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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「闇に堕ちて」突発セバシエ微妙なR-18
「セバス企画」アニメバージョンの前に、フッと思いついたセバシエ
 雰囲気を変えてシリアスで・・・
 救いのない話?かも知れませんので、ご注意を・・・
 大丈夫なお嬢様だけ、いってらっしゃいませ(*^_^*)



           「闇に堕ちて」 
 「きっといつか私を見つけて下さい・・・その時こそ私は貴方を・・・」
 スローモーションの様に、落ちていくセバスチャン。
 「セバスチャン!」
 シエルの手が虚しく空を切る。
 伸ばした手はセバスチャンに届かなくて・・・
 微笑みながら、血塗れで落ちていく・・・
 その顔は一生忘れられないだろう・・・

 ガバッ・・・
 シエルは全身汗塗れで目覚める。
 いつも見るセバスチャンは微笑んで・・・
 あの日、女王の番犬として、任務は完了する筈だった。
 しかし、仕留めた筈の敵が生きていて、シエルに向けて発砲した。
 いつもなら、セバスチャンは弾を素手で受け止めていたが、敵が多かった為、使用人達の同行を許していた。
 うまく避けられる筈だったのに、シエルの頭を狙っていた為、セバスチャンは何故か、胸を打たれてしまった・・・
 しかも、場所が悪く、断崖絶壁にいた為、崖から転落するしかなかった。
 シエルを庇って・・・
 落ちた先は海だった・・・
 使用人達が血眼になった探したが、遺体を見つける事は叶わなかった。
 それから、無情にも2年が過ぎていた。
 「何故だ・・・セバスチャン・・・僕はここにいるのに・・・いつも呼んでいるのに・・・」
 契約印は消えないのに、セバスチャンが現れる事はなかった・・・
 しかし、自分の目的を果たすだけでなく、それ以上にシエルはセバスチャンの事を・・・
 諦め切れず、裏社会の駒達に、捜索を依頼したシエルだった。
 そんなある日・・・
 「坊ちゃん・・・お目覚めですか?劉様が御用事でA9にお見えになられます」
 「劉が?何だ?」
 「『眠り続ける男』を見つけたとかでしたが?」
 シエルはビクッとした・・・
 (きっとセバスチャンだ・・・)
 確信は持てなかったが、何故かそんな予感がした。
 「解かった・・・劉に会おう・・・仕度を・・・」
 「承知しました」
 先代の執事だったタナカは有能で、要らぬ詮索はしなかった。
 色々考えながら、社の仕事も手に付かず、時間はあっという間に過ぎた。
 
 「やぁ、伯爵・・・いつにも増して、不機嫌だね。あの執事君がいなくなったからかな?」
 空気を読まない男は、シエルの心の中の傷にも、土足で踏みにじり、入り込み、更なる傷を抉るのだった。
 「御託はいい・・・要件は・・・」
 「ああ・・・君のお待ちかねの人物だと思うよ・・・黒い燕尾服着ていて・・・顔色こそ益々、白くなってるけどね・・・」
 「だったら早くそこへ案内しろ!」
 「いいけど、後悔しないかい?曰くつきなんだよね『眠り続ける男』は・・・」
 「構わん、僕は自分の目で見えるものしか信じないからな。後悔などとうに乗り越えた・・・」
 「解かったよ・・・詳しくは馬車の中で・・・」
 「タナカ出かけてくる・・・帰りは待たなくていい・・・」
 「はい、坊ちゃん・・・お気をつけて・・・」
 タナカは何故か、不吉な予感がしていたが、主の命令は執事に取って絶対・・・逆らう事は許されない。
 劉と二人で馬車に乗り込み、走り出す後姿を只眺めるだけ・・・
 「坊ちゃん・・・どうか、貴方が幸せであります様に・・・」
 シエルを守れなかった自分が言える立場ではないが、それでもと思う。
 あの惨劇の日、シエルを奪われ、生き残った哀れな自分。
 再び再会した時に会った真っ黒い執事・・・セバスチャンに何か得体の知れぬ感覚を感じながらも、家令と言う立場から、色々と指導しても、従順に従った男。
 闇色を纏いながらも、シエルの為には、どれ程傷を負っても、絶対に逆らわなかった男。
 彼にいつかシエルは攫われるかも知れないと危惧しても、それ以上自分には、何も出来ないのだ。
 タナカは馬車が見えなくなるまで、ずっと目で追いかけていた。

 「でね・・・その男は・・・透明な柩に入ったまま見つかってね・・・余りの美貌にコレクションにしたがる輩が多くてね・・・オークションに掛けられたんだ。しかし、どんな手を尽くしても、柩を開ける事すら叶わず、只、眺めるだけだったんだ。それである未亡人が競り落とした。しかし、数日後・・・彼女は柩の傍で・・・その・・・」
 「もったいぶらずに言え!何があっても大丈夫だから・・・」
 セバスチャンに間違いないだろう・・・
 彼女はセバスチャンの糧となったのだろう・・・
 
「彼女は干からびて見つかった・・・ミイラとまではいかないが、若さを奪われた様に・・・それなのに、柩の男は、若干顔色が良くなった様な・・錯覚だろうけど・・・そんな事が何度も続くと皆、気味悪がったんだ・・・死んだ男が幽霊と化して、生きてる人間を呪ったんだと、デマまで流れて・・・それで、呪われた男を柩ごと燃やした・・・」
(馬鹿な奴らだ・・・例えセバスチャンが何らかの理由で、仮死状態にあったとしても、悪魔なんだ、死んだ訳じゃない・・・しかも奴は火を操る・・・ひょっとして、逆に力を与えたんじゃ・・・)
シエルの考えは正しい。
弱ったセバスチャンを回復する作用があったのだろう。
「火は勢いを増して、人々に襲いかかった・・・それで、慌てて火を消したが、20人程の人達が焼け死んだらしい・・・彼の消滅を望んだ遺族が大勢、見学に来ていたからね・・・それで柩は悪魔にでも取り付かれたんじゃないかって事で、魂を鎮める意味で、教会に安置されたんだって・・・それでも、見たいのかい?」
「僕はそれが誰であれ、見る権利があるんだ。女王の憂いを晴らす為に・・・」
まさか、シエルは女王の命が『眠り続ける男』を処分しろ!とは思わなかったが、自分が行けば何とかなるだろうと思っていた。
自分との契約をそのままに、セバスチャンの違反行為を詰ってやりたい気持ちと、生きたセバスチャンに会って、文句言ってやりたい気分と複雑な心境だったが・・・
劉と話している間に、目的地に着いたようだ。
馬車から降り、遺体の安置されている教会の地下に案内されるシエル。
重い鉄の扉の向こうに、安置されている遺体。
「ここからは一人で大丈夫だ・・・劉お前は僕が呼ぶまでくるな・・・死ぬぞ・・・」
「伯爵・・・女王の為に、死ぬつもりかい?まだまだ、君は我を退屈させてくれないから、失いたくないんだけど・・・」
「フン、ここで死ぬなら、それが僕の運命だ・・・劉ここまで案内してくれてありがとう・・・2時間たっても、僕が戻らなかったら、屋敷に戻って使用人達に伝えてくれ。後の処理は女王に委ねると・・・こんな僕に仕えてくれてありがとうと、伝えてくれないか?」
「何か、死んで帰る事のない前提だね?まぁ・・・ここまで乗りかかった船だから、きちんと伝えるよ。武運を祈るよ、伯爵・・・」
劉はひらひらと手を振り、扉の奥に消えていく、シエルを見送った・・・
扉の奥には、冷たい空気が漂っていた。
何らかの理由でセバスチャンが力を制御出来なくなり、大量の精気を欲した結果だろう・・・一連の事件は・・・
それでも、僕は前に進むしか出来ない・・・
例え、セバスチャンの糧となっても・・・
柩の傍まで来た・・・
「セバスチャン!!!」
 夢にまで見た男・・・
 自分を置き去りにして、2年もほっておいて・・・
 シエルはセバスチャンの柩の上から、セバスチャンの唇の位置に口付けた。
 『坊ちゃん・・・』
 シエルの心の中に、懐かしい声が響く・・・
恋焦がれた男はそこにいて・・・
『下がって頂けますか・・・やっと貴方に出会える程の力を取り戻せましたから・・・』
「ああ・・・解かった・・・さっさとしろ!」
 『イエス・マイロード』
クスッ・・・
いつもの笑い声が聞こえたのは、シエルの空耳ではないだろう?
 音もなく、柩は開いた。
 今まで、手を尽くしても、開く事はなかったのに・・・
 『坊ちゃん・・・今の私では貴方に触れる事すら叶いません・・・私を蘇らせたいとお想いですか?私は貴方のお手を煩わせたくなかったのですが・・・』
 「構わん!お前を処分するのが、今回の女王の命だからな・・・どんな事でもしよう」
『後悔なされても?私が再び蘇っても、以前の私ではなくなってるかも知れないのに?それでも、望まれますか?貴方との最初の契約は、きちんと叶えて差し上げますが・・・』
「くどいぞ!それさえ叶うなら、命など要らん!!!」
 『流石は坊ちゃん・・・では望みのままに・・・短剣が見えますか?それで小指でも構いません・・・貴方を傷付けたくないのですが、血を契約印に垂らして下さい・・・それで少し動けます。しかし、完全に蘇るまでに、貴方の血を少し頂きます。しかも、もうこの地には私はいられません・・・力を失ってる間に、長く教会に安置されていましたから、貴方と共に、魔界に戻らねば完全には、以前の様には動けません・・・それでも宜しければ・・・』
 「復讐が叶えれるなら、どんな手段でも構わん!さっさとしろ・・・タナカには、解かっている事だろう・・・劉にも、伝言を頼んである」
 『それでこそ我が主・・・では・・・』
 闇に包まれる感覚と、シエルは首筋に痛みを感じるのを同時に感じ意識を失う。
 「坊ちゃん・・・やっと貴方をこの手に・・・」
 セバスチャンの声をおぼろげに聞いたのが最後だった・・・
 
 「遅いねぇ・・・伯爵は・・・」
 教会で接待を受けながら、劉は一人ぼやいた。

 教会は畏怖に対してシビアで、シエルを送り出したら、劉を応接室に案内し、自分達の身の安全を図った。
 劉はシエルが望めば、地下に残り、全てを見届けるつもりだった。
 駒である以上、命令意外、今はするつもりがなかったが・・・
 まさかその頃、セバスチャンはシエルの血で蘇り、ヴァンパイアの様に、シエルの血を飲み、魔界に連れ去ろうとしているとは、思いもよらなかった。
 時間が過ぎ、数人の教会の人間と連れ立って、扉の向こうを覗き、開いた柩と、消えたシエルを探す羽目になろうとは・・・
 「伯爵~!!!」
虚しく声が響く・・・

「う~ん・・・」
「お目覚めですか?坊ちゃん・・・」
「セバスチャン・・・」
目の前のセバスチャンの異変・・・
「申し訳ありません・・・何時いかなる時も・・・私は執事でありたかったのに・・・」
「いい・・・お前が僕の前に戻ってくれただけで・・・」
雄牛の様な角が、セバスチャンの頭から生えていた。
肌も少し浅黒い様な・・・
「もう離れるな・・・」
自分を覗き込み、申し訳ない顔のセバスチャンに口付けるシエル。
「坊ちゃん・・・」
2年も肌を合わせていない・・・
お互いを求めるのは必然だろう・・・
全てを語るには、時間が足りない。
只、繋がるだけでいい・・・
「貴方だけを愛しています。契約はこのままで・・・いつか私が人体形に戻れた時、再び貴方は女王の番犬に戻れるでしよう」
「今はこのままで・・・」
二人は互いに求め合った・・・
                      FIN
H25.3.16 P3:17
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