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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「甘いひとときを貴方と」NO.4
「くだらない事ばかり言ってないで、サッサと手を動かしなさい!晩餐までに、間に合いませんよ」
 セバスチャンは、シエルに食事をさせて、入浴させたら、二人で寝室に引き籠もる必要があるのだから。
 「へぇーい、何か今日のセバスチャンは変だなぁ・・・」
 バルドはブツブツ言いながら、下ごしらえを手伝うしかない。
 下手に、セバスチャンを怒らせたら、トリプルアイスクリームを喰らうだけで、済まないのだ。
 心の中は、ウキウキしているのに、心中を悟られまいと、無表情に振る舞うセバスチャン。
 バルドは、付け合わせのポテトサラダのジャガイモを蒸し、裏ごし器にかけ、滑らかに仕上げる工夫をしていた。
 主であるシエルは、大人びてはいても、まだ13歳なのだ。
 自分達、大人だけなら、只、フォークとかで、荒くジャガイモを潰せば済むのだ。
 シエルの為に繊細な心配りをするのは、全てセバスチャンの指示。
 (坊ちゃんは、セバスチャンに愛されているなぁ・・・)
バルドの言う「愛」は執事としてシエルに忠義を尽くす、
「献身的な愛」であって、よもや、シエルとセバスチャンが
「肉欲を伴う愛」までに発展しているとは、気付かない。
 顏を合わせれば、嫌味の応酬の主従なのだ。
 誰も、気付く訳がないのだ。
 時折、セバスチャンが見せるシエルへの異常な眼差しに、タナカだけは、薄々と気付くが、10年前に自分は、シエルを守りきれなかったのだ。
 先代の執事で手駒の一人だった自分がだ・・・
 シエルとセバスチャンが出会った切っ掛けすらも、シエルの口から聞かされる事はなかった。
 空白の一か月に何があったのか?
 タナカとて、裏社会に身を置く者だ。
 貴族の子息が誘拐されて、一か月も監禁状態なら、どの様な目に合わされていたのかは、想像できた。
 だから、尚の事、聞く事は出来ない。
 自分では、シエルの傷を癒す事など出来ない。
 セバスチャンしか、シエルに触れる事は出来ないのだから・・・
 「今日は、失敗なさらないのですね?感心です。これからも、毎日そうだと、宜しいのですが・・・」
 珍しくセバスチャンが褒める。
 「偶には、俺だって・・・しかし、あんたも物好きだよな?俺らと違って、傭兵でも殺し屋でも、実験モルモットでもないあんたが、何故、坊ちゃんみたいな子供の世話を?あんたの容姿なら、お綺麗な貴族のお嬢様の執事にでもなって、誑かして、逆玉って選択もあるのによ?」
 下世話なバルド。
 「坊ちゃんだから、私はお傍に仕えさせて頂いてるのですよ。あの毅然とされているお姿に心酔しているのです・・・さぁ、早く用意を済ませないと、本気で怒りますよ?」
 セバスチャンは次第にいら立つ。
 シエルの喜ぶ顏が見たくて、腕によりをかけて支度しているのだから。
 「わぁっかったって・・・少しくらいのんびりしたって減らないのに・・・」
 相変わらず、バルドはブツブツ言っていた。
 (坊ちゃん、今頃、お仕事に戻られているのでしょうか?)
 セバスチャンは執務室にいるであろうシエルに想いを馳せた。