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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「いつまでも熱く・・・2」レゾンデートル夫婦シリーズ
 昨日の続き、更新しました。
 びみょ~なR-18
 シエル女体につき、苦手な方は御戻り下さい。
 セバシエ夫婦の息子ディランは・・・
 



「いつまでも熱く・・・2」
 「それでは坊ちゃまは、音楽室へ参りましょうか?」
 タナカが、ディランを促す。
 「しっかり習ってこい!」
 シエルの命令口調は、女になっても変わらない。
 「はい、母上、父上行って参ります」
 「では、ディラン、頑張ってらっしゃい」
 セバスチャンは、邪魔者がいなくなるとばかりに、笑顔だった。
 (いつか越えてやる!)
 最愛の母、シエルを独占しているのだ。
 それくらい思うのは、自由だろう。
 悪魔と人との間に産まれたとは言え、ディランはセバスチャンに近いのだ。
 三年、人の魂を喰らっていないセバスチャンの強大な魔力を受け継ぎ、自分だけで、シエルを守る事すら可能なのだ。
 そんな事を考えながら、タナカと廊下を歩いていると、目的地に辿り着いてしまう。
 本当は無邪気な子供時代の時の様に、母に包まれていたいのに・・・
 勿論、ディランの思考などセバスチャンには、筒抜けなのだった。
 「んっ・・・ふぅ・・・」
 サンテラスでは、セバスチャンは早速、シエルの唇を塞いでいた。
 出会って間もない頃は、行為に慣れず、セバスチャンの腕から逃れようとした事もあったシエル。
 セバスチャンの嫉妬から、女体にされ、処女を奪われ、何度も抱かれ、子供が出来たかもと言う恐怖から、婚姻を結んだ。
 シエルの取り越し苦労に終わったが・・・
 二年間、身籠る兆候がなく、諦めかけていた頃、宿った命・・・それがディランだった。
 今は13歳になったディラン。
 もうそろそろ、婚約者を決めても良い歳だった。
 しかし、シエルもセバスチャンも、ディランが悪魔の子である為、二の足を踏んでいた。
 無理強いはしたくないのだ。
 性別も種族も関係なしに結ばれた二人だったから・・・
 ディランを心から愛していたからだ。
 一人は可愛そうだと、何度も抱き合い、次の子を作るべく頑張っても、まだ子供は出来ていない。
 悪魔と人との間に子を成すなど、有り得ない事なのだ。
 禁忌は人の社会での事・・・
 悪魔の世界では、禁忌とはされていない。
 敢えて、そんな事をする悪魔など、過去に存在しなかっただけ・・・
 「もう・・・こんなとこじゃ・・・」
 シエルはセバスチャンの激しいキスにすっかり上気し、身体は火照っていた。
 「では寝室へ参りましょうか・・・」
 この所、ファントム社の仕事もディランに手伝わせていた。
 朝の内に必要な書類は、三人で処理してしまい、する事もない二人・・・
 子作りの名目上、不定期に寝室へ籠もる事が多くなっていた。
 結婚して、そろそろ15年・・・いつまでたってもアツアツの二人・・・
 今では、使用人達も慣れきっていた。
 たまたま、メイリンが通りかかる。
 「メイリン、私達は夕食まで、御昼寝致します。ディランが戻ったら、帝王学などの予習、復習をする様に言って下さい」
 「はい、旦那様、かしこまりましただ!」
 メイリンは、元気良く返事して、下がっていく。
 アフタヌーンティーが終わってからの御昼寝など有り得ない・・・Hしますと宣言している様なものだった。
 寝室に辿り着くと、セバスチャンはシエルを脱がしにかかる。
 「あっんっ・・・性急過ぎ・・・風呂へ・・・」
 「何を今更・・・御風呂など、後でいくらでも入らせてあげますよ・・・」
 セバスチャンは余裕などないのだ。
 悪魔の生は永遠に続く・・・
 いつ果てるとも知れぬ命・・・
 永遠の孤独・・・
 同族同士で婚姻するモノなど、ほんの一握り・・・
 セバスチャンの両親の様に、運命に翻弄され、結ばれるモノなど、稀な存在なのだ。
 「愛していますよ・・・シエル・・・」
 「んっ・・・僕も・・・」
 過程はどうあれ、セバスチャンに望まれ、自身も望み、シエルは妻となった。
 子供は大きくなれば離れていく。
 だからこそ、このままディランが一人ぼっちなのは、可愛そうなのだ。
 シエルの血より、セバスチャンの血が勝る。
 ディランの命も永遠なのだ。
 勿論、その身に悪魔の精を受けたシエルも不死に近い存在と変わりつつある。
 完全なる悪魔と化す事は無理かも知れぬが・・・
 孤独な二人の魂は、身体を繋げる事で癒される。
 魂を喰らわなくても、生きていける。
 二人はお互いの魂の伴侶だから・・・
 永遠に共に、二人だけで・・・
 ディランは何れ、妻を迎え、「女王の番犬」として生きていく事になるだろう。
 出来れば、その手を血で穢したくはない。
 しかし、誰かが、犠牲にならなければ、この世の悪は終わらない。
 悪の根源である悪魔が悪を滅ぼす・・・
 皮肉な運命・・・
 セバスチャンもシエルも運命に抗い続ける。
 二人の息子ディランの為に・・・
 そんな二人の想いとは裏腹に、着実に悪魔と変化する息子・・・
 「素敵ですわ、流石はシエル様のご子息でいらっしやる。伯爵もヴァイオリンの名手でいらっしゃいますしね。先が楽しみですわね」
 無邪気な微笑みを向けるハーバー伯爵夫人。
 「貴女の教え方が良いからですよ・・・」
 ディランは、目を赤く変化させ、夫人を見つめる。
 夫人はその目に引き寄せられ、ディランの手の内に堕ち様としていた。
 コンコン・・・
 「ハーバー伯爵夫人、次のご予定が押しているのですが・・・」
 タナカがドアの外から、声を掛けた。
 「あらっ・・・もうそんなお時間かしら・・・では、ディラン様御機嫌よう」
 「ええ・・・また次の機会に・・・」
 シエルならここで、舌打ちしたであろう。
 紳士の仮面は外さず、さり気無く挨拶を交わすディラン。
 タナカに見送られ、ハーバー伯爵夫人は、帰途についた。
 ほどなくして、ディランの元にタナカが来る。
 「何故、邪魔をした?タナカ、お前は・・・」
 タイミングの良すぎる登場に、ディランはタナカの存在を疑う。
 人の魂を喰らう事の出来ぬ、若輩の身では、キスして、唇から精気を奪うのが、効率的なのだ。
 「はて?何の事でしょうか?ああ・・・メイリンにご両親が言伝を・・・御昼寝されるそうですから、帝王学を始めとする予習、復習を夕食まで続けて下さいます様にと・・・」
 「わかった。私は自室に籠もるから、呼びに来てくれ」
 油断ならん奴とタナカに警戒するディラン。
 悪魔であっても万能ではないのだから・・・
                             続く・・・
          H24.4.12 P10:33