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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「甘いひとときを貴方と」NO.3
  シエル自身もズルイとは思っている。
 セバスチャンに魂をチラつかせ、エサとして、自分に溺れさせたのだから・・・
 悪魔を弄んだ、代償は高くつく。
 セバスチャンが夜を楽しみにしている様に、シエルも待ち望んでいる。
 今まで、守られるばかりなのに
「私を貴方が守って下さい」などと言われたら、頼られているのだと、嬉しくなってしまう。
 自分だって役に立つ事が可能だと・・・
 無力な子供の自分がだ・・・
 嬉しいのだ。
 シエルは、
「愛とは何か?」を両親から、教えられる前に、最愛の存在を失ってしまったのだ。
 セバスチャンを好きだとまでは、理解していても、それが
「愛している」とまでは、気付けないだろう。
 かけがえのない失う事の出来ない存在とまでしか、気付けない不器用なシエル。
 素直に甘える事など出来ないのだ。
 それが、セバスチャンの狙いでもあった。
 シエルが甘えてくれないなら、自分が手本を示し、シエルからも甘えて貰おうと言う魂胆なのだ。
 悪魔としてのプライドもシエルの魅力の前では無力・・・
 シエルのオッドアイの破壊力は、半端ではない。
 セバスチャンは心臓を射抜かれた錯覚すら、感じていた。
 「何処まで、悪魔の私を堕とせば、気がお済みになられるのやら・・・」
 厨房で、ディナ―の支度をしながら、セバスチャンはクスクスと笑いながら、上機嫌だった。
 「んっ?何か言ったか?」
 下ごしらえの手伝いをしていたパルドが、笑うセバスチャンに訝しむ。
 「いいえ、何も・・・只、坊ちゃんがディナーを召し上がられて、少しは微笑んで下さるといいなぁ・・・と思いまして」
 セバスチャンらしくない言い様に、パルドは、眉を潜める。
 「似合わねぇ・・・て。セバスチャン、あんたが、そんなに上機嫌なの、初めて見る気がする。何か良い事でもあったのか?」
 パルドは、興味津津だった。
 今頃、メイリンは洗濯物の取り込み、ベッドメイキング。
 フィ二アンは、庭の剪定の後片づけ、雑草の処理とかに、追われているのだろう。
 まだ、二人の騒がしい声は聞こえない。
 それ故、セバスチャンは、いつも以上に上機嫌なのだ。
 悪魔だから、どれ程、使用人達が喧しくとも、シエルの声なら、どんなに小さな囁きでも、聞き取れる自信はある。
 しかし、静かなら、シエルの思考までも、読む事すら容易い・・・
 だが、また手強い相手でもある。
 今までの契約者は、単純思考で、短絡的であった為、探らずとも、相手の心を読む事すら、赤児の手を捻る様に簡単で、労力を使わなくて済んだ。
 しかし、シエルは、汚辱に塗れ、身体を弄ばれた、凌辱の日々から、日常生活に戻る事が出来た悲惨な過去を持つ。
 穢れた身体に、穢れなき孤高な精神力と、高級な魂を持つ。
 悪魔を吸い寄せる程の魅惑的な肢体と・・・
 (ああ・・・早く夜にならないものか・・・)
食事も睡眠も取らない、セバスチャンには、シエルとベッドの中、愛し合う行為だけが、自分が必要とされているのだと、実感出来る唯一の事なのだ。
 子供なのに、シエルの身体の魅力には、逆らえない。
 何度抱いても、穢れを知らない無垢な少女の様に、美しいシエル。
 自分の腕の中だけで、喘ぎ、身体を仰け反らせ、快楽に打ち震える艶めかしさ・・・
 シエルを抱けるのは、自分だけなのだと、優越感に浸るセバスチャン。
 「何か。変なもんでも喰ったか?二ヤケ過ぎてて気持ち悪い・・・」
 パルドは今のセバスチャンに寒気がした。
 「失礼な人ですね・・・私が笑っては、可笑しいのですか?」
 少し機嫌が悪くなるセバスチャン・・・