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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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僕の願いNO.11
「んんっ・・・」
 珍しく感じているセバスチャンの声・・・
 人であった時のシエルでは、どんなに頑張っても、中々、快くしてあげれなかったから。
 愛しさがこみ上げ、もっともっと快くしてやりたいと想うシエル。
 元々、悪魔も人間も力の差こそあれ、「愛する」と言う感情に支配されたら、無力になる。
 セバスチャンも自分の股間に顏を埋め、必死で口淫しているシエルが愛しくて堪らない。
 自分に告げる事なく行われた「魂の融合」も、シエルの命の危険がなければ、セバスチャンは止めたりしなかったのだ。
 只、何でも自分一人で判断し、時には、自分の身体を使い、目的を果たそうとする高潔なシエルには、自分の注意など、届かないのが、虚しかっただけ・・・
 魂を喰らうのを待ち望み、シエル自身の「人としての生を終わらせる」望みを叶えてやりたかったセバスチャンだったから。
 潔いシエルに反し、自分はシエルの生を終わらせるのを躊躇った。
 せめて最後にキスを送りたくて、顏を近くに寄せただけ・・・
 契約印の刻まれた左腕を失わなければ、シエルの望みを叶えてやれたのに・・・
 (それが、私に出来るたった一つの愛だったのに・・・)
 悪魔だから、シエルに「愛している」と囁いても、一笑にフサレタ。
 互いに熱くなる肌に欲情し、何度求めた事か・・・
 それでも一つになれなかった・・・
 身体を溶けあわせ、融合する事は叶わない・・・
 「愛している」
 だから、シエルはセバスチャンに魂を捧げたかった。
 (それが、僕に出来るたった一つの愛だから・・・)
 「坊ちゃん・・・もう・・・今度は、私が貴方を愛して差し上げましょう・・・」
 セバスチャンは瞳をピジョン・ブラッドに変え、シエルをベッドに押し倒す。
 幼茎を口に含むと、ジュブッジュブッ・・・卑猥な水音をさせながら、激しく口淫した。
 「はぁっ・・・そんな・・・激し・・・もう・・・イク」
 シエルは背中を仰け反らせながら、セバスチャンの口の中で達してしまった。
 ハァハァとシエルは荒く息を付く。
 悪魔になっても、生きてきた長さが違う・・・
 大人に戻ったセバスチャンには敵わない。
 「バカみたいだ・・・」
 シエルは自嘲気味に言う。
 「何がですか?」
 セバスチャンは、シエルの言う事が解らない。
 「僕はお前と同じ悪魔になれて嬉しかったんだ・・・もう、お前と離れる事もない・・・未来永劫、お前を離したくない・・・でも、お前は違った・・・お前は只、僕の魂だけが欲しかった・・・この身体は器として愛されていただけ・・・」
 そうシエルの言う事は強ち間違いではない。
 只、悪魔を殺すのに、腹を突き破るだけでは、無駄だと言う事は理解出来ない。
 ハラハラと涙を流すシエル。
 「シエルっ・・・」
 セバスチャンは思わずシエルの身体を抱き締めた。
 どんなに言葉を尽くしても、自分を信じない孤独な魂・・・
 だから愛した・・・魂だけでなく、器としての身体も・・・しかし、そのセバスチャンの想いが、シエルに届く事はない。
 「お許し下さい・・・私は貴方に死をお届けしたかった・・・でも、一瞬の隙が、貴方の魂を失う結果をもたらしました・・・貴方の命令を破り、裏切り続けた・・・それでも、最初の契約通りに貴方の命を奪うのが、私の美学・・・悪魔だから・・・」
 恐らく、セバスチャンも泣いているのであろう・・・
 シエルの髪に当るセバスチャンの顎から伝う液体を感じたから。
 「だったら、今度こそ僕に誓え!二度と裏切らないと!僕と共にいつもあると・・・一人で逝かないと・・・死ぬ時は一緒がいい・・・もう、僕を一人にするな。一人で生きるのには、疲れた。お前まで、僕を置き去りにするな・・・」
 シエルはセバスチャンの頭を抱き締める。
 「ええ・・・もう貴方だけを一人にしませんよ。貴方は悪魔になられたのだから、食べる事も眠る必要もなくなりました。貴方から離れて何かをする必要もない。いつも貴方と共に・・・魂の融合を果たされたのは、命を賭けて、私と共に消滅する道を選ばれたのでしょう・・・信じて下さらないでしょうが、私は貴方の魂だけを愛していた訳ではありませんよ。貴方の身体ごと愛しています。」
 セバスチャンは、シエルの頬にスリスリして甘えた仕草をする。
 「お前がそう言うなら、信じてやろう・・・この涙に懸けて・・・」
 シエルはセバスチャンの頬を包み込み、自分の方に顏を上げさせた。
 やはり、セバスチャンは泣いていたのだ。
 「坊ちゃん・・・貴方はすっかり悪魔になられましたね・・・泣くのなど、産まれて初めての事で、何だか恥ずかしいので、顏を隠していましたのに・・・」
 セバスチャンは、怨みがましく呟いた。
 顏が整っているからか、泣くセバスチャンは、美しい・・・
 「ここには、お前と僕だけしかいない・・・隠すな!僕は本当のお前が欲しいだけ・・・」
 シエルはセバスチャンの涙を舐め取っていく。
 「坊ちゃん・・・」
 セバスチャンはシエルの成すがまま・・・
 「フフ・・・何だか犬の気分だ・・・」
 「せめて、猫とおっしゃって下さい」
 「フン、そこは妥協しない・・・」
 「もう、坊ちゃんは・・・」
 セバスチャンはシエルをドサッとベッドに押し倒す。
 「だったら、忠実な犬の私が、貴方に牙を向けない様にご褒美を下さい」
 「駄犬に与えるエサはないが、二度と僕を裏切らない様に躾てやる!」
 「もう、黙って・・・」
 セバスチャンはシエルの口を塞ぎ、深く口付けていった。