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九条静音の黒執事妄想劇場
セバスチャンxシエルのBL中心の日記です。九条静音の黒執事個人誌の紹介もあります。その他ネタバレの配慮は致して居りませんので、ご注意18禁有り
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「一つに溶けて・・・」突発SS
「一つに溶けて・・・」
 指を絡め、縺れ合う・・・
 二人の爪は、罪の色・・・
 闇に染まった黒い爪。
 前と違って、悪魔となったシエルの体温も若干低くなっていた。
 それでも、重なり合うセバスチャンの肌の温度よりは、少し高く感じて、熱くなり、火照る身体に、心地良い冷たさだった。
 シエルの内部は熱くて、セバスチャンを翻弄する。
 人であった時よりも、熱く激しく、蠢いて、セバスチャンは全てを奪われる錯覚に、囚われた。
 「ああ・・・坊ちゃん・・・貴方はどこまで、貪欲なのですか・・・?」
 セバスチャンの顔が恍惚としたモノに変る。
 悪魔であるから、自身の欲望には、セバスチャンも貪欲だ。
 深く穿ち、シエルの喘ぐ顔を見るのが堪らない。
 「んんっ・・・ふっ・・・」
 シエルは未だに羞恥心を持ち合わせていて、嬌声をセバスチャンに聞かれたくなくて、セバスチャンの唇に自分の唇を重ね、声を押し殺した。
 「坊ちゃん・・・もっと声を聞かせて、私を欲しがって・・・」
 耳に心地良いセバスチャンの声音・・・
 (この声で、何人の女を誑かしたんだろう?)
 嫉妬だろうか・・・最近のシエルは、悪魔になって、素直にセバスチャンを求める様になった。
 「もう、お前は恥ずかしい事ばかり言うな!」
 「恥ずかしい?私達悪魔は人とは違います。羞恥心など存在しませんよ。ああ・・・貴方は、悪魔になられても変わらない・・・」
 言葉と裏腹に、セバスチャンは貪欲にシエルを貪った。
 優しげな言葉で、誑かし、騙す悪魔の常套手段。
 シエルはセバスチャンの顔にドキリとした。
 恍惚と快楽を享受しているはしたない顔・・・
 それを美しいと思っている自分がいる。
 昼は完璧な執事、夜は愛しい者を貪欲に求める悪魔・・・
 どちらも、僕の悪魔セバスチャン・・・
 失くした筈の心が高鳴る。
 シエルは、悪魔になったまま、エリザベスと婚姻を結び、悪魔でありながら、イギリスにおいて、「女王の番犬」として、裏の世界で君臨する道も選べた。
 シエルが悪魔になった以上、セバスチャンは魂を喰らえない。
 契約は続行される為、永遠にシエルに縛られる。
 セバスチャンの望まぬ結末に、興味を失ったセバスチャンの世界は、再び、白と黒の二色に染まる。
 しかし、シエルはセバスチャンに命令した。
 「お前は、僕の魂を喰らう為だけに、僕を裏切った!僕はお前を許しはしない。永遠に僕に縛られるんだ!お前は僕のモノ、僕だけの悪魔・・・セバスチャン・ミカエリス。悪魔も、人も逝きつく場所は同じ・・・そこで僕と永遠に二人だけで暮らすんだ。お前の瞳に僕以外が写るのを許さない!そこへ連れて行け!」と・・・
 「イエス、マイ・ロード・・・私はもう二度と、貴方以外見る事はないでしょう・・・では、貴方をそこにお連れ致しましょう・・・永遠の忠誠の証として・・・」
 それから二人で籠もり、初めの頃は摺れ違っていたが、シエルからセバスチャンを誘うようになり、今日に至る。
 魂の代わりのシエルの精気を喰らい、セバスチャンは生き生きとしだす。
 抱かれる度にシエルは想う。
 セバスチャンがいなければ、今の自分はあり得ないと・・・
 同族に凌辱され、片割れの命を奪われ、呼び出した悪魔と契約した自分。
 セバスチャンと契約の際に、渡り賃としたのは、片割れの魂・・・
 自分を凌辱した者達を見せしめと、復讐の為に、同じ境遇の少年少女を含め、全て殺したセバスチャン。
 当然、全ての魂も腹の中だろう・・・
 今のセバスチャンと、当時のセバスチャンは違い過ぎたから・・・
 パンパンと打ち付けられ、喘ぐシエル。
 「はぁっ・・・」
 自然と声が漏れてしまう。
 パッと口を塞ぎ、セバスチャンに咎められる。
 「坊ちゃん・・・シエル・・・お声を聞かせてと、申し上げたでしょう?私は貴方に求められるのが、嬉しいのだから・・・」
 「嘘つき・・・」
 何年たっても、シエルはセバスチャンを許さないだろう・・・
 セバスチャンの裏切りは、紛れもない事実だから・・・
 「ええ、私は嘘つきですよ・・・貴方の望みを叶えて差し上げる事すら出来なかったのだから・・・」
 魂の終焉・・・
 それこそが、シエルの本当の望み。
 (いつか、貴方は気付くのでしょう・・・本当の復讐相手が誰なのか・・・)
 そう、シエルの全ての望みを断ち、幸福な運命を狂わせた絶対的な存在・・・
 『神なのだから・・・』
 (身体が一つに溶ければいいのに・・・)
 セバスチャンに抱かれ、シエルがいつも想う事・・・
 セバスチャンに抱かれ、突き上げられ、揺さぶられ、高みへと連れてイク・・・
 熱くなる二人の身体は、溶け合った・・・
                                      FIN
H24.2.8 P11:20

あとがき 今日、仕事中ポッと想いついたネタ・・・
 悪魔主従の夜の風景。
 シエルがセバスチャンに依存している感じは、久し振りで(゜-゜)
 少しでも、楽しんで頂ければ、幸いです。
 次は、二周年企画のセバスチャンVS使用人S
 明日から書き始める予定です(*^_^*)
 「セバスチャンVSフィニアン」
 これが、終わったら、リクエストの連載第四段です。
 書きかけの小説がごろごろ転がってるので、少しずつ更進したいです(*^_^*)