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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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絶望の果てにNO.11
「お前が僕の命令に常に従っていれば、こうはならなかった。それは、理解しているのだろう?それとも、人間だから、馬鹿にしていたのか?お前だけは、僕を裏切らないと信じていたのに・・・やっぱり、悪魔は悪魔か・・・」シエルは涙を溢れさせて呟いていた。
 セバスチャンに救われてから、ここまで、切なく辛い思い等、した事はなかった。
 自分の過去は、タナカにさえ、伝えれなかった。
 貪欲で下種な人間に凌辱され、黒ミサの生贄にされた等と・・・セバスチャンが悪魔だとは、知らせてはあったが、自分がシエルを守れなかったと、タナカは、心を痛めるかも知れないからだ。
 セバスチャンは、胸を掴み、掻きむしりたい程、シエルに対しての罪悪感を感じた。
 悪魔なのに・・・シエルは人間だったのに、こうも自分の心を縛り付け、跪かせるのだ。
 高貴で、輝かしい魂は、今もシエルの中にあるのだ。
 言葉が出せない・・・セバスチャンはシエルの何を見ていたのだろう・・・自身の行動を悔やんでも、取り返しはつかないのだ。
 「だんまりか・・・つまらん・・・今までみたいに、嫌味を返してみろ!お前は言ったな、退屈させるなと・・・今は、僕が主なんだ。使えない執事等いらない・・・僕を飽きさせるな。食事もスイーツもいらない。お前にさせる事と言ったら、朝、起こす事、着替え、入浴、就寝の用意くらいだ。暇を持て余して、退屈しているんだ。もう少し、気のきいた言葉を話せ。」シエルはつまらないとばかりに、溜息をつく。
 セバスチャンは、俯いたまま、一言も発せないでいた。
 「コンコン」誰かが、ドアを叩く、微かな音がした。
 セバスチャンがピクリと反応した。
 ここは、アケローン川のほとり、セバスチャンの城なのだ。
 来客がある筈など、ないのだ。
 「セバスチャン誰か来たみたいだ。見てこい!」「御意」セバスチャンはシエルに一礼して、玄関に向かった。
 セバスチャンは、ゆっくりと玄関に進んで行った。
 シエルから、離れる良い口実が出来たが、ここまで辿り着ける者などいない筈・・・
 訝しみながらも、ドアを開く・・・
 忘れる事の出来ぬ、憎い相手がそこにいた。
 見慣れた筈だったのに、何故か雰囲気が変わっていたライバル・・・
 「貴方が何故ここに・・・何をしに来たのです。貴方が邪魔しなければ、坊ちゃんは私の・・・私だけのモノだったのに・・・今更何故・・・やはり、あれだけの傷では、死なせることは、不可能だと・・・
 
クロード・・・」セバスチャンの驚愕に見開かれた瞳。
 禍々しい紅く、ピジョンブラッドに輝く、セバスチャンの怒りの目に、クロードは、顔色一つ変えない。
 「悔しいかセバスチャン、安心しろ、私は確かに、一度死んだ。しかし、この世に呼び戻されただけだ。坊ちゃんに会う様に言われてな。理由は、解っているだろうな?お前が出来ない事を実行する為に・・・」
 そう、クロードはシエルに精気を与える為、抱く為にここにいると言う事だ。
 「なっ・・・なんですって・・・まさか、そんな・・・貴方は・・・坊ちゃんを・・・」(抱くと言うのか!)セバスチャンはショックで言葉が出ない。
 「安心しろ、今の私は、悪魔ではない。故に何度、坊ちゃんと肌を合わそうが、孕ませる事等、不可能だ。しかし、貴殿程の悪魔が何を迷う?坊ちゃんに子供を産ませる事こそ、悪魔としての悦びだろうに・・・」クロードは、悪魔だった頃に出会ったセバスチャンにいつも疑問を抱いていた。
 主を抱くのに、優しく労わる必要等、ないのだ。
 心のままに、本能のままに、激しく貪って、相手の身体が傷つけば、治せばいいのだから。
 アロイスを刺した後のシエルを抱き上げ、邪魔をしたと怒ったシエルに頬を打たれても、セバスチャンからは微塵も怒りの感情を感じなかったのだ。
 悪魔らしくない悪魔セバスチャン・ミカエリス。
 「やっぱり、お前だったか、クロード。」背後から、シエルの声がした。
 「坊ちゃん、貴方がこいつを呼んだのですか?何故・・・貴方は、解っていらっしゃるのですか?こいつのせいで、貴方は・・・」セバスチャンは、両手を血が出る程、ギュっと握りしめ、シエルに問うた。
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