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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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僕の願いNO.5
「まったく、貴方と言う方は・・・求婚するなら、プロポーズの言葉が先でしょうに・・・私の意見など聞かずに、勝手な真似ばかりして、ご自分を傷付けて・・・魂の融合などと言う、お伽噺をお信じになられて。もし、失敗したら、どうするつもりだったのでしょうか・・・」
 呆れた言葉とは違い、シエルを大切に抱き締めるセバスチャン。
 今にも、キスしそうな雰囲気で・・・
 「ちょっと、ソコ何盛り上がってるのよ!私達を無視して・・・」
 赤い髪を揺らし、ギャーギャー言ってるグレル。
 「おや、グレルさんいついらしてたんですか?」
 眼中にないと言った感じのセバスチャン。
 「ヒッヒッヒッ・・・本当に君達といると退屈しないね」
 葬儀屋は、面白いものが見れたと言う感じで、満足していた。
 「折角、害獣を始末できると思いましたのに・・・とんだ邪魔が入りましたね・・・」
 ウィリアムは、悔しかった。
 仕事に忠実に・・・害獣と化したシエルも例外ではないのに・・・
 「世界に有益と成り得る存在」それが、悪魔化したシエルなのだろうか?
 10歳の時も、一人生き残り、今回もまた・・・
 「ウィリアムさん、貴方がどんなに足掻いても、坊っちゃんを殺す事は出来ない。イヤ、私がさせません。神に見捨てられた孤独な魂・・・もう二度と、喰らう事は叶わない。それでも、この命ある限り、坊っちゃんの命は守りましょう・・・それが、この方を裏切った私の償い・・・」
 セバスチャンはシエルをギュッと抱き締め、決意を新たにする。
 「どんな事をしても、僕を守り抜け!」
 記憶を失ったシエルの命令・・・
 「人間らしくしろ!」
 真逆の命令なのだ。
 「魔力を行使しても、構わん」と言っている様なものだから・・・
 悪魔の本性を現したら、クロードもハンナもセバスチャンには、敵わない。
 クロードの本性は蜘蛛だし、ハンナは、バラが悪魔化したみたいなモノだから・・・
 過ぎ去った過去は取り戻せない。
 悪魔の力を持ってしても・・・
 「んっ・・・」セバスチャンの腕の中でシエルが目覚める。
 「坊っちゃん・・・やっとお目覚めになられましたか?」
 セバスチャンの嬉しそうな顔。
 「元に戻ったのか?残念だ、もっといたぶってやりたかったのに・・・」
 心とは裏腹なシエルの言葉。
 「十分、罰は受けましたよ・・・貴方を騙した私の罪は消える事はありません・・・それでも、誠心誠意、これまで以上、心よりお仕え申し上げます。お傍に置いて下さりますか?」
 セバスチャンは神妙な面持ちで、シエルの言葉を待つ。
 「フン、駄犬の躾は主の仕事だ。僕の命令にはこれからは逆らわせん!しかし、僕はお前だけは、傍にいろ、嘘を吐くな・・・裏切るな・・・記憶を失い多少の命令変更は、あったかも知れない・・・それでも、傍にいる事を許し、頼ってきたのにな・・・どこをどう言う風にすれば、こんな結末になるんだ」
 シエルには、訳が解らなくなっていた。
 得意の推理すら、この謎を解く事は出来ない・・・
 悪魔である筈のハンナが、たかが、人のルカと契約し、魂を喰らって初めて後悔した。
 「愛」を知ったから・・・
 何年、何百年生きてきたか、解らない悪魔が人を愛したのだ。
 当然、誤算が生じる・・・
 その時の感情が、己を突き動かすのみ・・・
 シエルがグイッとセバスチャンのネクタイを引っ張る。
 冷たい唇同士が重なり、次第に熱くなっていく。
 「ちょっと・・・いい加減にしてよね!」
  動かなくなったデスサイズで切りつける。
 身体が元に戻ったセバスチャンは、ヒラリと華麗にかわす。
 お決まりの様に、床に叩き付けられるグレル。
 「痛った・・・い。ウィルたら、何で傍観してるのよ、本当にもう!」
 流石は死神。
 グレルの反射神経は並みではなかった。
 すぐに起き上がり、セバスチャンに突進する。
 前後左右に揺られ、シエルは何だかイライラしてきた。
 スッと指先をグレルに向けただけだった。
 鋭い光の束が、グレルを貫く。
 ドッターン・・・グレルの倒れる音。
 光の束は、例えるなら、レーザー光線の様なモノで、グレルの足を止める役目は果たしていたものの、致命傷にはなりはしない。
 「こ・・・んの・・・クソガキ痛いでしょ!」
 グレルは息巻く。
 「煩い、これに懲りたら、僕のセバスチャンの周りをウロウロするな!目触りだ・・・」
 シエルは瞳をランランと紅く滾らせ、グレルを睨みつけた。
 「坊っちゃん、貴方が相手になさる程のモノではございません。もうお屋敷へ戻りましょうか?ここは、色々と邪魔が入りますから。私も元に戻れましたから、結界を張り直し、二度とこの様な事態にならぬ様に気をはりましょうね」
 セバスチャンはシエルの青みがかった髪に口付けた。