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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「千のキスを貴方に」
 死渡幻夢様に捧げます。
 ツイッターで、素敵な「セバシエ」の小説書いて頂きましたお礼です。
 幻夢様のみお持ち帰り下さいませ♥
   「千のキスを貴方に」
 「坊ちゃん、お目覚めのお時間です」
 いつもの朝の様に、セバスチャンはシエルを起こしにきた。
 しかし、シエルは一向に、起きようとはしない。
 「坊ちゃん、いい加減に起きて頂かないと、折角の紅茶が冷めてしまいますよ」
 セバスチャンは些か、シエルの毎朝の無駄な足掻きに呆れ気味だった。
 この主人といると退屈はしないが、まだまだ子供・・・例え悪魔と言えど、その珍妙な行動に目を丸くする事もしばしば・・・
 シエルは二ュッと腕を布団から出すと、セバスチャンを手招きしているのだから。
 ヤレヤレとは想いながらも、執事である以上呼ばれれば、シエルの傍に行かなければならない。
 「坊ちゃん何でしょうか?」
 シエルの近くまで行くとグイとタイを引っ張られ、バランスを崩したセバスチャンは必然的に、シエルに覆いかぶさる結果になってしまう。
 チュッ・・・シエルの唇がセバスチャンの唇を塞ぐ。
 一瞬で離れたが、間違いなく、シエルからのキスで・・・
 「坊ちゃん・・・貴方って方は・・・本当に素直ではないのですから・・・」
 セバスチャンは、本格的にシエルに覆いかぶさって、あちこちにキスしだす。
 「ちょっ・・・もう、お前は朝から・・・僕からキスしたら、どんな顔するか見たかっただけなのに・・・昨日
散々しただろうが・・・」
 「私に悪戯しよう何て、貴方が悪いのですから、責任をお取り頂けますか?」
 「もう、一々そんなに恥ずかしい事聞くな・・・好きにすればいいだろう?」
 シエルの瞳には
「僕の勝ち!」
 そんな表情が見て取れる。
 (こんな子供に・・・まぁ、骨抜きにされた私が悪いんでしょうけど・・・)
 「千のキスを貴方に」
 セバスチャンはそう言うと、手を取り、忠誠の証に、手の甲に口付ける。
 まるでお姫様に忠誠を誓う騎士が、恭しく大事そうに、口付ける様に・・・
 セバスチャンのキスは、シエルの全身を優しく包み込み、心を蕩かしていく。
 「女王の番犬」
 そんな肩書を持つシエルだが、セバスチャンの腕の中では、違う表情を見せる。
 悪魔であるセバスチャンでさえ、虜にして離さない「愛しい」と想わせる程の艶めかしく、妖艶な表情に変わるシエル・・・
 「私は貴方のファントム-影-です。悪魔である私の力を存分に利用し、貴方は貴方の道を進めばいい・・・その為の私・・・その為の悪魔で執事ですから・・・」
 セバスチャンは再びシエルに誓う。
 どの様な運命がこようとも乗り越えてみせると・・・一度、シエルを裏切り、シエルの本来の望みを絶ってしまったから。自分の償いは只、傍にあるだけ。未来永劫、もう二度と離れぬと・・・
 「それでいい、セバスチャン。もう僕はお前を離しはしない。未来永劫、永遠に・・・僕が欲しいのはお前だけ・・・他には何も要らない」
 「イエス・マイロード。私も貴方以外何も要りません。この城で永遠に二人だけで、命の続く限り共にありましょう・・・それだけが、私の真実の心です」
 セバスチャンはシエルと共に生きるのを誓う。
 シエルは満足し、目を悪魔の紅に変えて、セバスチャンの首に腕を回す。
 「お前は僕だけのモノ・・・」
 永遠に生きる二人が欲するのは、お互いだけ・・・
 退屈な日々も二人でいれば楽しい日々に変わる。
 永遠に二人で生きて・・・                      FIN

あとがき
 珍しくキスだけと言うほのぼの?
 明日からは、当分、幻夢様に捧げる「リクエスト企画」の小説に入りますので、短編を一つ。
 少しでも、アクセス頂いたお嬢様の心に残れば、良いのですが・・・
       H.23.11.21 P10:29