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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「寝室にて 御昼寝編」NO.8
  「何で皆、私の邪魔ばかりするの・・・私は只、シエルが可愛いだけなのに・・・」
 一方こちら、階下で腰の抜けたマダム・レッドは床に座り込んでいた。
 「もういい加減になさいませ、奥さま。セバスチャン様は、御立派な方でいらっしゃいますよ。シエル様とは、夕食でご一緒お出来になるのでしたら、客間に下がらせて頂きますよ。」
 執事のグレルは言いながら、マダムを抱き上げた。
 「まだ・・・話は・・・」
 マダムの声は、吸いこまれる様に、消えていった。
 
 (フフ・・・脅しがきいた様ですね・・・)
セバスチャンは、シエルを抱きながら、悪魔の妖艶な笑みを浮かべていた。
 シエルは、セバスチャンの腕の中で乱され、セバスチャンの変化に気付かない。
 
 客間に着くとグレルは、ドサッとベッドにマダム・レッドを放り投げた。
 「ちょ・・・っと、グレル!あんた、酷いじゃない!」
 「酷いのは、どっちよ!たくっ・・・みっともないったら、ありゃしない・・・」
 髪のリボンを解き、櫛で髪を梳き出すと、グレルの髪の色が次第に変わっていく。
 血の様な深紅の赤に・・・
 「解ってるの?あれは、セバスチャンは、悪魔なのよ?あんた何て、あっと言う間に殺されちゃうのよ?あのガキが可愛いですって、笑わせてくれるじゃない?憎い女の息子よ、今は、あの悪魔に女に変えられちゃってるけどね。」
 グレルはセバスチャンの正体を知っていた。
 それもその筈、グレルは死神なのだから。
 人間の魂を狩り、人生を審査し、その人間の命を終わらせるのか、継続させるのかを判断する一種の神。
 「そんな事は、解ってるわよ!姉さんは、私からヴィンセントを奪った・・・でも、シエルは、ヴィンセントの息子なのよ!憎いだけじゃないのよ・・・」
 マダムめレッドの心境は複雑なのだ。
 自分の赤毛を褒めてくれたから、自分に自信が持てたのに、ヴィンセントは、姉を選んだのだから・・・
 「でも、もう手遅れね。あんたの可愛い甥っ子は、姪っ子になって、今に悪魔の子を産まされるのよ。そうなれば、もう二度と、人間には戻れなくなる。永遠の刻をあの悪魔セバスチャンと生きる羽目になるんだから・・・」
 「そんな・・・阻止できないの?」
 マダム・レッドは慌てた。
 シエルがそんな存在になれば、自分はどうすればいいのか・・・
 「フン、大勢の女の命を軽々しく奪ったくせに、甥っ子は可愛いの?でも、私達の正体は知られちゃってるのよ、あの悪魔に・・・」
 グレルは苦虫を潰した様に、苦々しく呟く。
 「何ですって、私達が何したか、セバスチャンには、ばれちゃってる訳?」
 「そうよ、結婚式の数日前に、私を脅しにきたわ!シエルにばれない様に、二度と、殺しは止めろってね・・・」
 グレルは、その時のセバスチャンの悪魔の姿を思い出し、怖気立つ。
 如何に死神と言えど、本性を露わした悪魔の姿を正視することは出来ない。
 美しい姿で人を魅了する半面、悪魔の本性は、おぞましい。
 醜悪で無様だから・・・
 神に背いた天使の末裔は、その身体に様々な文様を刻まれた。
 シエルの背中に未だ、残されている焼印の比ではない。
 「ならば、大人しくしていないといけない訳ね・・・もう、シエルは女王の番犬ではない。今は、セバスチャンがファントムハイヴ伯爵なのだから・・・」
 マダム・レッドは悔しかった。
 何時だって自分は、幸せから取り残される。
 ヴィンセントの身代わりに手に入れた夫は、お腹の子と共に、馬車の暴走で失った。
 殺したあの女達は、私が失った者を簡単に切り捨て様とした・・・愛すべきお腹の子供を・・・
 だから憎かった・・・私から幸せを奪った存在全てが・・・
 でも何故、お義兄様はお姉様を選んだの?私だって愛していたのに・・・
 マダム・レッドの心は悲しみに支配される。
 「ああ・・・でもセバスチャンが言っていたわよ。何時か子供が出来た時、貴女に取り上げて貰いたいから、見逃すのだと・・・主に嘘を吐くなと言われてるんだけど、それだけは譲れないんだって?あんたに対する優しさみたいね、何たってあんたあのガキの叔母様だからかしらね?」
 マダム・レッドは顏を上げ、びっくりしていた。
 「ああ、何泣いてんのよ、夕食までにまだ、時間あるけど、ちゃんとお化粧直しなさいよ。あのガキは、まだあんたがジャック・ザ・リッパーだって知らないんだから。」
 グレルは何やかや言いながら、ハンカチで涙を拭いてやっていた。
 女になりたかったけど、男で産まれてきた死神は、全身を被害者の還り血を浴びた犯人、マダム・レッドの為に、リストにない人間の命を奪ってやっていた。
 協会にばれたら、ただでは済まされないのに・・・
 「グレル!グレル!」
 マダム・レッドは、グレルの首に手を回し、泣きじゃくる。
 「もう、これだから人間は嫌なのよ・・・鬱陶しいのに、振り払えないなんて・・・まぁ、あんただけに特別サービスよ。泣きたいだけ泣きなさいよ。でも、後から、元のあんたに戻ってよ。私を執事に仕立てて、横暴な振る舞いをするあんたが好きなんだからね・・・」
 死神なのに、優しさを見せるグレル。

 セバスチャンは、そんな二人のやり取りが手に取る様に解ったが、もうこれ以上は、詮索するのは、無駄と知り、腕の中のシエルへの愛撫に専念する。
 「んっあっ・・・セバス・・・」
 自身をシエルの体内に深く挿入したまま、カリッと胸の赤い果物の様な乳首を咬んでみる。
 「はっああ・・・」
 シエルの内部が、セバスチャンを呑み込み、締め付ける。
 心地よい刺激と快楽に、セバスチャンも呑み込まれる。
 まるで、シエルの身体は、媚薬の様だった。
 一度味わってしまえば、破滅する事も忘れさせる程の陶酔感・・・
 何度抱いても、行為に慣れない様な初々しさが、シエルにはある。
 既に、秘蕾は、大勢の人間に穢されていた。
 しかし、魂はどこまでも気高く、何者にも、穢されない蒼い輝きを秘めて、悪魔の自分を魅了した。
 契約の一環として何度も抱いたのに、一向に穢れてはくれなかった。
 だから、女体に変えた。
 自分の子供を産ませる為に・・・
 悪魔の子供を孕めば、恐怖に慄きながらも、自分を求めてくれるだろうと、期待して・・・
 しかし、孕む気配はない。
 復讐の瞬間を忘れぬ為の、小賢しい人間の想い込みが、シエルの成長を止めているのかも、知れぬ。
 ならば自分は、何をすればいい・・・
 セバスチャンの自問自答の日々・・・
 ついた結論は、シエルと共に生き、シエルが自分を求めてくれるのを、ひたすら待ち続ける事・・・
 以外とあっさりと、結婚出来た運命に、感謝しているセバスチャンだ。
 悪魔の自分との間にシエルが子供を持つなど、この世にあってはならぬ事・・・
 神が何ら、邪魔する事なく、滞りなく、婚儀が済んだのは、やっぱり
「碌でもない」存在だからか?
 「もう、また、何か考えてる!僕を見ろ!僕を抱きながら、余所見するな!」
 シエルの珍しいオネダリ・・・
 シエルは自分を抱きながら、セバスチャンが何かを見たり、感じていて、笑ったりしていたのを見逃さなかった。
 「嗚呼・・・流石は、我が主・・・申し訳ございません。これからは、誠心誠意、貴女を愛する事に専念すると致しましょう・・・」
 言うが早いか、シエルの腰を掴み、激しい律動を開始した。
 「ああっ・・・バ・・・カ・・・やぁ・・・」
 シエルは、セバスチャンを煽ったのを後悔するハメになる。
 調子にのった悪魔で夫は、延々とシエルを求め続け、遂には、シエルを失神させてしまう。
 ドクン・・・失神する瞬間のシエルの凄まじい締め付けに、再奥で精を放つ。
 ハァ、ハァと肩で息をするセバスチャン。
 そこには、誰が見ても、見惚れてしまう妖艶な顏の夫がいた。
 何時もシエルが見たがる真実のセバスチャンの顏・・・
 シエルだけを求め、不完全な契約のまま、夫婦になる事を選んだ最愛の夫の姿が・・・
 「シエル・・・覚えていて下さいね・・・貴女は私のモノ・・・そして私は、貴女のモノ・・・未来永劫それは崩される事は、二度とない。貴女の身体に、私の精を沢山植え付け、何時か私の子供を産んで下さいね。シエル愛しています。」
 悪魔は人間を愛し、運命を狂わせた。
 人間は悪魔を愛し、自身の運命を狂わせた。
 狂った運命は、何を齎すだろう・・・
 それは、神のみぞ知る。         FIN H23.8.24 P10:05

あとがき 
 取り敢えず、「寝室編」は終了です(-_-;)
 甘過ぎて自分で書いて、少々胸焼け気味・・・
 マダム・レッドは妹に似てるんで、こんな心境かな?と書いてみた。
 妹もある意味、不幸なんで・・・
 息子二人と毎日楽しく、自分の想い通りに出来る立場は羨ましいけど、寂しくないの?
 義弟は単身赴任なんで、もう三年は、一度も触れあってないんじゃないかな?
  私だったら、寂しくて死んじゃう(-_-;)
 甘い甘いセバシエだったでしょうか?
いつも、何故かシリアスになる・・・
 もっとルンルンなH書けないんだろうか(-_-;)
 次回からは、「夕食編」でマダム・レッドの巻き返しはあるか?
 その次は「ベッドの中で」のアクマで予定・・・
 お風呂が終わり、寝室の中で睦みあうセバシエ。
 ハードH目指そうかなぁ・・・と(-_-;)
 旦那が仕事から戻ったので、夜食作りに行ってきます(-_-;)