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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「夢の中から・・・」NO.3・4
「違う!夢の中でお前が、咬み付いたから、仕返ししただけだ・・・ちょっと抱き付くな・・・」シエルはぎゅっとセバスチャンに抱き締められ、うろたえた。
 「嗚呼・・・夢の中まで私の事を嬉しいですよ、坊ちゃん」セバスチャンは抱き締めるだけでなく、シエルの頬にスリスリした。
 この悪魔は、今やシエルの虜になってしまった。
 しかし、シエルもセバスチャンの虜なのだが・・・
 「ああ・・・もう離せ・・・ベタベタするな、散々僕を泣かせて楽しんだんじゃないか・・・」シエルはいつも僕ばかり欲しがると嘆いていたのだ。
 「まだまだ、足りませんよ。どんなに抱いても、華奢な身体のくせに、私を咥え込んでも壊れない。私に快楽を与える貴方の肢体・・・手放せませんよ♥」セバスチャンは自身をグリグリとシエルに押し付ける。
 カァっとシエルは頬を赤く染める。
 「何でそんなに・・・止め・・・押し付けるな・・・」既にシエルの頭はセバスチャンに与えられる快楽の渦に巻き込まれ様としていた。
 「何、言ってらっしゃるんですか?貴方がご自身で、私を煽ってらっしゃったのに・・・責任取って下さいね。」セバスチャンのこんな微笑みは要注意だとシエルは悟っていた。
 相手は悪魔なのだ。
 いつ自分に牙を向け、命を魂を喰らおうとするか解らない。
 ご機嫌を損ねたら、ゲームオーバーなのだから・・・
 「ふぅ・・・いつになったら、私の言葉を信じて下さるのです?三年お傍にいて、こうなるとは夢にも思っていませんでしたよ。人間の貴方の様な脆弱な存在に、心奪われるなんて・・・愛しております、貴方だけをマイ・ロード」セバスチャンの声音は、シエルの懐疑心まで蕩かす甘い囁き・・・悪魔の誘惑。
 「契約だからだろ・・・?」いつもシエルが口にする言葉・・・
 「それだけなら、三年もお傍にいませんよ。サクサクっと犯人を見付けだし、サッサと坊ちゃんの望みを叶えて差し上げて、魂頂きますよ。それだけ私飢えていますから、こうして肌を合わせるんじゃないですか?」セバスチャンはシエルの身体は餌だと公言した様なモノだ。
 「ふん、とんだ飼い犬だな?餌の要求か・・・僕の事も満足させるのを忘れないなら、いいだろう。穢れきった僕を欲しがる気が知れん・・・悪魔だからか?」シエルはセバスチャンをじっと見詰めて今まで思っていた疑問を口にした。
 「まったく貴方と言う方は・・・そんなに自分を卑下しなくても宜しいのですよ。自分だけ生き残ったから、幸せになってはいけないとか、愚かしい事を考えなくてもいいのに・・・ご両親も生きてらっしゃれば、そうおっしゃいますよ。」セバスチャンはシエルの髪を梳きながら、囁く。
 「そんな事許されるんだろうか?お前との契約の為に、例え自分を凌辱した者でも、死なせたこの僕に・・・」シエルは優し過ぎるのだ。
 「もちろんですよ、貴方の未来を奪った人間を狩るのが、私の役目。罪もない貴方達の未来を奪った人間を生かしておくつもりはありません。幸せになってはいけないと何故、思わなければならないのですか?」人間の心の機微まではセバスチャンには理解出来ないでいた。
更新日:2010-05-14 22:49:16


「幸せって何だろうな?僕の望みを叶えたら、お前は僕の魂を食べて、腹が膨れて幸せだと感じるかも知れない・・・僕を失った喪失感で狂うかも知れない。今、僕はこの腕の中にいられて、お前に快楽を与えられて、幸せだと感じている。それは罪な事かも知れないが・・・」シエルはセバスチャンの言葉を重く受け止めていた。
 「ふぅ・・・貴方ってどこまでお子様なんですか?事件になると大人顔負けの推理力で、ヤードが解決できない事件をいとも簡単に解決なさると言うのに。いいですか?幸せ何て人其々、過去にどんな事があろうとも今、貴方は私のモノ、私は貴方のモノ。二人を邪魔するのが神であってもね、私から、貴方を奪うなら戦いますよ。ハッキリ言わなければ御解り頂けない様ですから、言います。もし、契約が完了しても、貴方の魂を喰らう事など出来ません!」セバスチャンの以外な言葉にシエルは目を丸くしていた。
 
 「だって・・・それじゃ契約違反じゃないか・・・僕の魂を食べないなんて・・・」シエルはセバスチャンの真意が読めないでいた。

 「ですから、貴方の魂をどう食べるかは私次第・・・その事について、契約してませんよね?まさか魂を食べたら、貴方は死ぬとお考えですか?ハイチのゾンビパウダーってご存知ですか?
嗚呼・・・その事について事実が判明するのは、何世紀も後でしたっけ・・・?とにかく、魂を抜かれるとは、自分の意志を持たず、心も持たず、ただ、幽鬼の様に存在して、彷徨うと言う事もあるのですよ。もっとも貴方をそんな目に合わせたりは、致しませんので、ご安心を・・・・」セバスチャンは胸に手を当てて、深くお辞儀する。

 「お前が一番信用ならん・・・なら何で始めに言わない?僕は復讐を果たした後、生きてくつもりはないぞ。お前に人を殺させた僕だ、自分だけ幸せになってどうする?それにこのまま、生き続けたら、いつかエリザベスと結婚させられるだろう・・・そんなの嫌だ、僕もお前しかいらない。」シエルはセバスチャンに抱きつく。

 「嗚呼・・・可愛い事を言って下さいますね・・・大丈夫ですよ、そんな事私がさせませんから。」セバスチャンはシエルの言葉と抱きつく仕草だけで幸せを感じていた。
更新日:2010-05-16 01:12:36