2ntブログ
rukifel
  • Author:rukifel
  • FC2ブログへようこそ!
  • RSS
九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
黒執事イラスト

黒執事のカラーイラスト色々


ミニ薔薇色々

ミニ薔薇の写真


リンク

このブログをリンクに追加する


フリーエリア

クレンジングマッサージクリーム


FC2カウンター


アクセスカウンター


楽天バナー

 色々、楽しみな商品


花と猫

DSC_0371
DSC_0371 posted by (C)rukifel


フリーエリア

コンタクト


アクセサリーと本人後ろ姿

趣味のビーズアクセサリーと本人後ろ姿


最新記事


カテゴリ


今日の天気は?


-天気予報コム- -FC2-


最新コメント


COOK PAD

ホットミックスでメイプルクッキー

Cpicon ホットケーキミックスでメイプルクッキー by HAKOにゃん


ご連絡はこちらから

ご意見、ご感想、問い合わせ等にご利用下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:


QRコード

QR


月別アーカイブ


カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

02月 | 2012年03月 | 04月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31



最新トラックバック


ブログ・ランキング

ランキングの紹介


プロフィール

rukifel

Author:rukifel
FC2ブログへようこそ!


スムージー

飲んでみたい♥


フリーエリア


QRコード

QR


楽天

楽天の紹介です。


RSSリンクの表示


検索フォーム


おすすめ

かわいい子犬の販売紹介


FC2チャット


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


動画

FC2動画


『スーモ』オリジナルブログパーツ

不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)


「引き裂かれた二人」夢でみたセバシエ
 TLで予告した暗いセバシエ
 悲しいセバシエのサンプルです。
 苦手なお嬢様は、見ないでね(>_<)
 いつ続き書けるか未定で・・
 



        「引き裂かれた二人」 
 フゥ・・・
 溜息が洩れる。
 どれ程の時間がたっただろう・・・
 シエルは全てを捨て、セバスチャンと二人だけで、生きる道を選んだ。
 人間であった時は、自由などなく、獲物としての自分に向けられたセバスチャンの異常な程の独占欲に、翻弄されていた。
 幾度となく抱き合った日々は、遠い昔・・・
 今では、命令にしか反応しないセバスチャン。
 嫌われて当然だろう。
 もうエサとしての価値のない自分なのだから・・・
 毎日ふたりだけで過ごす時間は単調ではあるが、それなりに、シエルの心は満たされていた。
 死を選んだ筈なのに、悪魔として生きている自分。
 今は、退屈を紛らす為に、寝室に本を持ち込んだが、一向にセバスチャンが現れないのだ。
 「遅すぎる・・・何やってるんだアイツは・・・」
 そろそろ、空ではあるが、紅茶が運ばれてくる時間なのだ。
 1分1秒たりとも、遅れた事のない忠実な執事の筈だった。
 妙な胸騒ぎがした。
 「セバスチャン!」
 呼んでも、セバスチャンは現れない。
 「セバスチャン・・・セバスチャン!」
 それでも、執事は現れなかった。
 シエルは無意識で走り出す。
 誰に教えられるまでもなく、真っすぐにセバスチャンの元へ・・・
 悪魔の本能だろうか?
 行く先に待つものが破滅であろうとも、進むしかないのだ。
 シエルの前に広がる世界・・・
 何度も目にしてきた地獄・・・
 大好きな人達を奪ってきた、大嫌いな赤の世界・・・
 たった一つ手に入れた筈だったのに・・・
 シエルが見たモノは・・・
 血に染まった忠実な執事・・・
 息絶えたセバスチャンだった。
 「セバスチャン!セバスチャン!」
 シエルはパニックになる。
 かなり高位であろうセバスチャンを殺せる存在は、一つのみ・・・
 神の手先であり、神の一員死神のみ・・・
 そして、その存在・・・
 セバスチャンの傍らには、生真面目な死神が・・・
 ウィリアム・T・スピアーズだった。
 「お前何をした!セバスチャン!」
 血塗れのセバスチャンは、白磁の様な肌を青白くさせて横たわる。
 口元に赤い筋が見える。
 既に、絶命しているのは理解出来た。
 シエルは牙を剥く。
 怒りに支配され、ウィリアムに怒りを向ける。
 その手に光る黒曜石の様に、怪しく輝く球体を目に止める。
 「もうすっかり害獣ですね。でも貴方はまだ人の魂を喰らっていない。心までも穢れてはいない。貴方には、救済の道があるのですよ「何が今更、救済だ!なら、何故、僕は両親を失わなければならなかった?それだけでなく、セバスチャンも奪うのか?」
悪魔としての覚醒だった。
 茨の蔓が現れて、ウィリアムを襲う。
 デスサイズで避けて回避する。
 「落ち着きなさい。まだこれは死んではいません。取り戻したいなら、死神教会までいらっしゃい。貴方に力を貸すモノを頼って、辿り付けたなら、これの魂は返して差し上げましょう。待ってますよ。」
 ヒョイとシエルの攻撃を避け、ウィリアムはセバスチャンの魂を持って、姿を消した。
 「待っていろセバスチャン必ずお前を取り戻す・・・」
 シエルの魔力でベッドに寝かされたセバスチャンの周りに、茨の棘のバリケードが出来上がりつつあった。
 シエルはセバスチャンの魂を取り戻す為に、協力させる人物の名を呼んだ。
                            つづく・・・
         H24.3.24 P11:18