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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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僕の願いNO.7
「何で・・・こんな格好!」
 シエルが怒鳴るのも無理はない。
 セバスチャンがシエルに着せているのは、何と女物のネグリジェ。
 エリザベスが偶に、突然押し掛ける時に、予備として置いてある様なレースとリポンで飾り立てられた一見ドレスと見間違う豪奢な一品。
 「貴方は魔力を使い過ぎです。もう、お腹が空いておられるのでは?死神達との話し合いが拗れた場合、私と繋がる為の対策です。」
 ニッコリと微笑む下僕で恋人のセバスチャン。
 「たくっ、あいつらの目の前で、お前に抱かれろと?そんな事しなくても、お前の血で十分だ。この牙で、お前の首筋から、たっぷり血を飲ませて貰うからいい!」
 恥ずかしくて真っ赤なシエル。
 (身体が逆転してた時は、散々私を抱いたくせに・・・)
フゥとセバスチャンは溜息を吐く。
 「貴方が、それで満足されると言うのであれば、私は構いませんよ。」
 セバスチャンは知っている。
 「魂の融合」をしてしまった悪魔がどうなるのか。
 シエルが悪魔になった瞬間、魂は身体の奥深くに封印され、二度と誰の手にも渡らなくなってしまった。
 おそらく神でさえも・・・
 ハンナがシエルに教えた「魂の融合」は、お互いの魂を重ね合わせ、半分ずつお互いの魂と交換して、二人の魂が融合した事になるのだ。
 解りやすく言えば、シエルとセバスチャンの魂は、半分ずつお互いのモノを交換して、繋ぎ合わせた様なモノ。
 どちらかが傷付いた場合、死に至るか、生命維持装置の様に、相手を救う事も可能だ。
 要は二人の気持ち次第なのだ。
 悪魔の間で、お伽噺と同様に、伝説として語り継がれた方法・・・
 相手を縛る為の賭けの様な、不毛で、残酷な愛情の押しつけなのかも知れない。
 「僕は我慢出来るさ。お前の方が心配なんじゃないか?」
 ニヤニヤと笑うシエルにムカつくセバスチャン。
 「ホゥ?そのお言葉に二言はありませんね?もし、守れなかった時は、私の願いを叶えて下さいますか?」
 ムッとしてシエルを睨み、告げた。
 「ああ、どんな事でも、叶えてやろう。言ってみろ?但し、僕が守れなかった時だぞ?」
 「ええ、勿論ですよ。貴方も私に勝ったら、何かご褒美でもいりますか?}
  セバスチャンは、シエルの胸元のリポンを結びながら、優しく微笑みシエルに告げた。
 シエルがどんなに抗っても「魂の融合」には、逆らえない。
 いつかは、お互いを求め、何も見えなくなる。
 決して相手に飽きる事はない永遠の呪縛に縛られる・・・
 (ハンナさんは・・・坊っちゃんに無駄な事を教えて・・・アロイス様には、クロードさんがいた。自分が愛したルカ様の魂を喰らって苦しんだハンナさんは、私達悪魔に報復したかったのか?ああ・・・何もかももう、遅い・・・)そう失くしたモノは二度と戻らない・・
 「さぁ、お支度は整いましたよ。貴方は力の使い過ぎで、動けないでしょうから、失礼を・・・」
 「ウワッ」
 いつもの姫抱っこをされて、階下の広間へ向かう。
 「お待たせ致しました。葬儀屋様、ウィリアムさん、グレルさん」
 「ヒッヒッヒッ、可愛いよ、伯爵」
 「もう伯爵ではない・・・」
 シエルは不貞腐れる。
 「そんな呼び名など、どうでもいいのですよ、シエル・ファントムハイヴ。貴方はそこの害獣と魂の融合を果たした以上、二度と人には戻れない。悪魔になったのだから、魂を食わねば、死んでしまいます。しかし、貴方には、その欲求は一度も経験がないのですね?」
 ウィリアムは、表情を変えずに、シエルに問う。
 「ああ、一度は人であった身だからか、本能では欲したとしても、身体が受け付けないらしい・・・こいつの血か精気で満たされているからな。」
 シエルは顔を真っ赤にしたまま、返事をした。
 セバスチャンはシエルを抱いたまま、ソファーに座った。
 「ちょっ・・・お前・・・僕の執事だろ?」
 慌てるシエル。
 「ですが、今は貴方の夫ですよ・・・シエル。」
 「何でお前がそんな・・・」
 シエルはセバスチャンの腕の中で、益々顔を赤くする。
 「もう、嫌になっちゃう・・・何で、セバスちゃんの夫婦ごっこに付き合わされるのよ・・・」
 グレルは相変わらず、煩い。
 「ごっこではありませんよ。魂の融合とは、自分の半分を相手に捧げ、失くした半分は、相手から貰い、二人だけで生きていく為だけの手段なんですから・・・つまり、夫婦になったと言う事ですね」
 セバスチャンの言葉に、冷や汗もののシエル。
 (夫婦だなんて・・・ハンナはそこまで、教えてはくれなかったぞ!)
悪態を吐いても、時は戻らない。
 シエルをすっぽりと腕の中に収めたセバスチャンは、髪を優しく撫でていく。
 「貴方が私を守る為に、死神と戦おうとされ、とても嬉しかったのですよ」
 見上げれば、ソコにはセバスチャンの極上の微笑み・・・
 シエルは悪魔のカンで、自身の下半身が、ドクンと反応したのを感じた。
 当然セバスチャンには、知れているだろう・・・