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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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僕の願いNO.2
だから「大人」になりたかったのだ。
 剣を手に戦う事は、セバスチャンから教えて貰った。
 喘息であった為、体力はないシエル。
 護身用の拳銃の操作も、セバスチャンに教えられた。
 自分一人では、身を守る事すら出来ない脆弱な存在だった。
 でも今は違う。
 悪魔になったから・・・
 セバスチャンと同族になり、魔力では劣るものの、いつ果てるとも知れぬ長い生が続くのだ。
 元々、セバスチャンと二人でいて、退屈などした事はない。
 「人」であった時、セバスチャンに対する感情を必死で、抑えていた。
 今は、その感情を押し殺す事も必要ないのだ。
 「何を夢見てる?」静かに眠るセバスチャンの顏を見て、シエルは呟いた。
 ベッドから降りて、バスル―ムに行き、温かい湯を洗面器に汲み、タオルを浸してよく絞る。
 眠るセバスチャンの秘部を僅かに、指で広げながら、自分が内部で出したモノを掻き出しながら、拭きとる。
 情後の気配を感じさせぬまで、セバスチャンの身体を清めるシエル。
 タオルは、うっすらとピンク色に染まっていた。
 シエルの出した白濁とセバスチャンの純血の証が、混じった色・・・
 シエルは瞳を悪魔の色に輝かせていた。
 眠るセバスチャンの顏には、うっすらと疲労の色があった。
 「もう二度と離れない・・・離さない・・・やっと手に入れた愛しいお前だから・・・」「全ての柵を捨て、呪縛から解放された」シエルがセバスチャンに言った言葉・・・
 「シエル・ファントムハイヴ」と言う名は棄てた。
 同時に「エリザベスの婚約者」と言う義務からも解放されたのだ。
 元々、自分は本当の婚約者ではない。
 シエルの嘘を知るのは、只一人セバスチャンだけ・・・
 契約が完了し、セバスチャンに魂を喰らわれ、「人」としての辛く悲しい人生は終わり、消滅する筈だった。
 「フフ・・・お前がまだ知らない僕の嘘・・・いつ教えてやろうか?」シエルは悪戯を思いついた様に、無邪気な微笑みを眠るセバスチャンに向けた。
 指をパチンと鳴らすと、汚れたシーツも、先程まで使っていた洗面器も跡かたもなく消えた。
 大人の身体になったシエルには、魔力でさえ、自由自在だった。
 しかし、成れない大人の身体を動かすのには、大量の魔力を消費するらしく、欠伸が出る。
 「さぁ、朝が楽しみだ・・・」これは、一時の夢になるのだろうか?
しかし、先ほどまで確かにセバスチャンを抱き、内部の締め付けを堪能し、多少違ってはいるけど、セバスチャンを喘がせ、嬌声を上げさせたのだ。
 一夜の夢であっても構わない・・・
 これからも、セバスチャンとは、一つのベッドで、寄り添い眠るのだ。
 誰にも邪魔されない二人だけの世界で、恋人同士として、甘い生活を送っても、罰は当たらないだろう・・・
 そんな事を考えている内、シエルは眠気を覚え、眠りについた。
 セバスチャンにとっては、悲惨な一日の始まりだった・・・
 「んん・・・」セバスチャンは、覚醒し始めた。
 「くっ・・・」腰に痛みが走った・・・
 身に覚えのない痛みに顏を顰める。
 「私は何を・・・坊ちゃん!」自分の頭に手を回し、腕枕をしてくれていただろう主を見て、驚愕の表情のセバスチャン。
 さもあらんシエルは逞しい身体で、そこにいた。
 「はっ・・・これは・・・」自身の身体にまたも驚く。
 昨夜の事は夢ではなく、現実なのだから・・・
 「何故、こんな事に・・・」考えるより早く、顏は朱に染まる。
 身体の痛みと昨日、主に晒した痴態とかが、鮮明に蘇る。
 セバスチャンは純情な処女の様なウブな反応を示していた。
 「う・・・んっ・・・セバスチャン・・・もう起きたのか?身体は大丈夫か?」人であった時、主は自分を思い遣った言葉を掛けただろうか?色々な事が、セバスチャンの頭をグルグル駆け巡る。
 セバスチャンの頬をシエルは優しく撫でた。
 まるで、愛しいモノに触れる優しい仕草で・・・
 何だかキュンと音がしそうな程、セバスチャンは不思議な感情に支配されるのを感じていた。
 しかし、ボッと音がしそうな程、顏は真っ赤に染まる。
 「冷静じゃないお前の顏も中々そそるじゃないか?」シエルは寝そべったまま、セバスチャンの顎に手を添え、自分に引き寄せ、そっと口付ける。
 無理な体勢のセバスチャンは、身体に痛みが走ったが、シエルの好きにさせた。
 自分はシエルの狗なのだから・・・
 狗として、駒として動いていた筈なのに、人間だから、下等な生き物だからと馬鹿にしていた挙句、永遠に苦しめる結果を生み出した愚かな自分。
 悪魔として行動しなければならなかったのに、それすらも出来なかった。
 シエルは悪魔が嫌いだからだ。
 「この悪魔め、お前何か大嫌いだ!」よくシエルが口にした言葉・・・
 自分の感情に正直な悪魔は、シエルに嫌われていると想い込んでいたのだった。
 「フン、らしくない事を・・・過去を思って何になる・・・前を見て進むしかないんだ。僕もお前も・・・」「ですが、私は貴方の執事、永遠に・・・この様な寵愛は身に余るかと・・・」「ああ、僕は本当の事は教えてなかったな・・・貴族は享楽に貪欲でな、偶にいるんだ・・・美しい妻も女の愛人も何人もとっかえひっかえ忙しいのは、教えたが、美しい執事を連れ歩くのは、只、注目を浴びたいが為ではない。執事が主の許可がないと結婚出来ないのは、お前も知ってるな?簡単に言えば、性欲処理・・・勿論、主、本人だけでなく、執事のな・・・」シエルは恥ずかしげもなくとんでもない事をサラッと言う。
 「坊ちゃん・・・今更ではありませんか・・・そんな事隠してらっしゃるなんて・・・」セバスチャンは、二の句が告げれなかった。
 そう貴族は、男も女も同性であろうが、異性であろうが、愛人を持ち、秘密の情事で、暇を解消していたのだ。
 夫婦、愛し合うのは、逆に貴族らしくないと、フランス貴族の間では信じられていたくらいだ。
 フランス王妃「マリーアントワネット」の時代は特に・・・
 イギリスでも例外ではなかったが、多くの国では、同性愛者は、異端とされていたから、公にされない真実・・・さすがの悪魔セバスチャンも、そこまでの貴族の常識は、勉強してはいない。
 「では、私は貴方の性欲処理だけで、召喚されてたのですか?」何だか理不尽な気がして、涙が滲む。
 「誰もそこまで、お前に求めてはいない。そんなつもりもなかった。僕は同族に穢され、抱かれるのは怖かった。僕に快楽に溺れ、何もかも忘れる術を教えたのは、お前じゃないか?」ウッと痛い所を付かれ、セバスチャンは俯く。
 まさか自分がこの状況に追い込まれるとは、思いもよらなかった。
 主に扱き使われる意趣返しだけに、シエルと肌を重ねてきた。
 最初は、黒ミサの事を思い出させ、悪魔として恐怖と共に、シエルを支配する為に抱いた。
 何時しか、シエルの身体に溺れたのは、自分だ。
 たぐいまれな容姿、蒼い瞳・・・悪魔が天使だった時の蒼い空・・・黒一色の世界は一変した。
 地に堕とされた多くの悪魔は、天使だった頃の空の蒼さを思い出す。
 セバスチャン自身は、生粋の悪魔だが、両親は、元天使・・・蒼に憧れ、欲する存在なのだ。
 二人の血を受け継ぐセバスチャンが「蒼」を求めるのは、本能だ。
 シエルを自分の闇に引き摺り込む為に、何度抱いたか解らない。
 愛して、焦がれる「蒼」を持つシエルに・・・
 シエルの首に手を回しても、今の自分では届かない。
 「そんな顏をするな、もう僕はお前を離さない。そして、離れる事を許さない・・・」「ええ・・・マイ・ロード」再び、唇を重ねていく。
 どちらが囚われたのか、今は関係ないのだ。
 ハァハァと荒い吐息が漏れる。
 このまま、本能のまま再び、セバスチャンを押し倒したいシエルだが、初めてなのに、無理させたくない。
 「とにかく、このままここにいても埒があかない。着替えるか?」「ええ・・・」セバスチャンは、シエルの肌を求めたかったが、主の言葉は絶対。
 自分もかなり無理している感じはしたし、シエルの提案に乗る事にした。
 まさか、自分がシエルに着替えさせられるとは、思わずに・・・
 「何で、私がこんな格好を・・・」相変わらずのボーイソプラノを発したセバスチャンだ。
 「ああ?仕方ないだろうが、体格が・・・」シエルは、苦笑して言う。
 セバスチャンの着替えは、意外なモノだった。
 セーラーカラーの服に半ズボンなのだ・・・しかも、下着はなしと言う異常なスタイルで・・・
 「だからってこんな・・・」セバスチャンは必要以上にズボンを引っ張った。
 そうしないと性器が見え隠れして、シエルを刺激するからだ。
 これがシエルの狙いなのだ。
 実は、今の二人は、年齢が自分自身の身体で、逆転しているだけだったが、先ほどの濃厚過ぎるキスで、シエルは感じる余り、セバスチャンの精気を吸い取り、外見が10歳くらいに戻っているのだ。
 「くくっ・・・ここは、嫌がっていないぞ・・・」股がブカブカで見えそうな服を態とセバスチャンに着せたシエルなのだ。
 「坊ちゃんの意地悪・・・そんなに私をからかって楽しいのですか・・・」セバスチャンは涙を滲ませていた。
 大人の精神は持っている筈なのに、外見が幼いだけで、セバスチャンは不安を感じた。
 (このまま、私は坊ちゃんに精気を吸われ、終わるのでしょうか?)それが、神が自分に下した罰なのかも、知れない。多くの女を騙し、抱き、殺し、魂を貪り喰らい、契約とは無関係な身内に己の正体がばれたら殺して、魂を奪った。悪魔とは、本来、契約など守らないのだ。
 クロード・フォースタスの様に・・・
 泣いても無駄だった。
 シエルの悪魔的な責めは場所を変えても変わらない。
 「あっ・・・ぁぁぁ」セバスチャンは涙を溢れさせ、自分の性器を咥え込む主の蒼みがかった髪を必死に掴んでいた。
 多少痛いくらいに・・・
 「セバスちゃん、遊びましょう・・・」闖入者だった。
 紅い髪、チェンソーの様なデスサイズを振りかざした紅い死神・・・
 グレルだった。
 シュッ・・・ビュッ・・・キーン・・・その内パキッと嫌な音が・・・
 「イヤーン、デスサイズの刃が・・・」グレルは悲鳴を上げる。
 シルバーを投げたのは、意外な人物・・・
 シエルなのだ。
 「なっなっ・・・あんた誰?」グレルは目を白黒させた。
 セバスチャンを喘がせていたシエルは、何とセバスチャンの燕尾服を纏っていた。
 「グレル・サトクリフ、いい加減に僕のセバスチャンにちょっかい出すのやめろ!殺すぞ!」そう、投げたシルバーは、デスサイズの刃を欠けさせたのだ。
 セバスチャンはグレルに加減して相手したが、シエルは容赦ないのだ。
 「僕って・・・あんたシエル・ファントムハイヴ・・・えええっっっ」グレルは相変わらず煩い。
 「やっと解ったか?フン、解ったならサッサと立ち去れ、窓を打ち破るなこの馬鹿!」三人のいる場所は、庭の一角、日当たりの良い、一面ガラス張りのサンテラスなのだ。
 セバスチャンが嫌がるのは、無理もない。
 暗い寝室ならいざ知らず、太陽がサンサンと降り注ぐ、明るい室内での行為は、恥ずかしいモノなのだから。
 燕尾服目掛けて切り付けただけの死神は、驚きを隠せない。
 「何でセバスチャンが子供で、あんたが、大人なのよ?えええっっっ」「煩いサッサと出て・・・」なおもシルバーを投げたら、何かに阻止された。
 「グレル・サトクリフ何を遊んで・・・っこれは・・・」ウィリアムも驚く。
 「また、邪魔しにきたか、メガネ・・・」
 「何と口の悪い・・・貴方は害獣になっても、口は減らないのですね・・・」
 「ああ、お前達死神が、セバスチャンを邪魔しなければ、僕はクロードに薬漬けにされ、洗脳される事も、遠去ける事もなかった。一度、死んでみるか?」シエルは目を悪魔色に輝かせた。