロードは、シエルの絶叫と、死の島が共鳴した事に気付かない。 「貴方は、セバスチャンから無理矢理シエル・ファントムハイヴの魂を奪った・・・悪魔の掟・・・ルールを無視したモノには、死の制裁を・・・」 ズズッ・・・ビュ・・・ 聞き慣れない音が何なのか? ハンナの影で、事の重大さにクロードは気付かない。 「クロード!」 シエルが、セバスチャンの胸から、レーバァテインを抜き取り、突進してくる事に・・・ 剣の切っ先がハンナを貫こうとする瞬間、ハンナは身を翻し、クロードの胸にレーバァテインが突き刺さる。 「ぐぅっっっ」 シエルは力の限り、クロードに剣を突き刺し、胸を貫いた。 ドゥ・・・と倒れるクロード。 シエルは、フラフラとセバスチャンの元に戻り、血の気の失せた頬を撫でていた。 クロードの血に染まった指で、唇をなぞり、やがて口付ける。 悪魔の本能がそうさせるのだろう・・・ クロードの血がシエルの口付けで、セバスチャンの口腔に流し込まれていく。 アロイスとハンナの契約で死ぬのは、悪魔一人・・・ これでは、セバスチャンは犬死だ・・・ 「セバス・・・セバス・・・チャ・・・」 シエルは溢れる涙を拭う事が出来なかった。 悪魔は余程の事がなければ泣けないのに・・・ ポタポタと流れる涙は、セバスチャンの血塗れの胸にも吸い込まれていった。 何度も何度も、口付けては、一向に目を開ける事のない男に苛立つ。 「お前は僕の魂が欲しいだけだろう?だったらそうだと言ってみろ!その憎らしい笑顔でいつも僕だけを翻弄してきたくせに・・・僕を一人にしないと誓ったのに・・・やっぱり悪魔は嘘吐きじゃないか・・・目を開けて違うと言ってみろ!」 シエルは声を上げて泣いていた。 年相応の13歳の少年らしく・・・ 「お前を僕は愛していたんだ・・・自分でも気付かないまま・・・失ってみて今頃、気付くなんて・・・悪魔になどなって、僕はどうして生きていけばいいんだ・・・お前のいない世界など要らない。人の魂など、喰いたくない・・・お前の身体が朽ち果てるまでお前を抱き締めていよう・・・永遠に・・・」 シエルは、動く事のない愛する悪魔を抱き締める。 泣きじゃくるシエルには、些細な変化に気付く事はなかった。 ハンナはそれを確認し、今は動く事のないクロードの死体に寄り添う。 「旦那様、これで私達の契約は完了しました。私の命と引き換えにシエル・ファントムハイヴは悪魔となり、永遠の奇跡を手に入れるでしょう・・・」 ハンナの左目から血が流れ、力を失っていく。 「クロード・・・これで私達4人は永遠に一緒です・・・」 幸せそうな笑顔でハンナも事切れた。
一方のシエルは、相変わらず、セバスチャンを抱き締め、泣き続けた。 シエルの涙は輝く光となり、セバスチャンの身体が少しずつ光に包まれていく。 シエルは輝く光に同様に包まれ、自分の身体がふわりと浮かぶ感覚がしていた。 輝く光が消滅した後、自分の身体が何故浮かぶ感覚になったのか悟った。 セバスチャンに抱き上げられていたのだ。 「セバスチャン・・・」 シエルの声に、セバスチャンが目を開けていく。 自分と同じ紅い瞳のセバスチャン・・・ 「セバス・・・セバスチャン・・・」 珍しく自分からセバスチャンの首に抱きつき、年相応な泣き顔を見せるシエル。 「坊ちゃん・・・私は貴方を裏切った・・・嘘で塗り固めた貴方への忠誠・・・貴方の魂を喰らう事こそ、貴方への愛だと思っていました。でもそれは間違いでした。貴方が魂を失っていた時、貴方の身体は、がらんどうの唯の魂の器だったのに、入浴させたり、御着替えさせたりしていた日々が、どれ程、私を楽しませてくれた事か・・・記憶を失っていても貴方は貴方。生きて再び会える悦びに比べたら、貴方が悪魔になった事など、私にとっては些細な事。貴方との契約すら守れなかった・・・こんな駄犬ですが、お傍に置いて下さいますか?」 「当たり前じゃないか!契約はまだ続いている。お前は永遠に僕の執事だ!でも・・・その・・・恋人に・・・昇格してやってもいい・・・」 「えっ?何です?よく聞こえませんが・・・私は少し、死んでいましたので・・・」 チュッ・・・ほんの一瞬、セバスチャンの唇に触れた柔らかいもの・・・ シエルが自分からキスしたのだった。 「坊ちゃん・・・今のよく解りませんでした。もう一度して下さいますか?」 「煩い!僕を騙していた罰だ!どこでもいい、人間に遭う事のない二人だけの世界へ連れて行け!そこなら、もう一度してやってもいい・・・」 泣いていた筈のシエルは、真っ赤な顔で、セバスチャンに告げた。 「イエス、マイ・ロード。私は永遠に貴方の執事・・・しかし、坊ちゃんも大胆ですね・・・二人だけになれる世界をお望みとは?もう責任持てませんよ。散々、クロードとハンナに邪魔されて、貴方を味わう暇がなかったんですからね。壊さない程度に、愛して差し上げましょう」 「お前・・・ホドホドって解ってるか?やれやれ・・・先が思いやられる・・・これが永遠に続くのか・・・」 違う意味で泣きたいシエルだった。 「貴方は私を選んで下さったのでしょう?他の誰でもない私を・・・でしたら、しっかりと責任を取って頂きますよ。私の心を掴んで離さないのだから・・・」 セバスチャンは、シエルの頬にチュッとキスをする。 「お・・・お前・・・」 慌てるシエル。 「では、参りますよ・・・」 フワッと浮かんで、何処かに移動するセバスチャン。 シエルはセバスチャンの肩を握り、落とされない様に、しっかりと抱き付いた。 何処だって行きつく先は、人間にも悪魔にも平等な所・・・ いつかは二人にも訪れるだろう 「死」 二人の悪魔は愛する人間と 「死」と言う形でしか結ばれなかったが、自分達は違う。 運命に翻弄されても、立ち上がっていく・・・それが シエル・ファントムハイヴなのだから・・・ 愛する悪魔セバスチャン・ミカエリスを手に入れて、永遠の命を生きていく 二人を死の運命で分かつまで・・・ FIN H23.11.4(金) P9:29 おまけ 「管理人、九条と悪魔クロードの会話」 「おい、九条」 「何だ?クロード」 「これは何だ?」 「これって?」 「コホン!今までの小説に決まっておろう、ボケるな!」 「セバシエ、愛のストーリーだが?」 「では、何の為に私は、坊ちゃんに殺されなければならないのだ?」 「愚問だな?二人を盛り上げる演出だろうが!」 「つまり、利用されたと言う訳か?」 「当たり前だ、私はお前に愛などない!今まで、美味しそうで、損な役回りしか与えていなかった筈だが?いいじゃないか?シエルでなくとも、アロイスに愛されているのだから」 「・・・」 「無言とは失礼じゃないか?アロイスはお前とルカとハンナがいれば幸せ何だから。精々可愛がってやれ。私はこれからも、お前をダシにセバシエを書くぞ!」 クロードがっくりと項垂れる。 「もういい・・・私には旦那様がいる・・・」 「フフ・・・解れば宜しい。ではこれからあとがきに入るので、クロード君、退場してくれたまえ」 クロード無言で退場・・・目には光るモノが・・・
あとがき クロードファンのお嬢様 いらっしゃいましたら、申し訳ございません((+_+)) うちのクロードは、唯、利用されるだけの扱いで(゜-゜) 今回、アニメⅡ期12話、九条の妄想・捏造劇場 お送りしました。 昨日、仕事で急に思いついて、書きだしてやっと書けました(*^_^*) 毎日、セバシエ妄想の日々・・・ アニメⅡ期の残念なラストに、リベンジって感じで、後先考えずに思うまま、書いてみました。セバシエ、人格崩壊ですが(゜-゜) これからもブログはこんな形でお送り致しますので、お気に召したお嬢様のみ、ご覧下さいませ♥ Ⅲ期あるのでしょうかね? 楽しみでもあり、また怒りだらけになるのかなぁ・・・とか想ったり・・・ これから、頑張ってブログに更新します。 明日からは、当分、更新停止です・・・と何回か書いてて、更新したりしてますが(・_・;) ツイッタ―で色々と呟いてますが、イラストとかも描きたくて・・・ 更新情報は、ツイッターに載せますので、こちらで常にチェックして下さいね♥ 明日からはイラスト 「セバスでハ‐ロックとシエルでメ―テルか千年女王」 に挑戦(゜-゜)何て、無謀な・・・ 松本先生好きなのよね・・・ヤマトとか999世代(゜-゜) 下描きのみ載せてみたり、明日と明後日は旦那いるので、更新は無理です。 朝と夜、絶対動画見るエロエロじじい・・・ それ見て欲情するなら解るけど、普通寝るか? まぁ、セバシエ小説読んで、満腹になり、やっと眠れる私が言う事じゃないが・・・ 更新は不定期ですが、少しでも、アクセス下さったお嬢様の心に残るモノがあれば、幸いです♥ リクエストはブログ内でも、ツイッタ‐でも常時、受付中です。 但し、セバシエ、シエセバ限定ですので、ご了承下さいませ((+_+)) 漫画も描けたら描きたいですし、カテゴリー纏めたり、HP立ち上げとかにも挑戦したいのに、時間がない・・・ では、またお会いしましょう♥ アクセスありがとうございました(*^_^*)
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