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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「ある嵐の夜に」セバス女体人魚姫の童話
 TLで盛り上がった話。
 セバス女体の人魚姫。
 シエルは王子で少し、年齢の逆転で・・・
 セバスチャンは、今は少女です。
 次回からは、R-18ですので、ご注意を・・・



      「ある嵐の夜に」 
 人魚姫のセバスティーヌは、恋をしていた。
 イギリスの王子シエル・ファントムハイヴに・・・
 偶に視察の為に、帆船に乗り、海を横断していく王子に、恋焦がれていた。
 「やぁねぇ・・・またセバスティーヌったら、人間なんか見てるぅ・・・」
 姉のグレルに冷やかされる。
 「もう・・・そんなんではありませんよ・・・」
 顔を真っ赤にしていたら、ばれてしまう。
 「なんです?二人共、騒々しい!少しは静かになさい」
 一番上の姉ウィリアムがメガネを上げながら怒っている。
 「ねぇ、姉さま、しってるぅ?セバスティーヌったら、人間に恋しちゃったのよ」
 「何を馬鹿な事を!私達は人魚・・・人間などに恋をしたって結ばれる事などないでしょう・・・くだらない!」
 そうもし、人間と結ばれる事がなければ、泡となって消える運命・・・
 しかも、人間になる為には、「海の魔女」と言われるアンダーテイカーに会わなければならない。
 彼女は、一人深海にいる為、捻くれていて、すんなりと人間に変えてはくれないらしい。
 過去何度も、人間に恋をして、人間となった人魚もいるが、戻って無事だった者は誰一人いない。
 声を奪われたり、何かを代償にする為、人間と想いを通ずる事はないのだ。
 「本当にお前を愛してくれているなら、どんな外見になっても、結ばれるのさ・・・それが嫌なら、このまま海に留まっておいで。大丈夫、お前には姉妹が愛する家族がいるじゃぁないか・・・ヒッヒッヒッ・・・」
 どの人魚も一度は忠告された事・・・
 「海の魔女」も人魚達を殺したい訳ではなかった。
 恋を成就する為には、命を賭けろと言うだけの事・・・
 魔女なのだから、親切ではないだけで・・・
 それでも、人間になりたい人魚は後を絶たない。
 何れ、セバスティーヌもそうするだろうと、ウィリアムは怖れているのだ。
 すぐ下の妹グレルと違い、純情なセバスティーヌ。
 人魚姫は、何れ男の人魚か、巨大な魚と結ばれて、子供を成すのが定め。
 海の王である父の娘達であるウィリアム・グレル・セバスティーヌも何れはそうせねばならない。
 そんな時、事件はおきた

 嵐がセバスティーヌが愛するシエル王子の船を襲ったのだ。
 嵐がシエル達の帆船に襲いかかり、なぎ倒し、シエルを始めとする者達は、海に投げ出された。
 泳げる者は数人助かるだろう・・・
 しかし、シエルは泳げない。
 海に沈みゆくシエルをセバスティーヌは追いかけた。
 その結果が、自分を死に招くとしても・・・
 (シエル・・・シエル・・・)
 どんなに忘れようとしても、忘れられない人・・・
 種族を越えて、愛してしまったから・・・
 例え、この命に変えても、守りたい、救いたい・・・
 海底へと沈みゆくシエルの手に、セバスチャンの手が届く。
 グイッと引き寄せ、しっかり胸に抱きしめると愛しさが募った。
 (ああ、私はこの方を愛してる。忘れる事など出来ない。)
 岸に泳ぎ着いたセバスティーヌは、シエルに口付け空気を送る。
 人口呼吸をすると、ゲホゲホと水を吐き出すシエル。
 「良かった・・・シエル・・・」
 セバスティーヌの声を聞いたシエルは意識を失う。
 赤い目をした人魚姫の姿をおぼろげに見ながら・・・
 
 「もう何やってるのよ。こんな所で・・・」
 岩場の上でセバスティーヌは、シエルが帆船に乗って、現れるのを待ち望んだ。
 あの嵐の日から、数日たっても、シエルの帆船が海に出る事はなかった。
 父王の命令で、海に出るのを阻止されていたのだ。
「会いたい赤い目の少女に・・・」
シエルには、セバスティーヌが、人魚だとは、認識されなかったのだ。