2ntブログ
rukifel
  • Author:rukifel
  • FC2ブログへようこそ!
  • RSS
九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
黒執事イラスト

黒執事のカラーイラスト色々


ミニ薔薇色々

ミニ薔薇の写真


リンク

このブログをリンクに追加する


フリーエリア

クレンジングマッサージクリーム


FC2カウンター


アクセスカウンター


楽天バナー

 色々、楽しみな商品


花と猫

DSC_0371
DSC_0371 posted by (C)rukifel


フリーエリア

コンタクト


アクセサリーと本人後ろ姿

趣味のビーズアクセサリーと本人後ろ姿


最新記事


カテゴリ


今日の天気は?


-天気予報コム- -FC2-


最新コメント


COOK PAD

ホットミックスでメイプルクッキー

Cpicon ホットケーキミックスでメイプルクッキー by HAKOにゃん


ご連絡はこちらから

ご意見、ご感想、問い合わせ等にご利用下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:


QRコード

QR


月別アーカイブ


カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

10月 | 2011年11月 | 12月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -



最新トラックバック


ブログ・ランキング

ランキングの紹介


プロフィール

rukifel

Author:rukifel
FC2ブログへようこそ!


スムージー

飲んでみたい♥


フリーエリア


QRコード

QR


楽天

楽天の紹介です。


RSSリンクの表示


検索フォーム


おすすめ

かわいい子犬の販売紹介


FC2チャット


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


動画

FC2動画


『スーモ』オリジナルブログパーツ

不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)


「脆弱な貴方」7
   「脆弱な貴方」7
 悪魔なのに、優しく包み込む腕・・・シエルはいつまでも包まれて眠りたい・・・
 最後の刻がくるまで・・・
 「シエル、貴方は後悔なさらないのですか?私の手をお取りにならなければ、御家族と平等な死を・・・魂の安息を得られましたのに・・・」
 悪魔らしくない事をワザワザ聞くセバスチャン。
 「平和ボケか?あのインドの主従にやられたか?お前は悪魔だろうが!魂を喰らうのが、仕事みたいなもの
だろう?だったら、それらしくしろ!お前に魂を喰らわせるまでは、お前は僕の執事。それ
以下でもそれ以上でもない!只・・・ベッドの中では・・・その・・・恋人・・・だろう?」
 そこまで言うのがやっとのシエルは真っ赤な顔をしていた。
 「シエル・・・」
 セバスチャンは胸の中が熱くなる気がする。
 情事の後、気だるげに寝そべるシエルの背後から抱き締めていた腕で、シエルの肌の温もりを感じるのが、至福の時・・・
 悪魔だって一人の男・・・
 人であろうが、愛しい存在を腕にして、嬉しくない訳がない。
 「ねぇ、坊ちゃん。貴方の復讐が完了するのはいつなのでしょうね・・・中々、奴らは尻尾を出しませんね?もしや、あの日全ての復讐相手を殺してしまったのでは?それならば、どう致します?」
 「フン、愚問だな!勿論、契約通りに僕の魂はお前のモノ・・・好きに何時でも食べればいいだけの事・・・何でワザワザ聞いてくるんだ?今日のお前は変だ・・・」
 シエルは苦虫でも、噛潰したみたいに、怪訝な顔をする。
 「ちっとも、可笑しい訳ではありません。可能性の問題です。私の力を持ってすれば、直ぐに復讐相手を知る事すら出来ますのに、御命令下さらないのは、貴方でしょう?それとも、真実を知るのが、怖いのですか?」
 「貴様!僕を愚弄するのか?そんな訳あるか!僕はお前の悪魔の力を手に入れたが、奴らをみつけるのにまで、お前の力を使っても、意味がない。僕自身の復讐何だから・・・お前は只、僕の手駒として、忠実に従えばいい!解ったか?」
 「イエス、マイ・ロード。それでこそ我が主。契約した甲斐があると言うもの・・・この命、この身体は貴方のモノ・・・どうぞご存分にお使い下さい」
 どこまでも、気高いシエル。
 それだけで、セバスチャンは感じてしまう。
 「しかし、貴方も物好きですね・・・私は執事、常にお傍にお置になる事はありませんのに・・・」
 「自分から、執事の身を選んでおいて、今更だろう?お前が傍にいなければ、僕は生きられないだろうが!」
 シエルは、いつものシエルに戻ってしまう。
 「フフ・・・貴方は御小さいですものね・・・」
 嬉しそうに笑うセバスチャンの笑顔に、シエルはドクンと心臓が跳ねた、気がした。
                     8に続く・・・