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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「レゾンデートル3」NO.2
   朝食編
 (悪魔らしくない・・・変な奴・・・)
 愛を知った悪魔は、妻となったシエルに何処までも優しく、甘やかす。
 しかし、時には、心を鬼にして、冷たくされる事もある。
 「ダンス」
 その教養だけは、これからの二人には、欠かせない物であり、最低限のマナーでもある。
 夫婦で踊るだけなのは、本来、社交界においては、許されない事ではあるが、セバスチャンが
 「裏社会の秩序」
 としての威厳に満ちた微笑みを振りまくと、誰も逆らえない。
 只の人間が、悪魔に叶う筈などないからだ。
 それが解るから、今シエルは恥ずかしくても、セバスチャンの好きな様にさせている。
 脆弱な自分が、悪魔で夫のセバスチャンに勝てる筈などないのだから・・・
 タナカだけには、セバスチャンが
 「悪魔」だと教えてある。
 否、タナカには、使用人Sと違い、言い知れない恐怖を感じるとセバスチャンから、言われた事もあるので、隠すよりも、はっきり告げた方が良いと判断した結果だ。
 「やっぱりそうでしたか・・・流石は坊ちゃん。ファントムハイヴの御当主の器であらせられる」
 既に女体化していたシエルにそう告げたタナカ・・・
 (得体が知れない、じいや・・・流石は、お父様の手駒。先代の執事長)
 かと言って人外だとは、断定も出来ないと言うセバスチャン。
 悪魔の能力など、たかが、知れてると呆れるシエルだ。
 セバスチャンはシエルの信頼を無くすかと焦るが
 「心配するな、僕には、お前だけしか要らない。お前が傍にいるだけでいいんだから・・・」
 嬉しい告白なのだが、セバスチャンは、複雑な心境だ。
 シエルには、まだ何も伝えてない事があり過ぎるから・・・
 事件の犯人と、その協力者の事・・・
 ジャック・ザ・リッパーの真犯人達は・・・
 「おい、何か考え事か?手が止まっているぞ?」
 シエルの言葉に、セバスチャンの思考は呼び戻された。
 「いいえ、何でもありません」
 セバスチャンはギクリとしながらも、微笑みをシエルに向けた。
 「たくっ・・・食事中に要らぬ事を考えるなと教えた張本人が、何やってんだか・・・まぁいい、さっさと次、食べさせろ、あ・・・ん」
 シエルの素直なおねだりに苦笑するセバスチャン。
 ウインナーを口に運んでやると、モグモグと可愛らしい仕草で、租借しているシエル。
 (ああ・・・キスしたい・・・)
欲望に満ちた悪魔のギラギラした紅い瞳で、シエルを見つめるセバスチャン。
 「御両親もそうやって仲睦まじくお食事されていましたよ、奥様」
 タナカは、すっかり、シエルを女性として女主人として、仕える事に慣れていたようだ。
 「お母様とお父様も?」
 自分の知らない二人の話にシエルの目は輝く。
 「シエル、貴方はご両親に愛されてらっしゃったんですね。ですが、これからは、私が貴方に愛を差し上げましょう。貴方が寂しさなど感じる暇もない程に、愛でて差し上げます。」
 愛を知った悪魔は、貪欲にシエルを求める事だろう。
 「フン、僕を壊さん程度に加減して貰うがな!」
 素直にセバスチャンを求められないシエル。
 「ホッホッホッ・・・シエル様は、レイチェル様と違い手厳しい」
 タナカは満面の笑みだ。
 「タナカ、私はそれでも幸せなのですよ、シエルに出会えたから・・・悪魔である私は、シエルに愛を教えて貰ったのだから・・・」
 悪魔である筈のセバスチャンの本音それは、嘘偽りのない真実の心・・・
 「もう、恥ずかしい奴だ(-_-;)タナカの前で、何て事を・・・」
 嬉しいのか、シエルは、湯だったみたいな真っ赤な顏。
 「お可愛らしいですよ、シエル」
 チュッと頬にキスすると「馬鹿!」
 と言いながら、俯くシエル。
 「お邪魔みたいですから、皆さんのお世話してまいりますね」
 気を遣いタナカが告げると
 「タナカ、貴方もお食事なさって下さい。今は当主を名乗っていますが、執事らしい事を少しでもしないと落ち着かなくて・・・奥さんの面倒は、私がみますから・・・」
 セバスチャンは執事であった時、ゆっくりイスに座っていたのは、書類の整理くらいで、立っていた方が、性に合うのだ。
 「では、お言葉に甘えまして・・・旦那様、奥様、ごゆっくりどうぞ・・・」
 タナカは退出した。
 新しい食堂に二人きり・・・