2ntブログ
rukifel
  • Author:rukifel
  • FC2ブログへようこそ!
  • RSS
九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
黒執事イラスト

黒執事のカラーイラスト色々


ミニ薔薇色々

ミニ薔薇の写真


リンク

このブログをリンクに追加する


フリーエリア

クレンジングマッサージクリーム


FC2カウンター


アクセスカウンター


楽天バナー

 色々、楽しみな商品


花と猫

DSC_0371
DSC_0371 posted by (C)rukifel


フリーエリア

コンタクト


アクセサリーと本人後ろ姿

趣味のビーズアクセサリーと本人後ろ姿


最新記事


カテゴリ


今日の天気は?


-天気予報コム- -FC2-


最新コメント


COOK PAD

ホットミックスでメイプルクッキー

Cpicon ホットケーキミックスでメイプルクッキー by HAKOにゃん


ご連絡はこちらから

ご意見、ご感想、問い合わせ等にご利用下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:


QRコード

QR


月別アーカイブ


カレンダー

プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2011年09月 | 10月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -



最新トラックバック


ブログ・ランキング

ランキングの紹介


プロフィール

rukifel

Author:rukifel
FC2ブログへようこそ!


スムージー

飲んでみたい♥


フリーエリア


QRコード

QR


楽天

楽天の紹介です。


RSSリンクの表示


検索フォーム


おすすめ

かわいい子犬の販売紹介


FC2チャット


ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


動画

FC2動画


『スーモ』オリジナルブログパーツ

不動産・住宅サイトSUUMO(スーモ)


「甘いひとときを貴方と」NO.1
 屋敷の者全てが寝静まったであろう深夜・・・
 只一つの部屋だけは、ベッドサイドに置かれた蝋燭が淡い光で、ベッドの人物達を照らす。
 シエル・ファントムハイヴとセバスチャン・ミカエリス・・・
 屋敷の主と主に忠実で完璧とされる執事の二人だ。
 毎晩の事、魂を「待て」されてる代償として、セバスチャンはシエルの身体を貪り食らう。
 好き勝手に抱き、シエルの翌日は、目も当てられぬ程、酷い惨状になる事もしばしば・・・
 書類など読む事すら出来ない程に、軋む身体。
 場所が場所だけに、マトモに座る事など出来ぬのだから、使用人達の前に出る事すら、出来なくなる。
 フィ二なら未だしも、女性経験は豊富そうなパルドと、何にでも興味を持っていそうなメイリンには、絶対二人の情事の雰囲気すら、感じさせてはならない。
 毎夜の秘め事は、セバスチャンの結界の中での事なので、万が一、シエルの嬌声すら漏れていないだろうが、もしもと言う事もある。
 隠蔽工作は完璧でなければならない。
 しかし、今はいつもとは、状況が少し違っていた。
 毎夜の如く、密着しているには、違いないが、いつもの様にセバスチャンが、シエルを組み敷いているのではなかった。
 話は、アフタヌーンティーの時間に戻る。
 いつもの様にシエルに紅茶とスイーツを供したセバスチャンが、シエルに強請ったのだ。
 「ねぇ、坊ちゃん。お話があります。」
 「何だ?」
 スイーツのフルーツパイに夢中になりながら、素っ気無く聞くシエル。
 ちゃんと聞いてるのだろうかと疑問に思いながら、セバスチャンは言葉を続けた。
 「明日は満月なんです」
 「だったら何だ?」
 「お忘れですか?悪魔は、満月に力が増し、魔力を書換える様なモノだとご説明申し上げた事を・・・」
 セバスチャンの言わんとしている事がシエルには、理解出来ない。
紅茶を一口飲んだ時だった。
 「ですから、今夜は貴方が私を守って下さい」
 ブッ・・・
 紅茶を噴き出すシエル。
 「ああ・・・何やってらっしゃるんですか、坊ちゃん・・・」
 慌てて、ナプキンでシエルの口元を拭いてやるセバスチャン。
 「な・・・何言ってるんだ・・・」
 シエルが慌てるのも無理はない。
 満月に悪魔の力が増すと言うなら、シエルには、願ったり叶ったりだ。
 早く復讐にピリオドが打てる事になるのだから。
 「やっぱり・・・私の話など、まったく聞いてらっしゃらないのですね・・・」
 フゥ・・・溜息を吐くセバスチャン。
 「たく!訳解らん!はっきり言え!」
 シエルは過去に受けたセバスチャンの魔力についての認識など、多忙故なのか、特別な思考回路を持つシエルならではの天然なのか、すっかり、脳内から排除されていたと言っても、過言ではないだろう。
 シエルは人間なのだから・・・
 「ですから、申し上げましたよね?満月の日は、悪魔の力を増す代償に、前日、つまり今日は、殆ど、魔力を使えない状態だと言う事を・・・」
 セバスチャンは頭を抱えたい心境だった。
 例え、代替として肌を合わせていたとしても、もう少し、自分に対しての認識とか、想いやる気持ちくらい持ってくれてもいいのでは・・・と・・・
 偶には、シエルの我儘で、執事としてでなく、恋人として、シエルを腕に抱き、シエルのベッドで眠る事もあるのだから・・・
 「お・・・覚えてるとも・・・そのなんだ・・・」
 明らかに忘れてましたと、告白している様なシエルの言い訳。
 「もういいです・・・貴方に期待していた私が馬鹿でした。はぁ・・・悪魔の私を使いこなすのでしたら、多少の危機感はお持ち下さいね。悪魔だと言っても、神の様に万能ではありませんので・・・」
 シエルの態度に溜息が出るだけのセバスチャン。
 「何だ、その言い草は!ちょっと忘れてただけじゃないか・・・」
 シエルは顏を真っ赤にして怒る。
 「でしたら、今夜は私を貴方が守って下さいね。契約の時、貴方の目に私の血を使って、契約書を付けたのには、私の魔力でいざと言う時、私が貴方を守りきれない時の保険ですから。今度は、殆ど、無力になる私を貴方が、守る番なのですから・・・」
 「解った・・・」
 具体的には、どんな事をするのかは謎だが、これ以上セバスチャンに馬鹿にされたくないシエルは、その一言だけ言うと、黙々とスイーツを食べ続けた。
 (本当にご理解頂けたのでしょうか?些か、疑問が残りますが・・・)
セバスチャンは、渋い顔をするが仕方ないと思っていた。
 シエルはまだ子供なのだから。
 大人の男の機微など、理解する事は、無理だろうと・・・