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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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ソラノアオNO.10
それでも愛してしまった・・・悪魔なのに・・・
 自分が悪魔になって解った事・・・悪魔だとて感情はある。
 それが、人とは微妙に違うだけ・・・
 元々、シエルは酷い運命にあり、何か気に障るとすぐ、イライラとする癖があった。
 人であった時、何度、セバスチャンにその怒りをぶつけた事か・・・
 代々伝わるファントムハイヴの指輪をエリザベスに壊された時、打つつもりが、セバスチャンに止められた。
 もし、人として、エリザベスを妻に迎えたら、お互い傷付け合い、罵り合い、離婚してしまうかも知れない。
 激しい気性・・・それこそが、純血の証だから・・・
 「フフ・・・僕は所詮エリザベスと結婚出来ない運命だったんだ・・・もし、お前と出会う事がなく、彼女を妻に迎えていたら、別れたかも知れないと思っただけだ。お前のことを見てない訳じゃない・・・」セバスチャンを怒らせても、上手く丸め込む手管など、当の昔にシエルは、使える様になっていた。
 誰よりもセバスチャンが大事だから・・・
 先代から仕えていたタナカよりも・・・
 自分からセバスチャンの首に手を回し、引き寄せ、口付ける。
 大抵これで、単純なセバスチャンの機嫌は直ってしまうのだ。
 「もう、ズルイですよ、貴方は・・・そうやって誤魔化す・・・まぁ、そんな貴方を愛した私が悪いんでしょうけどね・・・さっさと貴方の魂を喰らわないから、貴方も私も苦しまねば、ならなかったのですから・・・」悲しそうな顔を見せるセバスチャン。
 「そんな顔をするな・・・お前は悲しいかも知れんだろう・・・もう、二度と僕の魂は喰らえないのだから・・・でも、僕は、お前をやっと手に入れた。僕だけの悪魔を・・・二度と離したりしない・・・僕に誓え!二度と嘘は吐かないと、僕の傍にいて、永遠の刻を共に生きると。今一度、新たな契約を結ぶと!永遠に執事として、恋人として、僕と共に生きると・・・」シエルの言葉にセバスチャンは、目を丸くして、驚く。
 シエルからそんな言葉を聞かされるとは、想わなかったからだ。
 「恋人として」それが、新たな二人の契約だと・・・
 身体を重ねるのは、只、ご褒美の意味とか、空腹を紛らすための精気を貰う為だと認識していたから・・・
 改めて、「恋人」と聞かされるとは・・・
 ガバッとシエルに抱き付くセバスチャン。
 「もう、どれだけ貴方は嘘吐きなんですか?私を恋人として認めてらっしゃったんですか?だったら、さっさと告白して下されば良かったのに・・・どれだけツンなのですか・・・」シエルの頬に、自分の頬を重ね、スリスリとするセバスチャン。
 「やだ・・・甘えるな!そんなお前はキモイ!」ガーンとなるセバスチャン。
 不覚にも、ポロッと涙が滲むセバスチャン。
 シエルと付き合っていると人間染みてしまったセバスチャンなのだ。
 「ククッ・・・お前は飽きない。もっとだセバスチャン・・・もっと僕を楽しませろ、喜ばせて見せろ。」言いながらセバスチャンの唇に吸いつく。
 「この子悪魔・・・」セバスチャンは苦笑して、シエルの唇の柔らかい唇を堪能する。
 チュッチュッと音がする。
 口付けは深く深くなり、お互いの肌が熱を持ち始めている事に気付く。
 クスクスと笑い合い、重なり合う。
 二人の刻は、永遠だと信じて・・・
 運命の悪戯は、再びシエルを弄ぶ・・・
 「ああっ・・・もう、セバスチャン(・_・;)」シエルはセバスチャンの愛撫に翻弄される。
 愛しいのに、傍にいて欲しい時、離れていたセバスチャン。
 アンジェラに連れ去られた時、死神と迎えに来てくれた時、向けられた微笑みを忘れない。
 クロードに騙され、セバスチャンを遠避けた自分に嫌悪感しかないシエルだ。
 謝っても謝りきれない。
 償えと言われれば、どんな償いでもしたいとも思う。
 それだけセバスチャンを「愛して」いるから・・・
 二度と自分をおいて、旅立つ事を許さない程、執着しているのは、自分なのだと、シエルはとっくに気付いていた・・・只、認めたくなかっただけ・・・
 自分だけ「幸せ」になる事は、「許されない」と思い込んでいたから。
 セバスチャンはいつか自分に飽きて、契約が終われば、魂を喰らった後、サッサと離れ、自分の屍など、捨て去ってしまうと想い込んでいたから・・・
 共に生きたいと言う想いが強かったから、ハンナとアロイスの契約の阻止はしなかったのだろうと、シエルは自覚しているのだ。