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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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ソラノアオNO.14
例え、自らの命をシエルに捧げたとしても・・・
 それが「契約」だから・・・
 シエルが人であった時、誓った約束「この身を捧げましょう」セバスチャンは、命を失ったとしても、契約が続く限り、肉体を失っても、シエルと共にあると誓ったのだから・・・
 セバスチャンも何故か異常に疲れやすく、異変は感じていた。
 それが、シエルの身体の急激な成長の所為だろうとも・・・
 しかし、悪魔になったばかりで、自分の精気を吸い過ぎるシエルだが、それだけで、セバスチャンが命を落とす事はない。
 そもそも、シエルの身体が成長する事自体、信じられない事だから・・・
 精気を吸い過ぎても、力が漲り、強大な魔力を手に入れるのが、本来の変化なのだから。
 悪魔になった時点で、シエルの刻は、止まるのだ。
 成長するなど有り得ない・・・
 セバスチャンはシエルを背後から抱きしめたまま、眠り続ける。
 
 チュンチュン・・・朝の訪れを告げる鳥の声・・・
 「う・・・ん・・・」シエルは目覚め始める。
 ガッチリと背後から抱き締められて、身動きが取れないでいた。
 「もう、いい加減起きろ、セバスチャン・・・」今まで、自分より長く寝るセバスチャンなど、見た事はない。
 シエルの声を聞いても、セバスチャンが目覚める事はなかった。
 「おい、ふざけるな!お預け喰らわしたから拗ねているのか?セバスチャン・・・」それでも、一向にセバスチャンの腕が緩む事も、セバスチャンの声が聞こえる為でもない。
 「セバスチャン・・・セバスチャン・・・」シエルは不安になり、セバスチャンの顔を見たくて、身体を動かそうと必死だった。
 汗が噴き出し、シエルの形相は必死なものに変わる。
 「う・・・んっ」セバスチャンの声が微かに聞こえた。
 「坊ちゃん・・・早いですね・・・お珍しい・・・」チュッと首筋にキスされる。
 「もう、いい加減に離せ!僕がどんなに呼んでも、動かないし、声も出さんから、死んだかと思ったぞ!」シエルはセバスチャンに首筋を嬲られたまま、腕の中で抗う。
 「申し訳ございません・・・眠くって・・・貴方にSEX禁止されて、貴方の内に入ってはいないのですがね。」セバスチャンは、悪びれず、シエルの首筋に吸いついたままだった。
 「もう、吸いつくな!何か、背中がムズムズするんだが・・・」シエルが言うので、セバスチャンは見ている。
 (早すぎる・・・)そうシエルの背中がムズムズするのは、当たり前。
 「ああ、坊ちゃん・・・悪魔になられて、初めて翼が生えるのですよ。しかし、初めての時は、皮膚を突き破りますから、多少の痛みは覚悟して下さいね。すぐ痛みもなくなりますし、傷も塞がります。不安を感じられましたら、遠慮なく、お話下さいね。」セバスチャンはシエルに真実を告げ、不安にならない様にと、手を差し伸べ様と
した。
 しかし、悪魔が初めて翼を得るのは、自分の魔力をコントロール出来る様になってからなのだ。
 稀に、生まれたばかりの悪魔でも、翼を持ったまま、生まれてくる者もいるには、いる・・・シエルは人間のまま悪魔になったのだから、翼が生えるのは、もっと先だったのだ。
 それは、シエルに告げられないでいるセバスチャンだった。
 (何かが、可笑しい・・・)悪魔の自分のカンをもってしても、真実には、辿りつけない。
 未知の領域なのだ。
 悪魔になった人など存在しなかったのだから・・・
 「永遠の呪縛」でシエルに縛り付けられる運命・・・それが、どんなに辛い事か、何れセバスチャンは思い知る事になる。
 「酷く汗をかかれていらっしゃいますね・・・お風呂にまいりましょうか。」「そんな事言ってまた、襲うつもりだろう。」シエルの勝気な瞳に身惚れてしまうセバスチャン。
 「それ程の元気は、今の私には、ありませんよ。何だか、身体がダルイのですから・・・」苦笑するセバスチャンにシエルは「?」しかなかった。
 自分より成長したシエルを抱き上げ、浴室に向かう。
 魔力で入れられた湯は、適度な温度で、シエルの身体を温め、要らぬ思考を停止させるのに、役に立っていた。