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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「愛はメビウスの輪」サンプル
 突然、「オルトロスの犬」ネタで病んだセバシエを書こうと思って、書いてみました(>_<)
 今日はほんのさわりです・・・
 設定がTVと違っていますので、イメージが崩れて嫌なお嬢様は、ご覧になりません様に・・・

 それでは、大丈夫なお嬢様だけどうぞ(^-^)
    「愛はメビウスの輪」
 「シエル先生、面会したい方がいらっしゃいますが?」
 「面会?別に会っても良いですが・・・」
 シエルはいつもの如く、そっけなく言う。
 何れ、婚約者と結婚し、次の院長となり、この病院を継ぐ身なのだ。
 それまでは、どんな事をしても自由なのだ。
 勿論、別の女性とも関係がある訳でも、婚約者と関係がある訳でもない。
 もう既に、24歳になってはいたが、未だに童貞と言う訳なのだ。
 性欲がない訳ではないが、その気にならないのだ。
 それ故、婚約者がそれとなく迫ってきても、軽くさり気無く、かわしていた。
 何れ、その手は使えなくなり、童貞とバレてもまずいので、商売女と関係を持とうとした事もあったが、何故かそこまで行動する気力がないのだ。
 正確には、行動をおこそうとすると、「声」に引き止められるのだ。
 その声の正体も、声の主も特定出来ない。
 確証もないのに、その声に癒される事実も認めなくてはならない。
 孤独な自分に心地良い声・・・
 「どうぞ、こちらで先生が御待ちです」
 先程、声を掛けてきた事務員が、客を案内してきた。
 シエルがハッとすると、長身な男が「失礼致します」と丁寧な言葉で入って来た。
 ドクンと心臓が跳ねた。
 (僕はこの男を・・・知っている・・・)
 否、それよりこの声・・・
 そうシエルはその男の声に覚えがあった。
 いつも、聞いていた声・・・自分を癒し続けた声・・・シエルの行動を縛り付けた声・・・
 「初めまして、シエル先生。私はこう言う者です」
 差し出された名刺に書かれていた名前・・・
 「セバスチャン・ミカエリス?只のパパラッチか・・・」
 フリーのカメラマンと書かれてあった名刺を見て、シエルは吐き捨てた。
 思い違いだと・・・自分の心を静め、孤独を癒してくれてる存在が、そんな職業だと信じたくなかったからだ。
 当時のフリーのカメラマンは、有名人と見ると追いかけ、どんなでっち上げでも金になるなら、どの新聞社だろうが、構わずに売りつけていたからだ。
 「流石は、氷の微笑と言われるシエル先生ですね。しかし、私はそれ程、馬鹿な行動は致しませんよ」
 ニッコリと微笑むセバスチャンから目が離せないシエルだった。
 紅茶色の瞳が懐かしい・・・
 「先生!大変です・・・この方が刺されたと・・・」
 男が一人の男を抱えて入ってきた。
 連れられて来た男の脇腹には、ナイフが刺さり、激しい出血量だった。
 「ここでは、何も治療は出来ません・・・診察室へ「いいえ、私が・・・」
 シエルの言葉を遮り、セバスチャンが患者の元へ・・・
 左手を当てると、右手でナイフを少しずつ抜いていく。
 「いけない、そのナイフを抜いては、出血が!」
 シエルの言葉が終わらない内に、セバスチャンはナイフを抜き取った。
 しかし、出血はしなかった。
 それだけでなく、見る見るうちに、患者の傷口は塞がっていく。
 「そんなバカな・・・悪魔の力だ・・・」
 「良く出来ました・・・坊ちゃん」
 患者の傷を癒した左手の甲を見せるセバスチャン。
 紫色に輝く紋章・・・シエルの右目がズキズキと痛む。
 セバスチャンの目が紅く輝くのを見たが最後・・・シエルの意識は途切れ、闇に包まれる・・・
       H23.12.17 P10:07