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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「聖夜の誓い3」完結編
 ついに完結編です。
 うーん、書きたい所、カットし過ぎたが、そろそろ旦那が戻るので、これで更新します。
 クリスマスネタ、少々、リアル事情で暗くて申し訳ございません・・・
 少しでも、アクセス頂いたお嬢様の心を暖かく出来ます様に・・・
 では、暫くは更新はないかもです・・・

 
  「聖夜の誓い3」
 「んっ・・・ふっ・・・」
 冷えた身体など、セバスチャンとキスすれば、すぐに熱くなる・・・
 (僕もいい加減こいつに溺れてるな・・・)
 シエルはそろそろ自分の心にも、ケリをつける時が来たのかもと想う。
 「私は貴方を愛しております」
 悪魔の心を捕らえて離さない自分・・・悪魔を惹き付ける魅力的な魂の持主だったから、自分は悪魔として蘇った。
 人間としての自分は、本当の名ではないが「シエル・ファントムハイヴ」は死んだのだ。
 ならばこれからの自分の命は、セバスチャンのモノ・・・
 飽きて捨てられるくらいなら、殺して貰えば良いのだ。
 「坊ちゃん・・・そろそろ目的をお見せしましょう・・・」
 セバスチャンは、シエルの唇を解放した。
 セバスチャンとのキスで、トロンとしたシエルは煽情的で、すぐに抱きたくなる色香を放つ・・・
 セバスチャンは自分の身体が熱くなるのを感じていた。
 (ああ・・・お預けを喰らった犬の様だ・・・)
 つくづく自分はシエルの犬だと思う。
 散々、目の前を獲物がちらついていたのに、過去の契約者なら、契約の裏を掻き、終了前に魂を喰らっていたと言うのに・・・
 悪魔に取って、本来、「契約」程、無意味なモノはない。
 それなのに、セバスチャンには悪魔としての「美学」と「矜持」があったから、律義に守り、人間のシエルを死なせてしまったのだ。
 だから、セバスチャンに取っては、シエルに嘘を吐いた事も含め、度重なる「契約違反」の為に、シエルとの関係の修復に努めたかった。
 それ=「結婚」短絡的ではあったが、全くの服従を強いられる「主従関係」を崩す事には、成功する筈だ。
 だからと言って、夫になったからと言って「亭主関白」など出来る訳はない。
 セバスチャンは高位の悪魔ではあるが、シエルには負けているのは自負している。
 言葉では説明しにくいが、悪魔である自分を恐れないシエルに心棒しているからかも知れない。
 可愛い年相応のシエルを見てみたい欲望もある。
 「さぁ・・・坊ちゃん、掬ってみて下さい」
 色々と考えながらも、窓を開けて、シエルの手を差し出させた。
 外は真っ暗闇で、悪魔になったばかりのシエルには、何も見れない。
 でも、セバスチャンの介添えで、差し出したシエルの手には、色とりどりの金平糖があり、びっくりする。
 「何だこれは?」
 赤・黄色・白・青・金・銀・・・色々な色の小さな星の様な金平糖・・・
 「口に含んで舐めてごらんなさい、甘いですよ」
 セバスチャンの優しげな微笑みにつられ、金平糖を食べ始めるシエル。
 「甘い・・・何で・・・僕は悪魔なのに・・・」
 「シエル・・・」セバスチャンは慌てて抱き締める。
 セバスチャンはシエルを喜ばせる為に、悪魔でも甘さを感じる様に、苦労して空の星を金平糖に変えたのだ。
 「Ciel」は空の意味を持つ名前だから・・・
 「申し訳ありません・・・かえって貴方を辛い目に・・・」
 シエルの目からは涙が溢れていたからだ。
 「フフ・・・お前はやっぱり悪魔だ」
 「えっ?」
 「これは悲しみの涙じゃない・・・お前の心が嬉しくて、僕の為に一生懸命なお前の気遣いが嬉しく泣いただけ・・・これじゃ僕がお前の傍にいてやらなければ、心配で見てられないな・・・」
 「では坊ちゃん・・・私のプロポーズを「ああ受けてやる!僕も・・・その・・・あの・・・お前を・・あ・・・い・・・し・・・て・・・る」
 「坊ちゃん!」
 そのままセバスチャンは走り続ける馬車の中、シエルを押し倒していた。
 二頭立ての馬車の中、二人はお互いを求める。
 悪魔なのに、聖なる日の夜は更けて、朝日が出始めているのにも、気付く事もなく・・・
 最も、セバスチャンの魔力で、支配されている馬車に、余程の能力者か、同族の悪魔くらいしか気付く事は不可能だろうが・・・
 孤独な人間と、孤独な悪魔の出会いは、意外な結末を迎える事になったが、新たな契約になり、二人の契約は強固になっただろう・・・
 誰にも、二度と二人の関係は、崩せない程に・・・
                        FIN
H23.12.25 A10:38