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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「僕の願い」NO.3
しかし、二人の前に立ちはだかったシエルの目は紅い悪魔の目・・・
 だが、セバスチャンを未だその腕に抱いているのは、青い目のシエル・・・
 「坊っちゃん・・・そんなに魔力を使っては・・・」
  セバスチャンはシエルの魔力の酷使に心配した。
 「大丈夫だ、あれらを相手にしているのは、邪魔を排除しようとするだけの復讐を糧に生きてきた僕の
心なのだから・・・」
  実体は伴わないただの幻の様な者なのだ。
 「まだまだ、これからだから覚悟しろ・・・」
 シエルは二人の邪魔が入らぬ様に結界を張り、尚且つセバスチャンが初めてシエルの前に現れた時と同じ様な黒いモヤを発生させ、二人の情事を死神達から隠した。
 「ちょっと坊っちゃん・・・あの二人がまだ・・・」
  見られたくなくて、セバスチャンは慌てた。
 「心配しなくていい、奴らには見る事は出来ない。それに僕達の元にすら、辿り着けない」
  自信たっぷりなシエルにセバスチャンは頭を抱えた。
 (私の教育が悪かったのか・・・あれが坊っちゃんの憎しみの心が作り出した存在ならば、デスサイズで簡単に排除出来るだろうに・・・)
  そう、セバスチャンはシエルの自意識過剰とも言える言動に、本気で青くなる。
 だが、何故か死神二人はシエルの心を倒せないでいた。
 「チョット何なのよ、この子・・・強すぎる・・・」
  グレルは本気で慌てていた。
 「貴方では足でまといです、おどきなさい!」二人は協力出来ないから、シエルの心にさえ勝てない。
 「くっくっ・・・もう少しで全てが終わる・・・今度は誰にも邪魔させない。今度こそ僕の願いを・・・」
  シエルの心が作り出した幻は、実体ではないから、デスサイズでも、狩る事は出来ないのだ。
 そうこうしている間にサンテラスのソファーの上では、セバスチャンとの痴態を繰り広げているシエルは、どんどん行為を進めていた。
 悪魔であり、羞恥心など持ち合わせてない筈のセバスチャンは、心までも10歳くらいになっているのか、必死でシエルの愛撫を拒否し続けた。
 「お前、自分が僕にどんな仕打ちをしてきたか解っているのか?」
  シエルの問いに、セバスチャンはビクッと身体を震わせる。
 どんなに謝っても自分のシエルへの裏切り、嘘は取り返しがつかない行動なのだ。
 失ったものは、二度と戻らない・・・シエルを悪魔化させた要因の一つが、自分の誤った行動なのだから・・・
 「坊っちゃん・・・私が憎いなら、その手で殺して!貴方がレーバァテインの鞘だったハンナさんの命で悪魔になったのなら、召喚できましょう・・・それしか、貴方への裏切りを償う術を持ちません・・・」 
  いつの間にか、セバスチャンはヒックヒックと泣いていた。
 「本当に愚かな悪魔だ・・・僕がお前を憎いって?だったら、お前が僕にした様に、この手でお前の腹を引き裂いて、内臓を抉り出し、その口に放り込んでやれたのに・・・勘違いするな!僕はお前を愛している・・・」
 「えええっっっ」グレルはシエルの告白に驚きの声を上げる。
 「グレル・サトクリフ、いちいち反応してないで、この悪魔を抑えなさい!」ウィルは叫んでいた。
 シエルはセバスチャンから奪った精気のせいか、30ソコソコの外見にも関わらず、ヒョイヒョイと二人の攻撃をかわし、二人を翻弄していた。
 「坊っちゃん・・・私を愛して下さって・・・そんな・・・私は貴方を・・・」
  チュッ・・・セバスチャンの言葉をキスで遮りシエルは微笑む。
 「フフ・・・やっとお前を手に入れたんだ。二度と離さない。誰にも渡さない・・・」
  シエルはセバスチャンを抱き締めながら、秘部に指を宛がった。
 セバスチャンの幼茎で濡らした指で、皺をなぞり、挿入していく。
 「ああっっ」快楽の余り、セバスチャンは、喉を仰け反らせていた。
 昨日は、大人だった自分が、散々シエルを抱いて「もう・・・やぁ・・・」
 拒絶の言葉も無視したのに・・・
 朝に身体が逆転し、大人になったシエルに啼かせられた・・・
 (これは罰なのか・・・貴方を裏切ったくせに、恥知らずにも、貴方と交わるのは、止めなかったから・・・)
当然の報い・・・セバスチャンには、その言葉が突き刺さる。
 「愛してる」と今更シエルに言われても素直に信じられない。
 「愛」とは、何たるか?それすら知らない悪魔に人を愛することなど出来はしない。
 「愛しているわ」
 それは、獲物であったセバスチャンの過去の契約者が、自分を抱いて欲しい時に、強請る為に囁かれた言葉・・・
 顔では優しく微笑んで抱きながら、首を噛み千切って魂を奪って、殺した事もあった・・・激情のまま魂を食い散らかした時・・・
 (私は何と残酷だったのだろう・・・)「人間らしくしろ!」シエルの命令を間違って実行した結果、今のセバスチャンが生まれた。
 「僕は、散々言ったぞ?僕の傍を離れるな、裏切るな、嘘を吐くな・・・フゥッ・・・どれ一つ守れなかったくせに・・・ああ、もう泣くな・・・」流れる涙を唇で受け止め、ペロッと舐める。
 幸いソファーに座ったシエルに跨る感じのセバスチャンだったから、死神二人には、会話は聞こえていたが、泣いているセバスチャンを見られなくて済む。
 (何て可愛いんだ・・・)
  大人だったセバスチャンと今のセバスチャンは大違い・・・
 「貴方はこんな私を・・・」尚も泣き続けるので、シエルは手っ取り早くコトを済ませる事にした。
 会話の途中もセバスチャンの内部への愛撫は続き、指も二本、三本と増やしていった。
 例えギャラリーがいようとも、シエルはセバスチャンを抱くのを止められない。
 クチュッグチュッ淫らな水音は、死神二人の耳に届く。
 「イヤ・・・このガキが!」嫉妬の鬼と化したグレルがシエルに飛びかかる。
 しかし、ドタッと床に転がる。
 シエルの身体をすり抜けたのだ。
 「これは・・・ならば!」
 ウィルは、紅い目のシエルには実体がないのを悟り、本体に攻撃を加えるべく、突進した。
 カキーン・・・硬質な刃の音・・・
 「ヒッヒッヒッ・・・愛し合う二人の邪魔はいけないね・・・無粋だよ・・・」
 「何故、貴方が邪魔するんですか?」
  ウィリアムは、抗議する。
 「葬儀屋!」シエルは驚く。
 二人の死神だけでなく、「伝説の死神」葬儀屋まで現れたのだから・・・
 「やぁ、伯爵。面白い事になってるね」
  人をくった感じの笑いの葬儀屋に、シエルは苦笑する。
 「もうすぐ死ぬよ」
  過去に自分に向けられた葬儀屋の言葉が、蘇る。
 「ああ、楽しんでるか?この馬鹿のおかげで、この有様だ・・・たくっ・・・挙句の果ては殺して下さいだと・・・僕には、セバスチャンだけなのに・・・こいつしかいらないと言っても、信じてはくれない」
  どこまでも、すれ違い続ける二人の心・・・
 「執事君は悪魔だからね、仕方ないよ。さぁ、この二人は小生が抑えているから、願いを叶えたまえ」葬儀屋は、シエルに力を貸した。
 「恩にきる葬儀屋」そう言うと、自身をセバスチャンの蕾に突き立てた。
 「あああああっ」
  セバスチャンの絶叫と共に、黒い羽根が舞い上がり、二人の周りに風が起こり、隠した。
 「まさか、これは・・・」
 「そうだよ、大人しくしていておくれよ、伯爵の願いが叶うまで・・・」
 シエルは芽生えてきた悪魔の力を使って、セバスチャンを二度と離さない様に、自分の願いを叶える道を選んだのだ。
 それと引き換えに自分の悪魔の命を失えば、人間に戻れるかも知れない。
 今度こそセバスチャンに魂を捧げ、「シエル・ファントムハイヴ」として消える事が出来る。
 「契約」の時・・・
 二人の身体は竜巻の様な渦に包まれ、闇に包まれる。
 強大な魔力の渦にいるのだ。
 座っていた筈の二人の身体は、浮き上がり、服は引き裂かれ、生まれたばかりの全裸になっていた。
 セバスチャンの内部には、シエルがしっかり突き刺さり、尚も、律動を激しくする。
 「もう・・・やめ・・・そんなに一度に魔力を使われては、貴方の命が・・・ああんっ・・・」
  蕩ける様な感覚に、セバスチャンは喘ぐだけ・・・
 「構わん、この命が終われば、僕の魂を喰らえ、それで、お前との契約は完了する。僕の真実を知るのは、お前だけでいいのだから・・・」
  シエルは、激しく突き上げる。
 「愛しています、坊っちゃん・・・」
 (熱いまなざして、僕を愛してくれていた悪魔を狂わせたのは、僕だ・・・契約の完了を忘れ、こいつを失望させた)しかし、その前に、何も言わずに、勝手に自分から離れ、自分を嘲笑っていたであろう悪魔は、天使といた。
 「抱いて!」と、はっきり言った訳ではないが、女体のアンジェラは、セバスチャンに抱かれるのが、本当の望みだった。
 シエルは、その為に邪魔だから、殺したいと思ったのが、本音だったろう。
 悪魔になってからと言うもの、セバスチャンに散々抱かれてきた。
 脆弱でなくなったから、壊さなくてすむと言うのが、セバスチャンの本音だった。
 どんな要求にも、応えた。
 人であった時と違い、苦い筈の慣れたセバスチャンの精液は、甘かった。
 「魂を食いたくないとおっしゃるのでしたら、私の精を糧にして頂くより、他ありません。それでも宜しければ、毎晩抱いて差し上げます。」シエルに興味を失くしてはいたが、その身体の魔力に次第に溺れていった。
 ハンナは淫魔ではなかったのに、シエルを抱く度、セバスチャンは快楽に抗えなくなっていた。
 (セバスチャンと一つになりたい)
 それが、人であった時も、今もシエルの本当の願いだったから・・・
 「もう・・・イク・・ああ・・・」
 セバスチャンは過ぎるシエルの性技に何度も、イカされた。
 まだ、シエルは一度も達していないと言うのに・・・
 「もう耐えられないのか?僕は、まだまだだぞ?散々、僕を泣かせてきたくせに、これくらいで根を上げるな。さぁ、もっと泣いてみろ、その顔そそる。ゾクゾクしてきた・・・」
 シエルの目は悪魔の紅・・・
 (鬼!小悪魔!)心の中でだけ悪態をつくセバスチャン。
 これ以上、何かを言ってシエルを怒らせたら、どんな目に会うか解らない・・・
 「クゥ・・・はぁ・・・シエル」セバスチャンは小さいなりに、精一杯、シエルの首に手を回し、しがみ付く。
 「愛してるセバスチャン」
 二人のSEXは、まだまだ終わらない。
 「シエル・ファントムハイヴの願いとは、何なんですか?何故、貴方は害獣の味方をするのです?」
  ウィリアムの問いは尤もだ。
 「まだ解らないのかい?それが解らない様じゃ君もまだまだだねぇ・・・伯爵は、執事君を失いたくないんだよ。しかし、彼が悪魔である以上、何時かは飢えて死ぬ。執事君は、人から悪魔になった訳じゃないからね。元々、悪魔だった者が、三年も空腹で、暴走しなかったのは、余程、伯爵の精気が美味しいのか、空腹を癒やしてくれる極上の身体だったかだよ?お預け喰らわされたら、どんなに従順だとしても、主の命でも簡単に奪う。それが、本来の悪魔だよ」
 その理屈からすれば、セバスチャンは悪魔として、規格外なのだ。
 命を代償に悪魔と契約したのだ。
 どんな最後を迎えようとも、逃げる事は許されない。
 「私は、貴方を騙し、嘘の復讐劇を貴方に演じさせたに過ぎない・・・ああっ」
 まともに会話など出来はしない。
 「今は、ここに集中しろ!」
 ズブッ、セバスチャンの蕾の奥深く、シエルの怒張したモノが突き刺さる。
 「ああ・・・坊っちゃん・・・シエル・・・」
 セバスチャンにとって主の名はシエル。
 自分に、セバスチャンと名付けた様に、セバスチャンにとっての主はシエルであるのだ。
 (何故、ご自分の命を掛けてまで、私を愛していると・・・)
 シエルの真意が読めない・・・
 シエルに失望して、自分だけを見て欲しくて、何も出来ない様に、シエルを育てたくせに、シエルを一人で放置したセバスチャン。
 直ぐに名前を呼ばれたら、現れるつもりで・・・
 しかし、銃で撃たれても、呼ばれなかった。
 失望は絶望に変わった。
 主を試した為に、必要とされない自分・・・
 耐えきれず、何食わぬ自身たっぷりの顔でシエルの前へ・・・
 主は責めたりしなかった。
 自分は、主の行動を詰ったのに・・・
 「また、お前は、過去を自分を責めるのか?これじゃ、一人でおいて逝けないじゃないか・・・」
 シエルはセバスチャンが愛しい・・・
 トランシー家の主として、クロードに傅れた時、セバスチャンが事件の真犯人と刷り込まれた。
 しかし、同時に、セバスチャンへの想いに気付かされてしまった。
 「僕は、セバスチャンを愛している」