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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「レゾンデートル3」NO.3
朝食編
 「んっ・・・あっ・・・」
 食堂なのに、何やら艶めかしい声・・・
 「人のエサの味など、いくら人間らしくなったとは言え、悪魔である私には、理解出来ません・・・シエル私に理解出来るのは、貴方の味だけ・・・タナカさんが、気を利かして下さったのですから、せめてキスだけでも・・・」
 セバスチャンは既に何度も、シエルの唇を奪い、口内を蹂躙し尽くしてるのだが・・・
 セバスチャンのキスは、蕩ける様に甘く、シエルの理性を奪っていく・・・
 しかし、悪魔だとは言え、三年シエルと共に、暮らしてきたのだ。
 今ここで、しかも食堂で、シエルと繋がる事など、出来よう筈もなく、セバスチャンは蕩けきったシエルの唇から、自分の唇を離す。
 ハァハァと荒い息のシエル。
 「もう・・・馬鹿・・・」


 「あっれ・・・伯爵ご夫妻は?」
 間の抜けた飄々とした声が、メイリン達のいる元々の食堂に響いた。
 「「「劉様!」」」
 三人は、声を揃えて、闖入者の名を呼んだ。
 「お二人は、別室にて、お食事中でございます。」
 劉の背後から、威厳のある威挌する様な声。
 「タナカさん!」
 フィニが叫んでいた。
 いつ来たのだろうか?
 流石の劉でさえ、背後を取られても、全く気付かなかった。
 (流石は、先代の手駒・・・年寄りだと馬鹿にしてては、危険な相手)
  劉は、肝に銘じた。
 自分の本能が、裏社会を生き残ってきたカンが、
「気をつけろ!」そう警告しているのだ。
 「劉様、ここの所、頻繁にお出でになられて、いらっしゃいませんか?お二人は、お仕事優先でらっしゃるから、旅行も延期されてるのですよ。少しは、弁えて頂かないと・・・」
 悪魔のセバスチャンだったら、主夫妻を気遣い、持ち駒の一人と言えど、動きを抑えようなどとは、しない。
 契約がない相手がどうなろうと、知った事ではないからだ。
 「だって・・・悔しいじゃないかい?執事君が元貴族だったばかりでなく、伯爵を手籠めにして、籠絡させたばかりでなく、ちゃっかり夫の座に収まられては・・・」
 我にもチャンスはあったのに・・・そう言いたいらしい劉・・・
 (((ない、ない・・・)))
三人は、心の中まで、息ぴったり。
 「奥さまご自身がお決めになられた事に、我々、使用人が、逆らうとでも?もし、貴方様が奥さまに相応しい方でしたら、こうはならなかったでしょうね?」
 タナカはきついのか、優しげに言っているのか、曖昧に言葉を発する。
 「フフ・・・流石に先代の執事だっただけはある。奥さまよりも、かなり黒いお方だったみたいだね?先代は・・・まぁ、いいさ。今の伯爵に知っておいて貰いたかっただけだよ。我を使うに相応しい器でなければ、牙を剥くってね。今は当主になっても、執事君に仕えるには、それ相応の覚悟をして貰わないとね・・・」
 「劉、何でお前がここに・・・」
 聞きなれた耳に心地良い声・・・
 元当主、今はセバスチャン・ファンムハイヴの妻、シエル・ファントムハイヴ。
 「何で、抱っこされてるんだい?朝から、見せつけるつもりかい?」
 明らかに不快な声で劉は言葉を発した。
 「いけませんか?シエルは、既に私の妻。今は私が当主ですので、自由にしているだけですが?」
 答えていないセバスチャンの言葉に、劉の糸目が開かれ、嫉妬に駆られた炎がメラメラと燃えあがる。
 「奥さんと私の新婚生活を邪魔する様な駒など要りませんよ。裏の仕事ですら、私一人でも十分ですから、二度と、この屋敷にこないで下さい」
 「出入り禁止」
と、はっきり言われた様な物だ・・・